そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

矢張り軽んじられる農水大臣

2010-06-08 | 政治と金

菅内閣が発足したが、農水大臣が実質的の最後に決まった。菅総理は農水行政に無知だった、罷免されたようのものである赤松の後任に、副大臣からの昇格である。山田正彦新農水大臣は、異例の人物である。牛豚を飼育する弁護士はそれほどはいないだろう。

彼は農水行政、とくに畜産の現状には詳しいであろう。そうした意味では山田正彦氏を農水大臣に据えたのは評価されるべきかもしれない。

しかし、この内閣は小沢外し内閣である。山田大臣は小沢とともに、自民党から新進党、自由100608 党と歩んだ正真正銘の小沢グループの人物である。菅内閣は、主要なポストから小沢グループを排除した。それでいて、トップを補佐する立場には小沢グループの人物を数人配置している。

山田大臣が唯一トップとして残った小沢の側近である。つまり、菅直人は農水行政に対しては、その程度しか見ていないことを意味している。ここなら小沢の息のかかった人物を置いても問題はなかろうと見たのである。赤松の大臣を再任を辞退する旨は早くから報道されていたが、決定はほとんど最後になってしまっていることを見ても解る。

この内閣は農水行政を軽んじているのである。思い返すと、鳩山内閣もそうであった。農水行政に全く無知な、ド素人の赤松をあてがったことでも解る。口蹄疫でぼろを出したのは、口実に過ぎない。

イギリスでは、口蹄疫は国家が直接仕切っている。3年前2戸で発生した時にも、外遊に出かける空港から新任のブラウンは現場に駆けつけている。赤松な何をしたのか。

民主党の戸別補償政策は、いくら読んでみても良く解らない。これを考えた篠原孝を外しての、行政の運営は成り立つのであろうか。農水行政を軽く見る民主党は、所詮都会の政党なのであろう。

コメント (2)
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