goo blog サービス終了のお知らせ 

そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

4月の恥ずかしい3か所の補欠選挙、自民党の大敗を期待するが

2021-02-03 | 民主主義

河井案里が辞職した。控訴申し立てはしないということであるが、自分は金で人を買収しようとは思っていなかったという、議員辞職の文章を出した。恨みをたらたら述べているが、彼女は安倍晋三が怨念の1億5千万円を手渡されて、ケツを叩かれて札束手にして走らされた犠牲者であるともいえる。さんざん利用するだけしておいて、強力に推薦した自民党の幹部はなべてだんまりを決め込んでいる。「出所進退は自分で考えろ」と、判で押したようなことしかコメントしない。自民党幹部は岸田派以外はこぞって推して、出所を促したのではないか。そうしたお歴々の責任など誰も問わないのか。よくぞ溝手を落選させてくれたとばかりに、旦那の河井克行を選挙直後の組閣で法務大臣にご褒美の任命している。
検察側は控訴しないだろうから、案里は有罪も確定し議員資格も失う。広島県の参議院補欠選挙が4月に行われるということである。2議席取るつもりだった選挙区ではあるが、県内の保守系県議会員や市町村長や議員たちに、河井夫妻は大量に金をばら撒いている。正常な感覚なら自民党は候補者を立てられるわけなどないが、どうするのだろう。

同じ日に、大手養鶏業者から金を貰っていたことが、河井案里の家宅捜査でたまたま発覚したので、早々と辞任した吉川貴盛元農水大臣の衆議院北海道2区の補欠選挙がある。ここは自民党は候補者を立てるのをあきらめた。地元では誰も手を上げず札幌などまで広げて募ったが、誰も火中の栗など手を出さない。河井の選挙違反がなければ、吉川の辞任も入院もなかっただろうし、選挙は降って湧いたものである。
もう一つが、発熱を押して活動していて死亡した参議院議員羽田雄一郎の選挙区長野県の補欠選挙である。自民党議員は誰一人として、発熱で自宅待機させられる議員はいなかったが、野党はほとんど発熱や違和感で入院している。どうしてこの待遇格差がおきているのであろうか。
いずれの検挙も、与党自民党の失態が生んだものである。こんな政権与党が一までこの国を支配し続けるのだろう。そろそろ終止符を打っても良い頃である。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外に裏で何しているかわからん議員がいっぱいいるはずだ

2021-02-01 | 民主主義

緊急自治宣言の最中か、発した側の議員たちの不祥事が相続いてゴタゴタしている。自民党の松本純国対委員長は、深夜銀座の高級クラブに女性同伴で会食していたと暴露され、「一人で行った。他に誰もいなかった。閉店後に行った。店からの陳情受けに行った。」と報道を否定した。が、一週間後に観念をしたらしく事実関係を認めて謝罪会見した。
この男が会食していたのは、大場高司国対副委員長と田野瀬太道文科副大臣であった。参院雁首並べて謝罪会見している。嘘ついていたことには二人をかばったというのであるが、そんな理由は成り立つはずもない。
一方公明党の遠山清彦は、深夜こちらも銀だの高級クラブを飲み歩いていたこと がわかった。更に、自らの政治資金団体がキャバクラなどの飲食費を政治資金から支出していたことも明らかになり、党幹事長代理を辞任し、議員辞職もした。
公明党は参議院比例区の遠山の首を切っても議席を失うことがなく、本人の意思での辞職ではない。
自民党の差人は、二階幹事長からの離党勧告を受けて離党はした。議員は続けるようであるが、特に麻生派をまとめていた噓をついていいた言葉がばれた松本純の場合は、議員辞職以外にけじめはつけられないだろう。
それにしても、たまたまバレただけの与党4議員である。他にも裏で何しているかわからない議員がいるはずだ。
松本はたった一回の嘘である。安倍晋三などは100回以上も国会でウソついている。桜を見る会だけである。自民党のウソつく腐敗を生んだのは安倍晋三が醸成したものである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

記者会見を嫌ってどうするのだろう

2021-01-17 | 民主主義

何とも恥ずかしい記者会見と40日前に書いたが、いよいよれが激しくな厳しくってきている。緊急事態宣言後の記者会見はたった52分であった。質問者を特定したり、事前のメールなどの紹介を強要している。
何よりも追加質問を認めないのは、言いたい放題にさせてくれ、回答の内容はまるで神聖にして侵すべからずと言った姿勢である。質問に間違いがなかったか、はぐらかすような内容であっても、そのことは受け付けないということである。
官房長官時代に東京新聞の女性記者の質問に、答えなかったりはぐらかしたり噓を付いたりした経験がこうさせたのだろう。ついには困って菅は、あなたの質問に答える義務はないとまで言ってのけた。職務放棄である。
それに、会見会場には数少ない新聞社記者しか入れないばかりか、気に食わない新聞社の質問は受け付けることがない。そういえば前代未聞の二度目の弾劾を受けたトランプ大統領が、記者の質問を直接断ったり出て行けと怒鳴っていた。トランプのように明るくはなく、ちゃんとやっているように見せ変えるなど菅義偉のやり口は陰湿である。菅はトランプのようにおれがやりたいことに反対する奴の話は聞かないというだけの度量がない。
政治はある意味選択であるといえる。一方的に正しいことは少ない。言い換えれば常時ガラス張りで、検証をし批判されながらも行われるものである。それをやらないにはファショ体制といえるが、批判に耐えられる度量がなくてはならないが、このショボイ首相のそんなことはできない。結果選択した記者会見の方式が、指名制と短時間で追加は許さないというものである。
記者会見が嫌なのは、表情を見ていれば良く判る。民主主義の根幹が後手後手首相によって蔑ろにされてしまう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安倍晋三のたった一つのウソがばれてもドーってことない

2020-12-18 | 民主主義

国会で嘘をつき続けていたが、そのうちのホンの一つが現在問題になっている。桜を見る会の前夜祭の会費補填問題である。5000円の個人負担で得きるわけがないが、この追及に対して31回も国会で嘘をついていた。国会でこの国の最高権力が偽証を重ねたのである。国会に召喚された証人が嘘をつくと偽証罪になる。
自民党は選挙から遠ざける意味での年内決着を優先し、安倍晋三の国会招致に舵を切ったようである。本人は誠意をもって対応すると言ってはいるが、嘘つきの言葉である。私は全く信用はしていない。
内閣総理大臣が嘘をついても問われる罪はない。大臣が嘘をつくことを想定をしていないのである。安倍晋三のような嘘つきが国民の規範になるような地位に就くことなど、考えないのは浅はかとか想定外とするのは酷である。こんな異常な虚言を重ねる人物が政権の座に就くことなど異様なのである。
その結果倫理観が全く消えてしまった。安倍の虚言へ気もさることながら、甘利明が大臣室で数度札束を受け取っておきながら、後に睡眠障害になって行方不明になって数カ月頭髪を染めず白髪で登場同情を買い演出までやって、無罪放免となった。
河井夫妻の堂々と札束を配って歩く。しかも、100人もの県内の自民党の県議会議員や市町村長に、ポケットンねじ込むように綿歩いている。カジノ法(統合型リゾート)を巡っては、実質的担当大臣として法案を強行採決した秋元司の場合は、もっとひどい。業者から金をせびってい受けとりご招待を重ねて、告訴されると偽証を依頼する。上げ紀の果てに全否定をする。
安倍晋三の嘘に基づく犯罪行為の一つ明らかになっても何も変わらない。河井の案件で捜査中の副産物として明らかになった、吉川貴盛の贈収賄を見ればわかるが、たまたまバレた、たまたま検察が捜査の段階で見つけた副産物であって、氷山の一角に過ぎない。日本はいつまでこんな、倫理観もない政治信念もなく、虚言で乗り切る、公文書を改竄する破棄する隠匿する政治体制が続くのであるか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「お答えは差し控える」という回答拒否

2020-11-04 | 民主主義

上の表は、国家答弁で「お答えは差し控える」と答えた回数である。安倍晋三が政権の座についてから、圧倒的に仕方ないから表は90度寝かせてある。
この言葉はやや幅を持たせて柔らかい発言ではあるが、実際には「回答いたしません」ということである。その裏には、回答すると不都合なことが生じるからである、と言っているに等しい。
どうしてこの言葉が極端に増えた理由は簡単である。安倍晋三があまりにも不都合なことをしすぎたかららに他ならない。それを隠すために行った虚言のれん発と併せて、お答えは差し控えて拒否することで悪行を隠し続けてきたのである。
あたふたしながらそれを引き継いだ菅義偉に反しているかrと本えが言えない。である。日本学術会議の委員の任命拒否を、人事の問題だから回答する気はないといい続けていた。今日辻元清美委員に突っ込まれ、本音が言えない。政府の方針に反対の意見を持っ願いえない。ている人物だからと本音が言えない。
そこで差し控えることになる。
ところが昨日は今井雅人委員にどのみちゴーストライターが書いたであろう自著との矛盾を突っ込まれ、差し替えっぱなしでしどろもどろである。この菅の醜態をNHKは忖度して放映しない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票棄権者にペナルティーをかけるべき

2020-09-30 | 民主主義

アメリカ大統領選挙が佳境に入っている。4年前ヒラリー・クリントは得票数ではトランプを上回ってはいたが、議席配分数によって民主党が敗北してた。勝利したトランプは、オバマの時の半数以下の閑散とした就任の席聴衆の前で、史上最大の動員数だと嘘をつき勝利宣言している。
民主主義は数ではないが、数は民主主義の外形をなす大きな要素である。このところ日本の国政選挙の投票率は50%そこそこである。これほど少ない国は世界にない。地方選挙ではこれほど低くはなく、町村長選挙や町村議会選挙ではどこでも80%を切ることはまずない。
小選挙区制が導入されて死に票g膨大な数に上る。選挙に負けた人たちの支持者は国政に送れない。このために設けられた惜敗した候補の救済があるが、小人口区の惜敗者が、大人口区の半数でも議席を得ることも珍しくはない。逆に落選議員が当選者を大きく上回っていることは珍しくない。三位以下の存在を消し去る小選挙区制に大きな問題はある。小選挙区性は民主主義の根幹を揺るがす。少数意見、弱者の声を拾うことができない。
それともう一つ大きな問題が投票率である。報道は総務省のお願いを聞いているだけで、投票率の下落の歯止めにはなっていない。
日本は先進国ではない。途上国で採用されているように、投票の義務化を検討する時期に差し掛かっているといえる。例えば、理由なく投票を棄権すればペナルティーをかけると良い。3回棄権するとパスポートが取得できないとか運転免許を登録できないなど、それ以上になると住民サービスから外すなどなんでも考えられる。
国民の義務である納税には罰則があるのに、投票権の放棄(棄権)に罰則がない。

投票率の低さを巧みに取り入れているのが自由民主党である。麻生以来の有権者に対する得票率は17%程度から変わっていないのである。野党の票が分散したともいえるし、棄権者を歓迎しているともいえる。与党の自民党が自党に有利な現状を変える勇気があるなどとは到底思えない。
棄権者に与党支持者が少ないことは、このところの調査で見られる傾向である。国民皆投票権をいいたいた国民は支持政党をしっかりもっていた、戦後しばらくの間は、75%を越えたりと投票率が高かったのである。身近な選挙は現在でも投票率が高く、都市化なども低投票率に大きく貢献していると思われる。
政治参加への意識も薄い。芸能人などは政治的発言をしないのが原則になていると思える。


コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自民創始レース、今回は菅義偉で決まり

2020-08-31 | 民主主義

自民党の次期総裁を巡って全くマスコミは、最もお得意の分野で大さわぎである。本来なら本命をを独走するはずの、岸田文雄は宏池会の領袖である。自民つ本流と言われる宏池会は党内唯一の護憲グループであった。岸田はそれをかなぐり捨てて、真っ先に宏池会から別れた麻生太郎に憲法改正に取り組むからと、総裁選の支援依頼の挨拶に行っている。安倍の辞任も知らされることなく、党務で地方巡りの最中であった。安倍は側近でもない岸田をなんとなく後継らしく扱ってはいた。前回の総裁選で、次の次と言われていたが、次の次と言われまともに禅譲された人物はほとんどいない。自身の初めてとなる著書の出版が総裁選の翌々日というのも間が悪い。間が悪いのは枝野の率いる新党である。総裁選の直前に、立憲や国民民主党と無所属議員が合流するが、何の話題にもならないであろう。岸田と同じように存在感のない新生民主党はなる。
機を伺っていたのが、菅義偉である。政界の典型的な古だぬきの二階幹事長を抱き込み大勝ちしそうな勢いである。後出しじゃんけんの狡猾さは菅らしい。安倍の弱みを握っていることも大きい。
石破茂は今回も留飲を飲まされることになる。国民的支持が高いのは、安倍晋三が論理過程もなく思い付きや側近の言葉で、唐突に政策選択をするが、石破はこの対極にある。今回の総裁選挙から、地方議員票は排除される。地方党員票が半数を占める正式の総裁選は、石破にとって有利である。しかし、今回は地方党員の票はあまり反映されないので、石破の勝てる見込みは皆無である。例え勝っても政権運営に少数派閥は身動きがとれまい。軍事に特化した極右翼の危険な人物である。
しかし、このつっけんどんを絵にかいたような男が、国家の最高責任者になるなんて、日本は不幸な国である。記者会見で菅に誠意を感じた人がいるだろうか?知っている事でも不利になるようなことは、黙するか過小評価する。どう見ても表で動くより、裏工作が似合う人物である。
その他女性初総理を目指すとする野田聖子や、都合が悪いことには蓋をする変わり身の早い河野太郎たちも立候補するであろうが、選挙後のポストの振り分けを増やすための、売名パフォーマンスでしかない。
今回は巧みに動いていた菅義偉の圧勝で終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何とも頼りないこの男でいいのか

2020-08-05 | 民主主義

自民党保守本流の宏池会会長の岸田文雄は支持率が低いものの、ポストべ候補のトップである。安倍晋三から次の次を約束されて、これまで一度も総裁選には立っていない。そもそも、次の次を約束された派閥領袖にろくなのがいないし、約束されてポストについたものはあまりいない。今日昼のワイドショウーに出ていたので見てみた。
むかし、「言語明瞭意味不明」と言われた首相がいたが、岸田文雄も同類である。何を言っているかよくわからない。コメンテーターから質問されても、否定することなく一旦は理解を示す言葉を並べていても、そのあとで抽象的な言葉を並べ立てている。なんだか答えたようであっても、中身がない。
国会どうして開催しないのかと問われ、自営業者が苦しんでいるのは解っています、法律上は問題ないし個別に対応は可能であるというのである。それが何となく棘のない言葉をつらつら並べるので、何か取り組むのかと思わせているよう何ような感じで終わる。よく考えてみると、国会開催はしないし法的な対応はしなくても、コロナで疲弊した業者は救えるというのである。
頼りないコメンテーターは、全否定されているのにそのまま引き下がる。この手の調整型の政治家はこれまで多くいたが、存在感のない屁もつかない人物ばかりである。
安倍晋三は最悪の首相であったが、次がこの男なら日本は更なる疲弊国家の道を辿ることになるであろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

金で票が買え国政選挙に勝利する、なんという「民度」の低い国家か

2020-06-20 | 民主主義

日本人がコロナ対策について、「日本は「民度」が高いからコロナ禍の死亡率が低い。」と、麻生太郎は言い放った。そもそも民度とは何か。Wikipediaによれば「民度(みんど)とは特定の地域・国に住む人々の平均的な知的水準、教育水準、文化水準、行動様式などの成熟度の程度を指すとされる。」とある。良く判らないが、この言葉を公に初めて公に初めて使用したにが、石原慎太郎である。幼児期軍国主義を叩きこまれた男の発言である。民度は民族主義者がよく使う、愛国心を鼓舞する言葉といえる。
麻生太郎のコロナ発言はレベルが低く、何を根拠にしてたのかもわからない。知的水準や教育水準や文化水準が高いかどうかは、政治に端的に表れよう。そう考えると麻生太郎や安倍晋三が知的水準が高いとはとてもじゃないが恥ずかしくて言えない。ゴルゴ13を根拠に説明したり、中学程度の識字力もない政治家に、民度などといえるものもない。なんという民度か。
安倍晋三が忌み嫌う溝手顕正を蹴落とすために、安倍晋三は側近中の側近の河井克行の妻に1億5千万円もの選挙資金を渡した。安倍晋三、菅義偉、二階俊博、河野太郎などと大物を送り込んでいるところだけでも、相当なテコ入れをやったといえる。安倍晋三などは自らの事務所の秘書を数人送り込んでいる。悠々当選すると思われた実績もあり広島県民の信頼も厚い溝手顕正を落とすための安倍晋三の怨念である。それを叶えてくれたご褒美を河井克行は法務大臣というポストとして頂いた。なんという民度か。
馬鹿々々しいのは、金を配れば当選できるこの国の民度の低さである。二階俊博は広報活動に使うと思ったというが、言い逃れにしては底が浅い。河井克行法務大臣は10万円単位で、権利会議員や町村議員や首長に封筒に入れたお金を手渡ししている。金で依頼し、金で動く。なんという民度か。
河井克行が妻の選挙でウグイス嬢に法手を超ええる手当を出したという微罪が報道されると、せっかくいただいた法務大臣を50日で辞任している。その時安倍晋三は、「任命責任は私にある。襟をただす。」と述べている。今回夫婦で逮捕される前代未聞の珍時でも安倍晋三は、「任命責任は私にある。襟をただす。」と全く同じことを述べている。責任があるなら、責任を取るのが政治家の取るべき態度である。国家の最高権力者がこんな程度でしかない。なんという民度か。
この一連の溝手顕正落選劇のシナリオは、側近をお友達だけで固めたい狭量な安倍晋三が描いたシナリオである。日本はこの程度の民度。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父系優先社会がだんだん現代社会を歪にさせる

2020-05-19 | 民主主義

どうも違和感があるのが、戸主制度である。安倍晋三がチンケなコロナ対策として打ち出したのが、マスクの配布である。いまだに来ないしなんのお役に立つのかも理解できない。このマスクは家族に配布されるものではない。世帯主に二枚配布されるのである。
一人に10万円配布する金も動きはないが、これも個人に配給されるものでもない。住民基本台帳に記載されている人全員が対象になり、世帯主の口座に振り込まれるのである。
住民基本台帳(戸籍)には世帯主がいてその他については、世帯主との関係者が記載される。配偶者とか長男とか母とか関係が記載されている。世帯主とは、「世帯の中心となる人、世帯の長、所帯主」とある。男女の規定はないが通常は男子が世帯主となる。これは色濃く農村には残っていて農協組合員は特例を除き、世帯主がなる。
最近の女性進出は著しいものがあり、女性社長や起業家や各地の町村市議会議員も、多くの女性進出がある。しかしながら、世帯主制に準じている農協組合員には、殆どの例外を除いて女性はなれない。農協運営には女性は関わることができない。社長も市長も女性はなることがあっても、農協組合員にはまずなることができない。例外的に監事がある程度かと思われる。
自民党の国会議員に女性が極端に少ないのは、日本会議の存在がある。家長制度を重んじる日本会議会員でなければ、出世ができないからである。こうした考えは、今回の特別定額給付金配布にもその思想が反映されている。
歴史的にも民族的にも最も近縁な韓国では、子供が父親の姓を名乗る「父姓優先主義」を廃止するため、家族関係登録法なその関連法の改定を行うことになった。法務省は、関連法制の改善案を用意し、女性や児童の権利や利益の向上と、平等で包括的な家族文化の攻勢に向けて努力する」している。韓国は2005年に、男性が絶対的に優先されてきた戸主制が民法から削除されている。
今回の新コロナ感染対策でも、2月に安倍晋三は韓国のやり方を見下す発言を繰り返していた。韓国からPCR検査キットや情報などの提供を拒否したり中国からのマスク提供にも消極的な対応しかしていない。韓国は日本の植民地時代の家長制度を時代に合わせて見直している。
日本は前世紀の遺物ともいえる、世帯主制度を残したままで、父系優先社会をいまだに質そうとしない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発、消費税、民営化など今日の混迷の元凶である中曽根康弘が亡くなった

2019-11-29 | 民主主義

中曽根康弘氏が亡くなった。101歳であるから大往生であろう。あの時代弱小派閥から自民党総裁になるため、幾度も立ち位置の豹変を繰り返した。大派閥にこびりつくことで存在感を示したため、風見鶏といわれ政権の座を射止めた。風見鶏であった分、各派閥のバランスの中での長期政権となった。
中曽根政権はレーガンやサッチャーが新自由主義を掲げて、反社会主義が鮮明に打ち出された時代でもあった。あらゆる規制が不要なものと撤去が検討された。なんといっても電電公社、専売公社と国鉄の民営化が実行されたことが大きい。親方日の丸といわれた怠惰な経営への警告は理解できなくもなかったが、対労働組合の色彩があまりにも強い。この経過の中で中曽根の戦後総決算は社会党弱体化と解体という、自民党にとって最大の成果が得られた。
しかし、民営化の中でも国鉄の解体は嘘で塗り固めたものであった。国鉄の民営化は分割という地域間格差を容認するものでもあった。下図は自民党の嘘宣伝である。今さえ乗り切れれば何とかなる典型である。鉄路は一本もなくしません、といったことを今こそ言って欲しいものである。
規制緩和と経済効率至上主義の新時給主義的考え方は、地方から若者を奪いい一次産業を圧倒的に脆弱にさせた。食料自給率が一方的に下がるのはこの時期からである。そして地方は疲弊する。
消費税を最初に、売上税として打ち上げたのも中曽根である。売上税が不人気と知るや、道筋をつけて竹下に煮え湯を飲ませている。消費税が導入されるたびに景気が落ち込み、課税の累進性がなくなり格差を広げることになる。生活必需品など一律に導入したことなど、付加価値税とは似て非なる消費税は導入するべきではなかった。
中曽根後、新自由主義的政策、まるで規制はすべて悪であり、アメリカ依存こそ日本の生きる道として長期政権を担うことになった、小泉純一郎と安倍晋三にそれは引き継がれ、派遣社員の圧倒的増加、アメリカ依存から隷属へと暴走するのである。
日本は世界唯一政治主導で原発が導入された国家である。若き中曽根が正力松太郎を盾にして、原発の導入を湯川秀樹など学者の反対を押し切って推進した。今日の日本の惨状を見るまでもなく、原発は非条理な地球上にあってはならない施設である。
死者に鞭打つのは忍びないが、中曽根の犯罪性は枚挙にいとまがない。中曽根が潔癖に見えるのは海軍出身であるからであろうが、「暮れてなお命の限り蝉しぐれ」の心境が人々に残るのであろう。安倍晋三にはない高潔感が漂よわせているからであろうか。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「韓国法相辞任」日本より余程健全である

2019-10-15 | 民主主義

韓国の曺国法相が辞任した。家族を巡る疑惑をはねのけ、文在寅大統領の肝煎りである検察改革を進めようとしたが、検察の捜査網が徐々に狭まり、政権を支えてきた革新層の支持離れも招いていた。このため、来年4月の総選挙を控え政権内に曺氏をかばう強い力も働かなかった。就任からわずか35日目であった。
文在寅はあまりにも金正恩に肩入れしすぎた。日本への強硬策もあまり受け入れられなかった。支持率は低迷しているのは、一貫性に乏しい政策選択が国民に受け入れられなかったのであろうか。与党内の支持も躓き文大統領の政権運営は一段と厳しい局面に入た。
嫌韓の日本国内の人は大喜びだろう。しかしながら、日本の政権中枢には、もっとレベルの高い悪事を働いた奴らがいる。95%の憲法学者が違憲だという法案をろくに審議すらすることなく強行採決した人物である。
配偶者が肩入れして国有財産をほぼ無料で、思想信条が夫に近いからと無料提供させた人物がいる。明らかな犯罪行為である。韓国の法相の家族ぐるみの不正入学など可愛いものである。資料を作った下っ端の職員は自死をし、それを堂々とやってのけて安倍晋三の配偶者をかばった人物はご栄転である。
腹心の友の希望に沿って獣医学部開設させたが、いかにも強引な手法であるが、公文書を廃棄したり改ざんしたり隠匿したりとやりたい放題であったが誰もお咎めがない。まるで日本の政権中枢は犯罪者集団である。
そうみると韓国の権力中枢の方がよっぽど健全といえる。長期政権は腐敗する。腐敗を覆いつくすシステムも作り上げる。腐敗を指摘するより隠ぺいする方が、政権内の地位が高くなるからである。こんな状態がいつまで続くのであろうか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投票の義務化と罰則規定を設ける時期に差しかかかっている

2019-07-23 | 民主主義

今回の参議院選挙の投票率が48.8%という、極めて低い投票率であった。今回の低投票率は、若者によって支えられている。とりわけ折角投票権をもらった、18と19歳の投票率が15.45%であったのが特徴的である。国政選挙では30代以下の投票率は、50%を超えたことがない。ここにやがてもっと低く政治意識の低い世代が上がってくる。30代はやがて高い年齢層も低投票率となる予備軍である。
今日のクローズアップ現代を見た。現役の大学生に、現在の政党を保守と革新に分けてもらったが、まちゃめちゃである。共産党は古いことを言うから保守。維新の会は目新しいことするから革新といった具合である。
1960年代までは、無党派層はせいぜい5%程度であった。投票率の低いのは、投票所のせいだというのは誤りである。1950年代は、爺様も婆様も野越え山超え歩いて一日がかりで投票に来たものである。
冷戦構造の中で争点がはっきりしていたことや、政治家に人格者が多かったし、多くの人が政治に何かを求めていたものである。この時代が正しかったなどと、ノスラルジックに述べるつもりなどない。
現政権がそれらを消し去ったのである。安倍自民党の見事な争点隠しである。政権の安定という政治内容でなく、現政権を支持せよというのである。外交の失敗やアベノミクスの破たんなど口にも出さないし、8月のアメリカとの二国間交渉には全く触れない。韓国との問題や香港の民主化運動やホルムズ海峡へ有志連合は兵の問題など、まったく触れていない。年金問題すら自民党は触れようとしない。ましてや森友加計学園問題や、公文書の隠ぺいや改ざんなどおくびにも出さない。
隠していること自体を野党が露わにできなかったのも問題ではあるが、そのことを理由に政治に無関心な若者たちである。
コスタリカの奇跡という映画会を開いたが、この国では中学生でも堂々と政治を論じている。日本では公的な場でも、教育の場でも、報道の場でも、どこでも政治的発言は嫌われる。

投票の義務化と罰則化を検討する時期に差し掛かっているといえる。罰則として罰金をはじめとして、投票権のはく奪など公民権の停止などを設けている国などもある。そこまでなくても、免許申請ができないとかパスポートが取得できないなど、不便を強いることなども考えるべきである。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

権力抗争がなくなった自民党は

2019-07-21 | 民主主義

投票率が48.11%と極めて低く、与党勝利の原因の一つとなっている。何よりも大きなことは安倍の打つ手がことごとく成功したといえる。すなわち、憲法学者の90%が違憲と断じた法案を強行採決する、地域のあらゆる選挙で辺野古基地建設反対が出されて寄り添うとか尊重すると言いながら全く無視する、配偶者や腹心の友のためなら平気で嘘をつく、予算委員会を3か月も開催せずに、それでいながら改憲論議をしないと皮肉る矛盾、お笑い興行に参加したり官邸に招いたりする、外交政策は悉く行き詰っている。
公文書の改ざんや隠ぺいが行われても、誰一人として責任を取らない。情報開示は民主主義の基本である以前の、モラルの喪失といえる。
報道トップの重ねる会食が効果を上げて、こうしたことは報道されない。こうしたことがことごとく効果があたのであろう。日本という国家の劣化が安倍晋三によって加速されている。今回の選挙はそうしたことの証に他ならない。
今回の国政選挙でどうも目についたのが、諸派に分類される政党がやけに乱立していたことにある。すべての選挙区に供託金を取られること間違いない諸派がひしめいた。彼らの資金が気になるところである。
異論者を抱え込むことができなくなった自民党は、権力争いが失せこのまま当分走るかもしれない。咎めるものがなく、不条理が平然と権力者によって行われることになる。これは民主主義とはかけはなら多国家になったといえる。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

政権のお気に入りになろうと懸命の地方である

2019-07-17 | 民主主義

安倍晋三が札幌駅前で15日に参院選応援のため街頭演説したが、「安倍辞めろ」などとヤジを飛ばした男女数人が、演説現場から北海道警に拘束・排除された。台本にないことを言われるヤジが、大嫌いな安倍晋三である。予算委員会でも、どんなに小さなヤジでも、発言をやめてまで時間稼ぎをする。よっぽど嫌いなのか自国民に対して、「あんな人たち」と呼びさし各方面からたたかれている。
今回札幌では、支持者とのトラブルはなく安倍の演説が中断されることもなかった。道警警備部は「トラブルを未然防止するためで対応は適正」と説明するが、過剰警備の懸念はぬぐえない。
安倍晋三が地下道を小走りで移動した際も、大声でヤジを飛ばす若い男性がおり、私服姿の警察官数人が男性を現場から数十メートル移動させている。安倍支持のヤジやプラカードにお咎めなしである。
聴衆の言動は良識の範囲で混乱も起きていない。強制排除は、道警が政権に忖度した過剰警備行動をとしか思えない。

れいわ新選組の山本太郎代表は、ヤジられると、「ありがとうございます」としっかり反応し、演説を続けている。非組織的動員の聴衆はこうしたヤジにも大騒ぎをすることもない。あまりにも安倍との違いが際立つ。
日本中が、安倍政権に顔色を伺いお気に入りになろうと、先を競っている感すらある。公僕の劣化を手助けしたのが、公文書は改ざんしても隠ぺいしても構わないという風潮を生んだ安倍晋三である。安倍の支持は忖度以外の何物でもない。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港