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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

イスラエルはジェノサイドの報復を全く関係ない民族に報復する

2024-04-30 | 中東
ネタニアフはパレスチナ人を何人殺害すれば気が済むのだろう。もうすぐ4万になる。ひょっとするともう越えているかもしれない。ガザ地区南部の、瓦礫の山となった病院の地下から300人もの犠牲者が見つかた。こうしたところが何カ所あるかもわからない。
イスラエルは砲撃で建物などを破壊し人を殺害するだけではない。侵略地の農地を破壊しつくしている。オリーブの木を切り倒し、農地を掘り起こし森林を丸坊主にしている。戦後パレスチナ人がここで生活できないようにである。
イスラエルに、パレスチナ人を殺害するどれほどの権利があるというのであろうか。
アメリカではイスラエルの武力攻撃を抗議する学生たしの拡がりはある。コロンビア大学で始ったが、大学側のデモ者を退学するという対応に,かえって火が大きくなり、16州に広がっている。
国際司法裁判所(ICJ)からジェノサイドの認定を受けているイスラエルであるが、今度は国際刑事裁判所(ICC)がネタニヤフ首相と高官たちへの逮捕状を出す動きもあるという。
どんな贔屓目に見てもイスラエルの行為は大量殺戮、殺人行為である。なぜこんな時代になっても、これ程の理不尽な非人道的行為、問答無用の大量殺人行為が行われるのか。ウクライナ侵略のロシアも同様である。
本来なら国連がこうした蛮行を抑止しなければならない存在である。ところが、第二次世界大戦の戦勝国による戦勝国のための国連は、重大な決定を国益を優先して、拒否権を乱発するのである。イスラエルも、第二次世界大戦から何も学んでいない。自らの痛みを他国にするのか。

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ネタニアフは正気を失ったか狂ってしまった、ネタニアフの外交も内政おしまいである

2024-04-07 | 中東
今日でイスラエルパレスチナ戦争が始まって、半年になる。このところにイスラエルのネタニアフ首相が狂っているとしか言いようがない。ほとんど無防備のガザ地区を空爆する、ミサイルを打ち込むなどジェノサイドそのものである。殺害したガザのパレスチナ人は既に3万3千人を越えた。一日180人超の人の命が奪われていることになる。
更にネタニアフは、国際法を無視しシリアのイラン大使館を爆撃した。そして国連の食料人道援助隊を空爆したのである。イスラエルの攻撃に、イランは比較的冷静に、ネタニアフは正気を失っていると述べている。
イラン大使館は民間の住宅でテロリストを殺害したとか、食糧支援の空爆はテロリストがいたとかいうのである。この中にはアメリカ人もいた。
ネタニアフはイスラエルの非人道的な蛮行の非難をかわすため、周辺のイスラム国家を挑発し続ける。
国内でネタニアフは、収賄や詐欺事件で幾つかの訴訟で係争中である。戦争を続けることでそれらの非難をかわすつもりのようである。
ただちに停戦を訴える人たちが大々的なデモが行われた。拉致家族などはもう十分戦ったというのである。更には兵力不足で超ユダヤ教正統派の兵役免除無くなるかも知れないと反対活動をしている。
何よりも最大の支援国家アメリカが、ネタニエフに注文を出すようになった。イランのネタニアフは正気を失っていると言表現が正しいように見える。ネタニエフは狂っている。

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イスラエルはガザ攻撃の終末を迎えようとしているかに見えるが、新たな始まりに過ぎない

2024-03-16 | 中東
米軍機が撮ったガザの破壊されつくされた町並みである。ガザの死者は3万人を越えているようであるが、それ以上に深刻なのが、食料不足である。世界では飢餓線上似るのは13万人であるが、ガザだけで50万人を越えようとしている。ガザ以外の世界の飢餓人口の4倍にもなる。
アメリカが人道支援として空路食料を投下したが、それに集まった無防備の人たちを、イスラエルは空爆している。誰も止められない、ユダヤ人のジェノザイド行為といえる。
ガザの人達は若い。平均年齢が19歳ほどである。220万人の人口で、毎日180人の出産がある。そして100万人の女性が国外脱出を希望しているという。イスラエルの思うつぼである。しかしながら、その受け皿がない。受け皿になる可能性は隣国の、イスラム国家のエジプトしかない。
砲弾以外の死はカウントされていない。イスラエルによる正確な殺害人数は不明である。3万人を越えるのではないか。
イスラエルのハマス壊滅は、再興を遅らせることにはなるであろうが、壊滅は起きるわけがない。北部西岸地区も含めて、イスラエルの国際法を無視した侵略行為は、いよいよ週末を迎えつつあるかに見えるが、パレスチナにはイスラム国家の巨大な存在がある。

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国際法も国際機関も大国の横暴を止めることが出来ない

2024-01-29 | 中東

南アフリカが提起した訴訟で、国際司法裁判所(ICJ)は先日(26日)、イスラエルにジェノサイドの防止を命じた。ただ、南アフリカが求めていた軍事作戦停止の要請にまで言及しなかった。
イスラエルは、「ジェノサイドをしているのはハマスだ」反論している。どういう感覚なのだろう。
ICJはイスラエルは軍事作戦による死と破壊を抑制し、ジェノサイドを扇動する行為を防止・処罰して、人道支援が確実に行き渡るようにするため「全ての措置」を講じる必要があるとの判断を示したが、軍事行動の停止を命じなかった。
南アフリカは、イスラエルがジェノサイド国際法に違反していると主張し、イスラエルにガザ地区での戦闘停止を命じるよう求めていたがそれは叶わなかったということになる。 訴訟の棄却を求めていたイスラエルにとって、今回の判断は打撃となるが、戦闘の停止まで命じられなかった。ICJのドノヒュー裁判長は、「ガザ地区の人道状況は破滅的であり、当裁判所が終局判決を下す前に一層悪化する深刻なリスクがある」との認識を示したにもかかわらずである。
ICJは、ロシアにウクライナ侵攻の即時停止を命じたが、それから2年近く経過した今もロシアの戦争は続いている。イスラエル首相府はで「国際司法裁判所も悪の枢軸も、そのほかの誰も我々を止めることはできない」と表明している。
国連やICJ、それに国際法は何のために存在するのだろう。大国のエゴだけが大手を振ってい歩き、何も誰も咎めるものがない。
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イスラエルはガザにジェノサイドを仕掛けて終わらすつもりかも知れないが、アラブ全体を敵に回すことを承知しているのか

2024-01-21 | 中東
イエメンの首都サナで、ガザを攻撃するイスラエル糾弾の、15万人規模のデモが行われた。ガザの死者は2万5千人になるが、8割は女性と子供である。ガザの住民に許された逃げ道はない。空だけが開いていると言われている。
イスラエルの主張は、ここは神が与えてくれた土地だというのであるが、ハマスに初動攻撃を受けたその報復だというのである。その初動攻撃で1400人が殺害され、250人の人質を拉致された。既にイスラエルは、その11倍を超えるパレスチナ人を殺害した。殺害したばかりではなく、ありったけの住宅や建造物を破壊し、パレスチナ人の病院やありったけのインフラを破壊してしまった。
それが3カ月以上も続き、恐怖を間断なくパレスチナの人々に与える。これが非人道的でなくて何なのであろうか。イスラエル国内の反戦運動も、二国共存を主張していた人たちの声も、うんと小さくなってしまった。
武力が戦争を解決する手段とはならない。武力は武力を産み、新たな戦火と呼び覚ます。
イスラエルとパレスチナの戦争は、宗教戦争ではない。陣取り合戦である。少なくとも高邁な理想のために戦っているのではない。
そして、それを望んでいるのが死の商人、軍事産業でありその大半はアメリカにある。イスラエルの需要が増えたために、ウクライナへの支援が滞っている。
戦争の20世紀は終わり、我々は平和と共存の世界を21世紀を迎えるはずであったが、憎しみと紛争の世紀になりつつある。ネタニアフはその象徴にすらなりつつある。

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ICJ(国際司法裁判所)に南アフリカが訴えるが

2024-01-16 | 中東

イスラエルがパレスチナ自治区ガザでジェノサイド(集団虐殺)を犯していると、南アフリカがICJ(国際司法裁判所)に訴えた裁判の審理が11日、始まった。南アフリカは、イスラエルがガザ「破壊」を計画しており、「国家の最高レベル」が立案に当たったと提訴の意味を説明した。原告の南アフリカ政府の弁護団は、オランダ・ハーグの法廷で訴えの内容を説明。裁判所に対し、ガザでの軍事行動の停止をイスラエルに命じるよう求めた。

ICJはこの裁判で、ジェノサイドの疑いについて見解を示すにとどまる。国際刑事裁判所(ICC)と異なりジェノサイドなどの犯罪で個人に対して有罪・無罪の判断を示すことはできない。ただし、裁判の成り行きは注目されており、その意見は国連やその他の国際機関で重みを持つであろうが、ネタニアフは聞く耳を持つことがないだろ。

イスラエルは訴えについて「根拠がない」と強く反発している。大国が国連の決定を拒否権を行使するし、友好国には不条理を理屈抜きで支援するか黙認する。この国連安保理の構図は、そのまま世界に拡散され、冷戦時代と何も変わらない対立構造が顕在化する。

このことが、ロシアをつけ上がらせるし、イスラエルを勇気づける。長年見慣れた構図、旧冷戦構造が未だに消えることなく脈脈々と続いている。冷戦時代のイデオロギー対立は虚構であったし、国家間の損得勘定や民族感情の鼓舞でしかない。

世界の嫌われ者のユダヤ人は数十万人を迫害してまでも、神が与えた2千年前の地に建国したが、自らが受けた迫害を他民族に平然と行う。民族の優位性が未だ正しいと、民族浄化をしてまで言い切るのであろうか。

裁判所外でのパレスチナ支持とイスラエル擁護のデモ

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イスラエルと仲良くしたい米英中露がいる、即時停戦すべき

2024-01-12 | 中東

北朝鮮を東西冷戦構造の構図そのまま、西側各国が経済制裁を行っている。しかし貧国への経済制裁は、先進国が思うほどの効果はない。旧東側などには蹴って支援などの向かっている。ロシアアには数千万発の銃弾を買ってもらっているし、ハマスが恐らくイラン経由であろう兵器が渡っている。
イスラエルへの制裁や非難はアメリカとロシアによって否決され、ウクライナはロシアと中国が拒否権を行使した。イスラエルのガザ攻撃はジェノサイド条約にも違反し、国連県境にも抵触する。第二次世界大戦の勝者に与えられた、拒否権の意味が問われている。
ガザ地区の死者は2万人を越えているが、やっと極右の支持をもらったネタニアフ政権には、ガザ攻撃停止の選択肢はない。
ハマスの健闘が続いているようだが、ガザ側からの報道はほとんどなく良く分かってはいない。地下に海水を注入しても、戦闘能力の衰えはあまりないという。イスラエルはハマスを攻撃していない、攻撃しているのは市民だというのも外れてはいな現在
現在最も必要なのは停戦である。イスラエルはハマスの殲滅を掲げているが、不可能である。泣き叫ぶ子供たちは長じて、イスラエルに親近感など持つわけない。こうした武力攻撃は、新たな反抗勢力を醸成するに過ぎない。周辺でも輸送船などイスラエル関連への攻撃や、アメリカ関連施設などへの攻撃がある。
武力は新たな武力を産むのである。

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ユダヤ民族が受けた迫害ホロコーストを全くことなる民族に倍返しをする

2024-01-07 | 中東
1995年オスロ合意のイスラエル首相ラビンを暗殺した、正統派ユダヤ教徒の青年イガール・アミルは、「満足した」と語っている。イスラエルが唯一パレスチナと共存できる機会を、イスラエルが放棄した瞬間である。
以降圧倒的国力、軍事力でパレスチナ領土を略奪し始める。「キリストはアラブ人に殺害された」と今でも主張するユダヤの人達を日本人は理解できないだろう。
イスラエルはガザに巨大で完璧に封鎖する壁を作り上げる。ウエストバンクの8割にも壁を作り、内部を分断し農耕に有利な地域や戦闘に有利な高台などを占拠する。既にパレスチナ自治区としたところに、70万人のイスラエル人が入植している。侵略である。
パレスチナ自治区とは名ばかりで、強硬派のハマスも穏健派のファタファも関係なく、イスラエルは存在を認めようとはしない。ハマスの方がないも考えずに武力行使できるので、手っ取り早いと思っているのであろうか。
イスラエルはユダヤの迫害、ホロコーストを忘れたのであろうか。自らが受けた迫害を全く異なる地域に、民族に倍返しとばかりのホロコーストをしている。

丘の

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イスラエルの虐殺行為を非難する

2023-12-18 | 中東
イスラエルのガザへの無差別攻撃が止まない。ハマスへの怒りは、初日のミサイル攻撃を受けてしまった中東最強軍団のメンツとしか思えない。初戦で
1400人が殺害されたイスラエルは、今や2万人になろうかという死者を数えるまでになっている。
ネタニアフはハマスを壊滅するまで侵攻するとのべている。民間人は殺傷する意思はない、非戦闘要員は事前の予告で逃がしているというのである。
北部のカマル・アドワン病院について、この数日間でカマル・アドワン病院はほぼ破壊されている。ハマスの司令部として使用されていたと、イスラエル軍は数日間にわたって包囲したが、ハマス側は否定している
病院は機能停止に陥り、少なくとも8人の患者が死亡したと病院関係者は述べている。更に、多くの医療従事者が拘束されたと述べており、WHOおよび提携機関は彼らの状況に関する情報を緊急に求めていると表明した。
病院側は、「救急車が病院に近づけず、多数の患者は身の安全のため多大な危険を冒して自力での退避を迫られた」と述べている。
イスラエルは、病院に突入する前に大半の人々を退避さ通路を設置したと主張している。
イスラエルには時間がない。巨大な軍事費はあと何か月も戦うことを許さない。海外から招集した予備役の兵士も、イスラエル兵士を長く続けられるものでもない。世界中でイスラエルの残虐行為が非難されている。SOSを確認もせず、イスラエル人質3名を殺害した。
国連安保理では、アメリカの拒否権行使で停戦決議は出来なかったが、総会決議は圧倒的多数で可決されている。

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停戦協定を結びその永続性の道を模索するべき

2023-11-30 | 中東
停戦協定をどのような理由をつけようと、可能な限り延ばされるべきである。しかし、妙なことにイスラエル軍がガザから撤退しているわけではない。一方的な分い圧力の元の停戦ともいえるが、圧倒的にイスラエルが有利な形での停戦はおかしな話である。
今日(30日)午前、 イスラエル国防軍(IDF)はイスラム組織ハマスとの間の一時停戦が失効直前に7日目へと延長されたと発表した。ハマス側はこれまで70人が、イスラエル側は210人釈放されたようである。ハマスはイスラエルの戦闘で死亡した。 
国連安保理事会は停戦の恒久化を提案したが、イスラエルはハマスを壊滅しなければテロが再び起きるとし、これを拒否した。 
イスラエルはハマスの壊滅などできるはずもない。一定の期間の鎮静化をすることがせいぜいである。イスラエル死者の10倍を超える、ガザの1,400人を越える死者への、非人道的攻撃非難の世界的なたかまりの声に、いつまでもイスラエルが耐えられるものではない。経済的な負担も相当なものとなっている。
世界の世論が、イスラエルとパレスチナの共存しか道がないと唱えるなら、アメリカがいい例であるが、どちらかに肩入れするような裁断をすべきではない。100年前のサイクスピコ協定のような、自国の利権を優先させる目先だけの方針など排除すべきである。今国連はそうした渦の中にある。日本はどちらが正しいかというような論理を引き出し、ハマスはテロ組織だとアメリカ隷属国家としての判断しかしていない。
パレスチナ人の居住区を東西に二分し、片方は天井のない監獄として閉じ込め、片方は点在化させ流通さえできなくし、パレスチナ人に統一機構を作らせなかったイスラエルを、先ずは説得するべきである。強者が優らなければ戦闘はおわらない。イスラエルのそれだけの度量があるとは思えないが、例えばアメリカが多極化する世界への認識をければ成功するかも知れない。でなければ際限ない戦闘の坩堝から抜け出すことはできない。
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一時停戦を解除すると耐えられなくなるのはイスラエルであろう

2023-11-25 | 中東
「ヤクザが手打ちするのは、もっとデッカイ企みしているからだ!」と言われる。イスラエルが、ガザの一時停戦に応じたのは、まさしくより大きな次に向けた4日間停戦である。カタールとエジプトの仲介である。
事実ネタニアフは人質返還のためであって停戦ではなく、ハマスの壊滅であるとまで述べている。ハマス側は先ずは24人の人質を解放するとのことであるが、イスラエル側の会報する拘束人物150人は、危険とイスラエルの行政判断で拘禁された人たちである。いずれも身実の非戦闘員たちである。
戦闘に不利なハマス側は、人質をどれほど残すかを思案中であろう。解放されたそれぞれ本人や家族は大喜びで、報道も嬉々とした人々を映し出している。不安を隠す意図が見えるが、現実はどのように展開するのか不透明なままである。
停戦は24時間程度の延長はあるかもしれないが、その先は不透明である。ハマスは人質を最後のカードとしてどこまで粘ることが出来るかであるが、カードはハマス側にあるようにも見えるが、イスラエルには巨大な軍事力の保持がどこまで続くことが出来るかである。
30万人の加害から呼ぼ寄せた予備役の継続も限界があるし、世界各国のがこの非人道的な行為の非難の容認も限界がある。中東各国が、イスラエル船籍のタンカーなどを捕捉しはじまたり、イスラエルの出先が経済的、暴力的攻撃を受けるだろう。
イスラエルの暴力が、対立していた中東各国を結束する動きは、もっと大きくはなるだろう。
政治的な地盤の弱いネタニアフの地位も危うくなる。イスラエルの非人道的なガザ攻撃が継続すると、非暴力的に相応な被害を被るであろう。
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ハマスの拠点が見つからず苛立つネタニエフ

2023-11-18 | 中東
ガザ最大の「シファ病院」を爆撃し破壊し尽くしたが、ハマスの拠点など見つけることができなかった。イスラエル国内で撮影かと思われる地下のハマスの拠点は、キレイに整頓された説得力の欠ける画像を流した。
この病院の地下拠点は、オスロ合意の前までイスラエルの使っていたものであるが、地下通路が見つけられずやっぱり南部も攻めなくちゃということになりそうである。
ネタニアフは先の選挙で敗北し、連立政権として極右まで取り込んだ。ネタニアフは10月7日のハマスの一斉攻撃を予知すらできなかった。ハマスは周到準備を重ねて攻撃に踏み込んでいるはずである。容易に見つかられるような拠点などないはずだ。イスラエルはハマスの地下要塞の実態を掌握きしきっていなかったのである。
200人もの人質の姿かたちが全く見えてこない。地下要塞にいるのであろうが、200人を殺害せずに管理するには、単純に考えてもその数倍の人数が必要であろう。つまり千人単位で彼らは何カ月も過ごせるような施設を持っていると考えるべきである。
事前にハマスの動きを察知できなかったネタニアフは、国内の責任問題を背負うことになり、攻め入るしか道はない。程なくガザの死者は、ハマスの初期攻撃の死者1400人の1倍の達する。世界各国、地域や団体からの停戦要求を無視し続けるネタニアフは、どれだけ人を殺し年を破壊し続ければ気が済むのであろうか。
最大の支持国アメリカのバイデンは、知古の友人ネタニアフに時間制限の停戦を持ちかけたりと、あからさまなやったフリだけであるが、国連の停戦決議にさえ危険行動をとる。アメリカは議会開催さえできず、ウクライナの支援さえお金が下りないし、国内では大バッシングでイスラエルへの支援もままならない。明らかにバイデンの老害は、アメリカの凋落象徴となっている。窮地になると狼狽える。もう一期やりたいようだが、誰か忠告するやつはないのか。ガザでは毎日殺されているというのに。ウクライナは硬直しているというのに。
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中国の介在なくしてイスラエル・パレスチナ戦争は先が見えない

2023-11-11 | 中東

このところ世界各国で活発な外交を展開している中国である。先ごろは、長年のライバル中東の二大大国、イランとサウジアラビアの国交回復に一役かっている。一帯一路戦略の延長上にあるかに見えもするが、西側諸国がこぞって無視できるような存在でもない。
今回のヒズボラのイスラエル攻撃で、イスラエルとサウジアラビアが国交回復しそうであったが、それを断念させる結果になっている。サウジアラビアの判断はイランの存在が大きい。親米であったサウジアラビアが今では、中国に寄り添うしイランの意向を汲んでイスラエルと距離を置いた。明日(12日)イランのライシ大統領が、サウジのジェッダで開かれるイスラム諸国機構(OIC)主催のガザ問題サミットに出席する。これまでなかった動きである。ハマスに強大な影響力のあるイランと、アラブ諸国で最もイスラエルに近いサウジアラビアが停戦案を出せば、一挙に停戦が現実化する可能性がある。
イスラエルの建国で国を追われたパレスチナ人は、ヨルダンやイラク、シリア、レバノン、エジプトに逃げ込んだ。現在も多くのパレスチナ人が周辺国家にいる。
ネタニアフの思い違いは、仮にハマスの戦闘員を全員殺害しても、生き残った南部の人達の中から新たなハマス生まれる。ハマスの戦闘員は個人の中に宿っているのではないからである。因みに、ガザ住人の平均年齢は20歳に届いていない。イスラエルは先進国の社会構造であるが、少子高齢化が徐々に進んでいる。世界中から”ユダヤ系”の国民を自国に招いたりして、少子高齢化対策に大わらわである。
ガザではこの一月で、子どもが4,300人死亡している。この数字は昨年難民で死亡した子供の数を越えている。いかにパレスチナに若い人が多いことかである。
イスラエルはこの戦争が勝てないことが分かっているのだろう、エジプト領のシナイ半島不毛の砂漠後にガザ市民を移設を検討していることが明らかになった。エジプトが200万もの難民を受け入れるわけがない。あるいは核兵器の使用さえ選択肢であると言い始めている。ガザの地を無人化し様というのである。狂気の沙汰である。
政権首脳はこの計画を否定しているが、核の保有を否定はしていない。ヒトラーのホロコーストを受けて世界の同情をかった民族とはとても思えない。
イスラエル・パレスチナ戦争はイスラエルの建国まで遡行してイギリスとフランス、それにアメリカが責任を強く受け止めなければならないが、ガザに同情する仕草で、イスラエルを支援するばかりである。
西側陣営は、習近平のウクライナ戦争の停戦の呼びかけた12項目にも拘らず、旧冷戦構造のまま否定する。その結果、中国をロシアの側に押し付けてしまうことになった。
今回もハマスとイスラエルの仲介に最も中国が最も適切な位置にいるが、ドバイやエチオピアあるいはインドと言った声もあるが、中国を望む声は少ない。中国の存在を見誤ってはならない。
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中東問題の根源は石油がでたこととイスラエルを欧米諸国が建国したことに尽きる

2023-11-01 | 中東
上の地図はナショナルジオグラフィックのもので、1947年イスラエル建国の1年前のものである。ここには、イスラエルの文字はない。
ナクバ(NAKBA )とは、1948年にパレスチナ人の社会と祖国が破壊され、大多数のパレスチナ人が恒久的に退去を余儀なくされた出来事を指すアラビア語で、大厄災、大惨事の意味である。
ナクバと言われたのは、1948年の第一次中東戦争中およびその直後の衝突で、イギリス委任統治領パレスチナの78%がイスラエルとして宣言され、70万人のパレスチナ人が追放され、500以上のパレスチナ人の村落がイスラエル軍によって破壊され、25万人の殺害された大厄災に由来する。NAKUMA15-05-48と呼ばれている。
イギリスはユダヤには建国を補償し、アラブにも同地域を補償し、自らの石油権益の延命を図った、サイクス・ピコ協定は3枚舌と言われている。英国の3枚の舌は後世に度し難い混乱と戦果を残すことになった
ヒトラーに民族浄化の大虐殺を受けた民族が、その舌の根も乾かないまま、自らが民族浄化に取り組んだのである。
彼らユダヤの人達にも意図はあったであろうが、石油が存在したことも大きい。やがてイギリスはそれを放棄するが、アメリカがこれに取って代わり、さらなる悲惨な結果を招くことになる。
オスマントルコ帝国の支配、再一次世界大戦のどさくさ、更には英仏の無責任な線引きで国境が定められた。中東のその後の混乱、戦禍は石油利権に目が眩む欧米の結果である。そしてないよりも、虚言で乗り切ろうとしたイスラエルの建国である。アメリカはユダヤ教に近い福音派が、経済的にも情報発信力も大きく、アメリカの経済もさることながら、政治さえも大きな影響力を持っている。トランプはそれを無造作に利用し、イスラエルにゴラン高原の領有権を認めたり、エルサレムを首都と認めたり、票集めに躍起である。
欧米が身を切る取り組みをしなければ、パレスチナ・シリア問題は解決しない。

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弱者を打ちのめす強者の近代兵器、弱者にはインティファーダだけしかないのか

2023-10-23 | 中東

二週間前に本ブログで、イスラエルはホロコーストをするのかとイスラエルの歴史の概要に触れたが、土地を追われたパレスチナ人たちには強大な武力に立ち向かう術がない。
石の礫(つぶて)を投げるしかない。上図は、元兵士であろうか、両足をなくした男が車椅子で懸命に石の礫を頑強な戦車に向けて投げている。インティファーダと呼ばれる礫の抵抗では敵うはずもないが、それでも懸命に抵抗する。
これまで、中東戦争と呼ばれるイスラエルとアラブの戦いが4度あったが、死者数の比は280対1というイスラエルの圧倒である。今回は奇襲の数千発のロケット弾で2日ほどでイスラエルの人たちは1500人死亡している。これは過去なかった膨大な死者数である。パレスチナ側もほぼ同数の死者を出していた。
ところが、パレスチナの犠牲者は4500人を越え3倍になっている。もういいだろう。それともプライドが許さないのだろうか、パレスチナを見下すイスラエルの態度である。ほぼ無抵抗の人たちを兵糧攻めにした挙句、死者を積み上げたいのは、自衛権を遥かに超えた単なるホロコーストである。イスラエルから歴史から教訓を得ないのか。
ハマスは今のところ200名の人質に手を出していない。アメリカ人母娘を解放したが、おそらくはカタールの仲介であろうが、このシグナルをイスラエルは見失ってはならない。Stop Attack GAZA
世界各地でガザを救えという運動が起きている。地上戦でハマスを一時圧したとしても、ハマスはまた若い次世代に引き継がれる。特にガザ人たちは若く、平均園れ宇は18歳程度と言われている。これほどの苦悩を簡単には忘れるはずがない。
下の写真は、上はイスラエルの住宅で、壁を隔てた下には密集した雑然とした建物が並ぶガザ地区である。庭と庭木で囲われた高級住宅街が整然と並ぶイスラエルの住宅に比べて、土地を追われ閉じ込められたパレスチナの人達の雑然とした建築物、生活ぶりの悲惨さが伺えるというものである。
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羅臼港

春誓い羅臼港