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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

核使用のハードルをうんと下げたトランプ

2018-02-03 | 

ランプは、核兵器の近代化や強化を目指すとして新たな戦略を発表した。北朝鮮の核の脅威よりも、ロシアの核の量による脅威こそ差し迫ったものと指摘した。ロシアや中国の脅威に対抗するため、「低出力核」と呼ばれる威力を抑えた核兵器の開発増強など、抑止力の強化を訴えたのである。核軍縮の流れを全く逆行させるものである。
低出力核の開発は、あたかも核兵器の脅威の減少などを印象付けるものであるが、核兵器に変わりはない。核爆発そのものをデジタル化できるものではなく、爆発威力のスケールの問題でしかない。核爆発がもたらす放射能の減少などを意味するものではなく、大きな爆弾でもない。更に、自らは核の先制攻撃をしないとしているが、核兵器でなくても強大な攻撃を受けた場合は、核の使用をすると明言している。
今回のトランプの生命は、核兵器の使用のハードルを下げるためのものである。ようやく国連で、核兵器使用が法的にも違法な兵器と規定されたばかりであり、その直後のトランプの声明である。核の使用はより一層脅威となったと言える。暴力が新たな暴力を生むのである。世界はまた核の脅威が増したことになる。
このところのトランプの言動は、アメリカファーストであるより、アメリカオンリーであると言える。
コメント (3)
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