そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

戦闘機F16の事故は日本の責任か

2018-02-22 | 集団的自衛権

一昨日(20日)午前アメリカ空軍三沢基地のF16戦闘機が離陸直後にエンジンが出火し、基地の北があにある小川原湖に、燃料タンク2本を投棄した。F16はそのまま直ちに基地に戻っている。上の絵はF16であるが、燃料タンクは主翼の胴体に最も近い、大きな紡錘形のものである。
タンクは湖でシジミ漁をしていた漁船から、200メートルの地点に落下している。直撃の危険性があるし、満タンの燃料が環境汚染を引き起こすことは確実であり、シジミ漁への影響も懸念される。このことは強く抗議しなければならにことではある。報道はこのことばかりを取り上げ、両市など住民の危険極まりない戦闘機への不安を訴えている。
しかしそれ以上にこの事件の問題を考えなければならないのは、世界で最も売れている戦闘機の機能の問題である。離陸する前には必ず点検されるはずである。その直後のエンジンの出火である。戦闘機である。許されるようなことではないはずである。しかも翌日には飛行開始をしている。事故の検証も何もない。アメリカ兵の心配をするわけではないが、兵士の安全すら担保しないという事である。
もう一つは、謝罪をしたのが日本の防衛大臣である。自衛隊の事故ではない。アメリカは、だんまりを決め込んでいる。責任の所在は何処にあるかもわからない。
解っているのは倍賞が生じるようだと、日本側がこれをやる、即ち私たちの税金で漁民の損害を補填することである。地位協定は、アメリカにとって真にありがたいものである。
投棄した燃料タンクの被害にかまけて、この事故の本質を見失ってはならない。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港