そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

毒には毒をもって制すの典型か、まるで生徒会長選びのような

2018-08-13 | 安倍晋三
石破茂が自民党総裁選に手を上げた。思い込みの激しい戦争おたくの男である。
石破は会見で、「政治・行政の信頼回復100日プラン」をつくり、年内に実行し、(1)謙虚で正直で国民の思いに近い政治(2)透明・公平・公正な政治、行政(3)課題に正面から挑み決断する政治、の3点を「取り戻す」とのことである。安倍晋三の弱点森友加計問題を意識した内容である。逆にいえば、安倍晋三のやっていることは、公正でないし、透明でもないし、謙虚と程遠いという事である。何とも情けない、低レベルの親方選びのスローガンである。小学生の生徒会長選びのようですらある。
その安倍晋三は、今日地元で次の国会で憲法改正案を出すと表明している。恐ろしい世の中である。国会で何も答えなかった男首すらすげ替えることができない。誤魔化しと虚言で時間稼ぎをする、最初に掲げたことはどんなに矛盾が生じて、説明すらできなくても強引に数の力で乗り切ってしまう。政府内と党内の人事権を、内閣人事局と小選挙制という二つのツールで、自らの手中に収めた安倍晋三の独壇場である。これはソビエト共産党が党のトップではなく、書記長というポストに情報と人事権を集中し、スターリンが権力を握ったことに酷似する。安倍晋三は日本からモラルを消し去り再起不能の国家にした
水田水脈という自民党員のLGBTへの発言は正しい。国家へ奉仕をしない人物は、自民党の憲法草案に反するからである。自民党員は、評判の悪いことをその都度否定するが、党の方針に忠実であるなら水田水脈の発言を支持すべきである。
自民党は、谷垣禎一総裁時代に作成したの憲法草案を猫だましのように使っている。安倍晋三は、自衛隊の明記というお試し改憲を何の党内の検討もなく出し、石破は徴兵に反したら死刑にするという軍事おたくである。
いずれも、現行憲法を読んでもいない情けない男たちの、軍事国家に向けた提案合戦である。毒には毒をもって制すべきとはよく言ったものである。人材不足を露呈する硬直化した自民党は稚拙なスローガンを競い合う。
コメント (2)
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