そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

権力抗争がなくなった自民党は

2019-07-21 | 民主主義

投票率が48.11%と極めて低く、与党勝利の原因の一つとなっている。何よりも大きなことは安倍の打つ手がことごとく成功したといえる。すなわち、憲法学者の90%が違憲と断じた法案を強行採決する、地域のあらゆる選挙で辺野古基地建設反対が出されて寄り添うとか尊重すると言いながら全く無視する、配偶者や腹心の友のためなら平気で嘘をつく、予算委員会を3か月も開催せずに、それでいながら改憲論議をしないと皮肉る矛盾、お笑い興行に参加したり官邸に招いたりする、外交政策は悉く行き詰っている。
公文書の改ざんや隠ぺいが行われても、誰一人として責任を取らない。情報開示は民主主義の基本である以前の、モラルの喪失といえる。
報道トップの重ねる会食が効果を上げて、こうしたことは報道されない。こうしたことがことごとく効果があたのであろう。日本という国家の劣化が安倍晋三によって加速されている。今回の選挙はそうしたことの証に他ならない。
今回の国政選挙でどうも目についたのが、諸派に分類される政党がやけに乱立していたことにある。すべての選挙区に供託金を取られること間違いない諸派がひしめいた。彼らの資金が気になるところである。
異論者を抱え込むことができなくなった自民党は、権力争いが失せこのまま当分走るかもしれない。咎めるものがなく、不条理が平然と権力者によって行われることになる。これは民主主義とはかけはなら多国家になったといえる。


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1 コメント

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Unknown (HAL)
2019-07-22 07:12:07
やはりその国の政府をみれば国民の程度が分かる、という法則はあたってるとしか言いようがないですね。
残念ながら。
日本全体、各地方が権力の作った流れに漂う状況は一部の県を除き、まだまだ収まらないのでしょうね。
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