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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

李下で冠を正していたのではなく”李”をくすねていた安倍晋三

2017-11-22 | 森友・加計問題
この図は、加計学園を巡る人物の相関図である。(クリックすると大きくなります)
かつて国会で、森友学園の時でも加計学園のときでも、「私が関係していれば、総理どころか議員を辞職しますよ」と大見得を切った。質問した野党議員はたじろぐ勢いであった。これだ加計学園に深く深く関与していたことが解ってきたのである。安倍晋三は即刻議員を辞職するべきである。
森友学園に関しては、会計検査員が国有地を8億円値引きの格安にした根拠が不明という事である。これを決定した責任者、当時の財務省の理財局長だった佐川宣寿は、ご栄転されて国税庁長官となっている。安倍昭恵を守り通したご褒美なのだろうが、この国税庁長官は国会に呼べないという事である。だからこの職に就かせたのかもしれないが、これでは国会が機能しないのに等しい。
丁寧に説明すると言っていた安倍晋三であるが、虚言癖は最早常態化している。解散に打って出た時には、選挙で丁寧に説明すると言ったが、「私が関与したという証言はなかった」としか言わなかった。これは口封じが成功したという事を言っているのに等しい。選挙が終わると、国会で説明すると言いながら、逃げの説明しかしていない。
加計学園についてはもっと深刻である。戦略特区にしてまで加計に決めた根拠が不明である。健闘した書類が何一つ残っていない。誰が何を発言したかも解っていない。加計学園だけを委員会に招いていたことも、根拠どころか事実関係すら不明のままである。今治市議会員にばら撒いた金の出所も不明である。
上の図の逢沢一郎一派の企業にワインバーまで備えた学園建設を、通常の倍の価格で建設を請け負わせた根拠も不明である。通常はこうした特殊な建物は、専門の請負業社がいるはずであるが、疑惑だらけである。
何よりも、腹心の友の加計孝太郎が経営が行き詰っている学園の打開策として取り組んでいる大事業を、今年の1月20日に自らが議長を務める国家戦略特区の議案を見て知ったというのであるから、嘘も休み休みに言って欲しいものである。バレバレの嘘をつかなければならないのは、安倍晋三の職権があるから事前に知っていると拙いと言う判断で、1月まで知らなかったと言うしかなかったのである。こんなにも、行政の府の長が私物化した判断を繰り返して平気でいいられる無神経さは大したものである。
安倍晋三は、李下で冠を正してていたのではなく、李下で李(梨)をかっぱらっていたのである。議員を即刻辞めるべきである。
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森友加計学園問題で、せめて横綱の暴力沙汰ほどの突っ込み報道をして欲しいものである

2017-11-20 | 森友・加計問題
森友学園・加計学園の追及にこれほどのエネルギーをつぎ込めば、安倍晋三や安倍昭恵の立件も逮捕もできたろうにと思われるのが、日馬富士の後輩モンゴル力士暴力事件の大報道である。ビール瓶で殴ったかどうかとか、診断書の真贋性や協会への提出時期や貴乃花親方の沈黙など、さらには相撲協会の主導権争いまで報じられている。ワイドショーはもちろんニュース番組も面白おかしく、多くの人の証言を入れて多角的に報道している。これはこれでいいだろう。
しかし、せめて開学が決まった加計学園について、あるいは元園長夫婦がどう見ても前例のない異常な収監の身にある森友学園について、この程度熱心に多角的に報道していればと思われる。

森友学園については、国有財産が不当に払い下げられたことが問題である。そして、これを実質的に主導し官僚に存在感を示していた、安倍昭恵こそが収監されるべきである。その仲介をした女性官僚は、省庁の壁を越えてイタリア大使館に見事ご栄転である。彼女たちには、許認可権がなく贈収賄の根拠が薄いことが、安倍昭恵とこの女を放置したままであるといえる。
身を挺して安倍昭恵を守り通した当時の財務局の長は、めでたく税務局局長にご栄転している。現在収監の身にある、あれほど国会でもマスコミでも饒舌であった夫妻が、黙秘しているとのことである。この夫婦の容疑は、不正な申請による公金横領である。しかも返済は終わっている。安倍晋三はこの夫婦は犯罪者だと決めつけ、衆議院選挙でヒールに仕立てた。行政の長としてはあるまじき行為である。もっとも安倍晋三は行政の長であることを理解していないようであるが、推定無罪の状態の人物をクロと決めつけたのである。安倍は無知である。国有財産払下げ問題とは全く関係ない件で、悪人に意仕立て上げているのである。

加計学園はさらに異常である。大学新設は文科省の専権事項である。これを飛び越える形で、国家戦略特区の枠で開学を推し進めようとした。それも一つのアイディアであろうが、国家戦略特区の議長は安倍晋三である。安倍は加計学園の学長の加計孝太郎とは腹心の友と言ってはばからない。加計孝太郎は岸信介の隠し子の子供と言われて、これを否定する材料はいまのところない。
特区の4条件を加計学園がクリアーした根拠は明かでない。他の条件についても、京都産業大学の申請内容の方が数段勝っているが、加計学園に決定した根拠は不明である。議事録もない。四国に人材をと言いながら、認可以前に韓国で学生募集する無神経さである。
ここでも誰もが口を閉ざして、「総理の意向」があった事実を証明するものがなく、周辺に許認可権の持つ人物がいないから、疑惑の根拠が曖昧である。しかし、森友学園も同様であるが、安倍晋三が内閣人事局を設置したおかげで、出世競争の官僚たちは政治家に忖度を競うようになった。ここに人事局の存在が大きくものを言っている。
しかも、ほぼ倍の工事費で建設を請け負うのも、自民党逢沢一派の会社であるというから、これはもう疑獄事件と言っていいレベルの問題である。
日本のマスコミ、メディアは読売を見習い、総理の意向を忖度して報道を自主規制しているのが現状と言える。
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不良学園開学の宣伝を全国紙の一面でやるとは、世も末じゃ

2017-11-18 | 森友・加計問題

日本最大の出版部数を誇る読売新聞が、今日の新聞で加計学園獣医学部解説のコマーシャルを前面で行った。通常こうしたコマーシャルは数誌が同時に行うものであるが、読みうるだけである。ひょっとすると産経もやるかもしれないが、今のところは読売だけである。
いくら政府のお抱え新聞であってもこれややりすぎである。認可から僅か4日目のことである。数多くの違法行為、不正行為を重ねて利権を、お友達間で分け合う構造は、開学そのものが問われるものである。
託されたミッションと謳いあげているが、加計学園のミッションは安倍晋三との関係を明することであり、利権を食い物にする企業個人を公表することがミッションであろう。そもそも加計孝太郎は全く顔を出さない。彼ら存在するのは開学中止のミッションしかない。
学生が集まらないようなので、韓国にまで学生探しに行くざまである。おまけに奨学金の優遇を受けるようである。学生募集の時点で明らかな、質の低下が分かるというものである。この一面の宣伝費は、5000万円にもなるそうである。だれが負担するのだろう。経営が行き詰っている加計学園がこんなところに無駄金を使うのだろうか。それとも安倍晋三の憲法改正試案を無料でやったように、金をもらわないのかもしれない。

読売新聞は、安倍晋三が憲法9条に3項を設け自衛隊を憲法に明記すると、これまた一面広告をした安倍晋三お抱えの新聞である。自民党内でも憲法審議会でもこれまで全く出てこなかった、試案と言うにはあまりにも稚拙で唐突で矛盾だけの改憲案であるが、それを国会で読めと答弁をしなかった、安倍信三である。特定の新聞を読んでから来いという、横柄な態度で居直った安倍晋三ご推奨した読売り新聞である。
こんな新聞が日本最大の販売部数ひいては世界最大であろうが、この国のレベルが知れるというものである。読売はナベツネ(渡邉恒雄)が支配するようになってから一層右傾化が激しくなった。安倍が政権を握ってからも唐突と思えるように、長嶋と松井に国民栄誉賞を与えて、二人で悦に入ったりした。かつては共産党員だったナベツネはその反動としての右傾化は怨念すら感じる。
昭和と同じ年だからもう92歳である。ごろつき右翼のナベツネもこのところおとなしくなったが、自説にそぐわない論説委員は平気で首にして、読売の右傾化の浄化を続けていて、今回のような宣伝を恥ずかしげもなくやるのである。これでは彼ら右翼が嫌う、かつての社会主義国家の、御用新聞と出してしまっていることすら、恥とは思わないのであろう。権力に追従する日本のメディアは、海外でも奇異に映り、報道の自由度が極めて低い現状である。
ともかく加計学園の宣伝を紙面前面でする新聞がこの国にあることを、極めて恥ずかしく思うものである。

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加計学園の獣医学部開設は行政が歪められて認可された疑いは深まるばかりである

2017-11-15 | 森友・加計問題
やっと開かれた半年ぶりに開催された衆院文部科学委員会は、滑稽としかいいようなない政府の対応である。質疑時間を増やしてもらった与党からは、義家前文科副大臣が質問に立った。この問題の政府側の当事者ともいえる人物である。散々野党と前川元政務次官をこけおろして、政府を持ち上げ自説をとうとうと述べる演説を行った。質問と思われるものは微塵もない、政府の持ち上げと確認だけである。与党には質問することなど元々存在しない。それが当事者となれば、今回のようなお笑いネタのようなことになる。与党は政策立案に係わっているし、提案前の取り組みも可能であり、質問することなどないことを、義家は証明したに過ぎない。
立憲民主党の逢坂誠二氏の質問は、政府は冒頭から躓いた。逢坂氏は獣医学部新設の検討に際し閣議決定された4条件の1番目について、誰がどのような事実に基づき判断したのかと質問したが、全く中身が出てこない。石破4条件と言われるものであるがその(1)とは、『現在の提案主体による既存獣医師養成でない構想が具現化』と言う内容である。
この条件をどういう経緯で認めたのかその経緯を示せというのであるが、具体的な内容はなく議事録はしないというのである。公表すると公平な審議ができないという回答である。
1の条件についは、加計学園が提示した計画はことごとく、国公立大学ですでに行われていることばかりである。むしろ京都産業大学が、京都大学の医学部と提携するとした内容の方が、よほど斬新で(1)の条件に合致していた。京都産業大学は他の答申内容も加計学園とは比較にならないほど充実した内容であるといえる。

その一方で、韓国ではすでに認可が下りる前から学生の募集を始めている。更には、奨学金までつけるという日本では考えられない大盤振舞である。これは明かな違法行為である。
四国に獣医学部がないことを申請の一つに挙げていたが、韓国での募集行為がこれに反する。たった一年教鞭に立ったノーベル賞受賞学者がいたが、これを根拠にノール賞受賞者を輩出した学園と宣伝している。上記の絵は開学は新聞トップ記事で扱われていると説明している。韓国では何もかもがやりたい放題である。しかも20人の枠は決めているようである。あちこちぼろが露呈されて認可の理由すらなくなった加計学園の獣医学部開設である。今からでも遅くはない。認可を取り消すべきである。
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違うだろー加計学園の認可、ことには裏があるのだ裏が!

2017-11-10 | 森友・加計問題
加計学園が今治市で計画する岡山理科大獣医学部新設の可否を審査する、文部科学省の大学設置・学校法人審議会は、9日林芳正文科相に新設を「可」として認める答申をした。文科省が今日、設置審は留意事項として、教員が高齢に偏らないようにすることなど8項目を学園側に警告をつけて林文科相が近く認可し、来年4月に開学する見通しとなった。
林文科相は、「答申を尊重し、速やかに判断したい」と述べた。「1月までの国家戦略特区におけるプロセスの判断が覆るものではない」とも言及した。なんでこんな慎重に持って回って、認可の言葉を口にしないのだろうか。報告書には、異例と思える”警告”なる注文が付いている。
6月には定員を160名で答申していたのを140名に落としている。それでも国公立大学定員の4倍近いものがある。教員はやっと確保したとなっているが、来年入学する学生が卒業するころには、教員の25%が65歳の定年を迎える。開学に向けた数合わせでしかない。
定員を確保できると学園側は文科省に回答しているが、韓国人枠を20名も設けていることが解った。日本語の読めない入学案内を聞く韓国学生に、日本の新聞を示してトップ記事になるほどの、話題の獣医大学であると宣伝しているのである。確かのその通りであるが、これは騙しの手法である。ペテンと言うべきか、詐欺商法と言うべきものである。ようするに現実は、応募者がいないという事である。元々加計学園など三流の私立大学には、金さえ積めば入れるというものである。騙しなどお構いなしである。
加計学園にすっかり騙されたのは今治市であろうが、加計孝太郎と安倍晋三の共同作品と言える。“腹心の友”に獣医学部認可というプレゼントができたのだから、安倍晋三は笑いが止まらないだろう。
開学のゴーサインが出たとしても、加計ありきの現実は払しょくできるものではない。国民の7割は説明が十分でないと思っている。
認可を審査する大学設置審議会の委員の一人は、匿名を条件に次のようにマスコミに応えている。提出資料があまりにも杜撰で、施設と学生と教員のバランスがあまりにも悪く、通常なら認可できるようなレベルものではない。国家戦略特区としての申告を拒否できる空気ではなかった。不認可にすれば、加計学園からの賠償問題が生じるとの脅しもあった。これまでも多額の公金が投入されている。これが認可の理由ならあまりにも情けないことと言える。
森友・加計学園問題は、安倍個人しか説明できないという、小泉進次郎の言葉は正しい。安倍晋三は、丁寧に説明すると言っているが、一度も丁寧なんか説明したことがない。都議選の敗北時に神妙な表情をした程度でしかない。
獣医師にもなれなかった息子の副理事長を、獣医大学の学長に据える親バカの怨念はどうやら達成できそうである。こんなことで日本の行政は動いているのかと思うと、情けなくなる。「なんで昭恵範は逮捕されへんのやろ」と呟いた、収監中の前森友学園理事長夫人の言葉は正しい。
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何とも汚いやり方であるモリカケ隠し

2017-11-03 | 森友・加計問題

それにしても汚いやり方である。選挙が終わった途端、3連休の始まる前の日の午後に、岡山理科大獣医学部の新設認可を審査する文部科学省の大学設置・学校法人審議会の専門家会合が、学園の改善計画を評価する意見をまとめたと、リークニュースが流れた。来年4月に何事もなかったように獣医学科の新設が認可されることになる。都合の悪いことは、小出しにして様子を見るという官僚の手法である。これで来年4月開学の既定路線が達成されたことになる。
世論調査では、加計学園問題では安倍晋三の説明が不十分だというのが、どこの調査でも70%を超えている。選挙前には選挙で森友・加計学園問題は丁寧に説明すると、安倍晋三は言っていたが全く説明はなかった。あえて言えば、私が関係しているという人はいなかったという程度である。これは口封じが成功したと言ってるに等しい。
選挙後はもちろん全く触れない。臨時国会では8日間の開催を野党に咎めれれて、一月余りの開催にした。ところがほとんどのこの期間は、外遊などを理由にして、実質審議のない臨時国会である。森友・加計問題に限ると、12月になって1週間(実質5日、もっと言えば3日)しかない。そこでは半年前と同様に、質問をかわすことしか口にはしないだろう。それに加えて、野党の質疑時間を圧倒的に減らす暴挙に出ているが、横暴・傲慢以外の何もでもない。どこが謙虚なのだ。日本語はいつから変わったのか。

今治市と愛媛県が国家戦略特区に獣医学部新設を提案する2カ月も前に、今治市の職員と加計学園の事務局長が官邸で柳瀬唯夫首相秘書官と面会していたが、地方に資料が残されているのに、官邸には存在しないという子供でも分かる隠匿。文科省の事務次官の前川喜平氏に対して和泉洋人首相補佐官が獣医学部新設の対応を急げ、「総理が自分の口から言えないから私が代わって言う」と圧力をかけて事実。同じく前川氏に内閣官房参与で加計学園理事の木曽功氏が「早く進めてほしい」と強制していた事実。
少子高齢化で学生の絶対数が減少する中、大学の認可に国家戦略特区がなぜ動いたのかという不可思議な経過。
何よりも腹心の友が、経営が行き詰り息子の怨念を晴らすためにも7年も前から取り組んていた獣医学部の開設を、今年の1月20日の自らが議長である特区の会議で初めて知ったという、子どもでもわかる虚言。
選挙は猫騙しの効果があり、安倍晋三の最も触れらては困ることを秘匿にすることに成功した。物忘れが早い日本人の特性を利用した、安倍晋三の卑怯なやり方である。選挙後の組閣は全員留任で、全く何も変わらない。総選挙は、小池百合子が野党を分断してくれたおかげで、選挙は勝利した。モリカケ隠しは大成功であった。何とも情けない日本と言う国家である。
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加計学園の獣医学科認可という、総選挙が加計隠しであったもう一つの結末

2017-10-16 | 森友・加計問題

田中龍作ジャーナルによれば、『文科省の大学設置審は衆院選投票日翌日の23日にも加計学園・岡山理科大学獣医学部の設置を認可する方向で最終調整に入った。』と言うのである。非常識極まりないが、安倍晋三ならやりかねないことである。モラルも法治国家も倫理もあったものではない。
この事件は、すでに疑獄事件の様相を呈している。それでいながら、逮捕者は何処にもいない。かつての贈収賄事件や汚職事件を決して下回るようなものではない。
ポイントとなるのは、”職権”の有無である。過去の疑獄は、許認可権などの職権を有する立場を利用して、金をせしめるという構図である。ところが、森友問題の主役、影で動いていたのは安倍昭恵である。ところがこの首相夫人には、職権がない。それに安倍夫婦にはたんまり金があり、お金を欲しがる様子もない。名誉や地位はもらっても、要求してもそれだけでは、犯罪になれない。周辺の官僚やお役人たちには、人事局があるため「首相夫人」の意向を先取りして(忖度)ご機嫌を取ることになるのである。事件が風化し始める頃には、忖度した官僚は見事ご栄転となるのである。
森友元園長夫人の言葉、「昭恵はんは、なんで逮捕されへんのやろ」と言う言葉は、事件の実態を知る庶民の言葉と言える。
加計学園はもっと巧妙である。そもそも大学の設置を、総理が議長を務める国家戦略特区にすることが奇妙である。奇妙の根底には、少子化社会の中でバラバラと出来損ないの大学を立て続ける、腹心の友の存在があった。腹心の友の加計孝太郎の想いを忖度しても、金が動かなければ、もしくは見つからなければお咎めはない。
加計ありきで進めてきたが、京都を切った理由も明確でない。当初獣医師会からの要請と安倍晋三は言ってはいたが、バレると地域性を打ち出してきた。獣医師の就職先は全国区である。四国に設置したからと言っても、伝染病がなくなるわけではない。宮崎大学に獣医学部はあるが、口蹄疫で散々な目に遭っている。獣医師は十分足りている。偏在しているだけである。要するに獣医学科の新設の理由は、加計学園がやりたいというほかに理由などどこにもない。安倍晋三に至っては、今年の1月に腹心の友の話を知ったと、誰が聞いても嘘としか思えない説明を国会でしている。この男には、”職権”があるから認めると収監されるからである。
現在建設中の獣医学部であるが、異常な高額で建設されている。請け負っているのは、安倍のお友達の逢沢一郎の同族会社である。
ここでも、お役人は加計学園に関する経過についての文書の一切がないというのである。記憶も失っているというのである。人事権を官邸に握られた、官僚の慣れの果てである。

選挙翌日23日のドタバタした時を狙った、加計学園の獣医学科開設発表である。自民党はお墨付きをもらったという事になり、これで一件落着である。加計学園の疑獄事件は、何も明らかにされることなく、税金投入で経営悪化の加計学園救済して終わりとなる。
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加計学園問題を掘り起こした、黒川敦彦氏が安倍晋三の山口4区から立候補

2017-10-07 | 森友・加計問題

安倍晋三が直接関与した疑いが濃厚になっている、今治市の加計学園の獣医学部新設問題を追及してきた市民団体「今治加計獣医学部問題を考える会」の黒川敦彦共同代表が、衆院選で安倍晋三の選挙区山口4区から無所属で出馬すると昨日(6日)発表した。
黒川氏は、「森友・加計問題は、税金を使って一部の人だけが恩恵を受けているアベノミクスを象徴しています。私は、もっと庶民が恩恵を受けるような税金の取り方と使い方をして、大企業だけではなく、中小企業の活動や庶民の消費を活性化させたい」と述べている。選挙では、森友・加計問題だけではなく、アベノミクスの対抗策として「消費税ゼロ」も訴える。出馬の準備は1カ月ほど前から進めていたが、民進党の解党問題で森友・加計問題の追及が消えてしまったことで、選挙の争点にするべく出馬を決意したという。
ここ山口4区は安倍晋三が圧勝を続ける“無風区”で、2014年の衆院選では民主党は候補者を立てることもできなかった。今回は、希望の党の藤田時雄氏や共産の西岡広伸氏らも出馬する予定である。選挙戦に限るとかなり無謀な立候補である。安倍が圧勝が予測される中、野党がぞろぞろ立っている。
しかし黒川氏は「勝てない戦いだとは思っていない」と述べている。「これまで山口4区ではリベラル陣営が声をあげづらい状況にあり、潜在的なニーズはあると思う。なので、森友・加計学園問題を追及するほかに、消費税ゼロに向けての具体的な方法を前向きなビジョンとして示すことで、市民の力を結集していきたい。」と述べている。
今回の総選挙は明かに、安倍晋三が自身のスキャンダル隠蔽に打って出た、冒頭解散という禁じ手に打って出たものである。民進党が党首選挙をやったばかりでもたついた状態で、大勝して国政に標準を合わせた小池百合子は準備不足であることぉ見込んだ解散である。
ところが小池は浸透を立ち上げ、民進党がこれに乗ったのである。更には小池の踏み絵の醜さと露わになった右翼についてこなかった民進党員が、立憲民主党を立ち上げた。さすがに誰も予想だにしなかった展開である。それでも安倍が最も恐れた、野党共闘は潰せたことにはなる。
しかし、森友・加計学園問題はすでに疑獄の感すらある。ひと昔前なら、安倍晋三も安倍昭恵も司直の手が入っていた問題である。安倍一強と内閣人事局の支配が、権力者の不正を隠蔽する制度になっている。
解散の原点が、ドタバタ劇の中で消えそうにある。その中で、特に加計問題を忘れるなと立ち上がった、黒川敦彦氏に敬意を表したい。野党は候補を下げるべきである。
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籠池夫婦を逮捕するなら加計孝太郎を逮捕するべき、更には安倍昭恵も

2017-08-28 | 森友・加計問題
">>">「今治加計獣医学部問題を考える会」黒川敦彦氏が新たな事実を公表した。『「加計学園、今治市には148億円かかりますよ」と言いながら、統計調査上は88憶円と書いている。』というのである。これは森友学園問題で、虚偽の建築費を申請して逮捕された、籠池夫婦と同じ構造である。ただし金額は三桁違う。森友学園問題など、”屁”みたいなものである。
本ブログでも、これは水増し金額だと述べた。建築の専門家が口をそろえて、せいぜい坪80万円程度の建物だと述べているが、160万円で計上しているのはは補助金の受給金額を上げるためである。。
更に、菅今治市長が加計学園の援護に、8月25日の記者会見で建築費は坪単価80万であると発表したのである。そして設備費を加えたら、坪単価126万円になる、と発言したのである。すでに建設費の中に、設備費は坪40万円で別に計上されてるから、市長の説明では、設備費を2度加算したことになる。側近の入れ知恵かも知れないが市長の発表は、いみじくも市長自身がが不正を認める説明をしたことになってしまったのである。ウソついてきたことを後から説明しようとするからこうなるのである。
そもそも、地域振興のための大学誘致のつもりであるが、今治市民1世帯あたり14万円の負担になるが、その金額が有効な振興策になるとの説明もほとんど無理がある。人口減少とペットの減少が明らかな時代に、新たな獣医学建設を偏差値の低い加計学園グループが開設したところで、将来像など見えてこない。建設業者と安倍晋三のお友達が設けるだけである。
獣医学部開設の認可は、全くくだらない理由で先送りされた。審議員会は、世間の熱が冷める時間を設けたつもりか知れないが、むしろ次々と明るみに出る新事実は、「加計ありき」を説明できるものしかない。
籠池夫婦が逮捕されるなら、加計孝太郎も逮捕されるべきである。更には、男ども悪巧みに限定してはならない。職務権限のない”私人”を装って、圧力をかけ続けていた、安倍昭恵も逮捕されるべきである。
加計学園の獣医学科開設は認めるべきではない。
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加計学園の施設は使用不能な水増し金額で建設される、即刻中止にするべきである

2017-08-24 | 森友・加計問題

クローズアップ現代に加計学園獣学科の設計図を提供した、黒川敦夫氏が激怒している。7月23日に提供しNHK側からお盆明けに放送するとそれまでの公表を控えていたが、それもなくNHKにも怒りを見せてはいるが、彼の主眼は設計図の中身にある。設計図を公表した黒川氏の勇気に敬意を表したい。
黒川氏の判断によれば、『1、加計学園の建築費は水増しされており約50億円近い補助金詐欺が疑われ、もちろんそれに安倍総理大臣も関与している。2、ライフサイエンスの専門家に意見を求めた結果、現在建築中の施設は素人が設計したようにしか見えず高度なウイルス研究を行うために十分な機能を有していない。これはバイオセーフティ偽装でありこのままでは100%バイオハザードが起きる。』と指摘している。
マスコミでは最上階にワインセラピーのある宴会場が用意されていることを派手に取り上げている。ふざけたことではあるが、これは簡単に治すことも完成後に使用目的を変えることも可能である。ただ、数々の不正と政治的手練手管を重ねてきた、加計学園がそんな殊勝なことをそるとは思えないが、設計上の最大の問題はバイオセーフティーレベル3」の施設である。
私は設計上の専門家ではないが、これは不特定の細菌などを研究するときに外に出ないようにするための施設である。これにはレベルが1~4まで用意されている。加計学園獣医学科のそれはレベル3とされているが、せいぜい2程度であると複数の専門家が指摘している。ある専門家は1程度にも満たないと指摘している。こうした施設で事故が起きると、封じ込めなければならない予防も対策も解っていない細菌やウイルスが、周辺に拡散することになる。危険を越えたとても恐ろしい事態になる。
少なくともこの設計図で、レベル3を認めた専門家はいない。隔離性が不十分であるがかりか、実験動物などの作業の流れを考慮していないなど、素人設計であることも明確になってきている。
加計学園建築坪数9857坪、その建築費192億円と見積もっている。逆算すると建築費の坪単価は150万円となる。このことは、「完全にアウト」と本ブログでも書いたが、通常の倍以上の金額である。多くの国営事業がこのような散漫な内容で、税金を湯水のように使うのである。国家財政の1000兆円の元になっている。アベノミクスはそれに上乗せするが、本事業もその典型と言える。
加計学園の獣医学部の開設は中止するべきである。

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加計学園の獣医学科開設は完全にアウト

2017-08-19 | 森友・加計問題
次から次へと出てくる、「加計ありき」の資料は数えきれない。田中龍作ジャーナルはキャンパスの中心となる獣医学部棟の設計図を入手してその中身を、一級建築士に検討してもらっている。「坪単価70万円から80万円。どの建築家に見せても同じようなことを言うと思うよ」とのことであるが、、申請は160万円と倍以上である。
安普請(ヤスブシンと読む:安倍晋三が請け負っていると読むのではない)の建物だというのである。
加計学園側は「BSL(バイオセイフティーレベル)3」の施設を作ると説明している。BSLとは外界と遮断する無菌室のことであり、レベル4まであるが、この施設も設計図を見る限り「これレベル2ですね」と指摘している。「レベル2」だとしても雑な造りだということである。(以上引用)
また同ジャーナルは、今治市長と市議会員が加計学園からわいろをもらっている事実を指摘している。告発状によると加計理事長と菅今治市長は、誘致に反対しないようにと市議会議員13人に1人当たり1,000万円を渡したとされている。
2015年4月2日、愛媛県今治市の企画課長と課長補佐が首相官邸を訪れていたことを示す今治市側の記録があるのに、官邸側にはなく廃棄したとのことである。地方公務員が簡単に官邸に入れたことも異例であるが、受け入れた官邸には記録がないというのも杜撰そのものである。北朝鮮のミサイルに騒ぎ立て、避難準備しろというくらいなら、足元のセキュリティーがなっていないことになる。この日今治の職員が会ったのは、安倍晋三の元秘書官の柳瀬唯夫・経済産業審議官であるという事である。当然のように柳瀬は、記憶にないとのことである。
誰が見ても、不都合なことになると考えている側は、記憶にないと言ったり資料は廃棄したり言い逃れる。ウソを言っているのに決まっている。
加計学園が今治市に獣医学部を開学を計画する岡山理科大について、今治市の市民ら4人が、市の学園への補助金支出と、用地の無償譲渡の差し止めを求め、市監査委員に住民監査請求をした。
文部官僚でもあった加戸元愛媛県知事は、ずっと加計ありきで進めてきたと証言している。愛媛県に公務員獣医師が少ないとも言っていたが、給与が安いので集められないだけである。獣医学科が開設されると県で伝染病対策ができるという主張であるが、宮崎大学には獣医学科があるにも拘らず、口蹄疫が起きたことも知らないのであろうか?
そもそも獣医師が不足している事実はない。何度も言うように偏在しているだけである。公務員給与を押さえておきながら、公務員獣医師が不足しているはないだろう。下の表は六辻彰二氏の作成した表である。日本の獣医師数はむしろ多いのではないかと思われる。
反社会的手段と手続きを行っている加計学園の獣医師開設はするべきではない。


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森友学園の問題の核心はほぼ無料で国有地を払い下げたことで、籠池の補助金のちょろまかしではない

2017-08-02 | 森友・加計問題
森友学園の元理事長の籠池夫妻が逮捕された。国の補助金詐取容疑である。籠池夫婦は豊中市の国有地への小学校舎の建設金額を、23億8464万円と水増しした契約書を中間実績報告として提出し、補助金計約5644万円をだまし取ったということである。
森友学園問題の核心は、小学校用地として国有地を鑑定評価より8億円以上安い1億3400万円で購入していたことである。その理由が、ゴミが出たということである、もしくはゴミが出そうだという事で億円も値下げしたことである。
払い下げ価格については、事前に国税庁(近畿理財局)からいくらなら出せるかと打診があったと、籠池氏はボイスレコーダーを公開している。さらに10年での分割払いが認められてもいる。籠池氏は1億6000万円なら払えると答えているから、国税庁はこの男の要求を呑んだ結果になっている。因みにゴミは予測された2万トンをはるかに下回る200トン足らずしか出ていない。僅か100分の1である。
理財局の職員は建設予定の学校は安倍晋三記念学校と仮称し、安倍昭惠が名誉校長となることで怯えたかもしくは、触れることもできなかったのかと思われる。これを忖度と世間は呼ぶが、あってはならないことである。
かつてのように金が動いた痕跡はないようだが、安倍晋三は内閣人事局を作り官僚に対して、巨大な人事権を持つようになり官僚は安倍晋三一派に怯えるようになった背景がある。今回も、安倍昭惠と安倍内閣を記憶にないと言って、国会でかばい続けた迫田英典が国税庁長官に栄転する。ご立派な人事である。
麻生財務大臣は、「職員を信じている。逮捕された男の話は信じない」と言って、またしても籠池攻撃をしている。籠池の逮捕は補助金のちょろまかしであって、払下げの問題ではない。
籠池夫婦の逮捕で奥さんの、「なんで昭惠さんが逮捕されへんの」という言葉が、耳に残る。
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これまで「記憶がない」と言った方が正しかったことがあったであろうか

2017-07-10 | 森友・加計問題
安倍晋三の腹心の友が理事長を務める学校法人加計学園の、獣医学部新設を巡り、衆院文部科学、内閣両委員会は今日(10日)前川喜平前文部科学省事務次官らを参考人招致し、閉会中審査をした。東京都議会選挙の惨敗と支持率の低下を受けて、渋々安倍晋三がお留守の間にやったのである。
前川氏は国家戦略特区で学部新設を認める過程について「はじめから加計学園に決まるようなプロセスを進めてきたように見える」と発言した。「背景に官邸の動きがあった」との明快な見方を示した。
前川氏は昨年9月、和泉洋人首相補佐官に呼ばれ、「総理が言えないから私が言う」と学部新設の早期対応を直接要請されたことを認め、「和泉補佐官がさまざまな動きをしていたことは、10月21日の文書を見ても明らかである」と述べた。この文書は、「10/21萩生田副長官ご発言概要」の表題で、獣医学部新設に関し、萩生田光一官房副長官の発言を文科省の職員がまとめたものである。「総理は『平成30年4月開学』とおしりを切っていた」、「官邸は絶対やると言っている」と官邸側の関与強く伺わせるもので、前川氏の発言の根拠の一つとなっている。又、「加計学園が誰も文句が言えないような良い提案をできるかどうか」などと、加計学園を前提にしたようなやりとりが記されている「10/7」の文書について、前川氏は「在職中に担当課から説明を受けた際に受け取り、目にした文書に間違いない」と述べた。
「加計ありき」は、獣医学部開設に向けて当初から相談を受けていた、北村獣医師会顧問も同様の発言をしている。
これに対して山本地方創生大臣は、「一点の曇りもない」というだけであるが、その決定過程については、言葉による否定とは裏腹に何の具体的な説明も根拠も示せない。この文書で発言者とされる萩生田副官房長官は、「記憶にない」と切り捨て、間違った内容と発言した。記憶にないのに間違っているとは、どういうことかは良く解らない。そしてその経過についての文書は残っていないそうである。こんな場合、風向きが変わって再度探すときになったら、ありましたということになるのである。
これまで国会で、「記憶にない」を繰り返した証人で、後に正しかったと言われた人は記憶にない。「記憶にない」は、言っていませんと否定はしないし、認めてもいないということである。つまり真っ黒の立場の証人が使う便利な言葉である。萩生田も時間が経てば、国民に謝罪することになるであろう。国会が正常に機能すればという前提ではあるが。
森友学園も併せて参考人招致ではなく、証人喚問として和泉洋人と萩生田光一と安倍昭惠、それに知らぬ存ぜぬで首相夫人を守り通し国税庁高官に栄転した佐川宣寿たちを国会の呼ぶべきである。
以前にも書いているが、獣医師は偏在しているが足りなくはない。今回加計学園の、獣医学科開設問題は加計孝太郎が、獣医学科を卒業したが獣医師資格のないドラ息子のために親バカを発揮して、腹心のバカ友にお願いして、税金を投入することになっただけの話である。ほとんどの国民がそう思っている。説明不十分であるという意見は世論調査では70%を超えている。今回の参考人招致では、前川氏の発言は真摯であるのに対して、政府側の発言は木で鼻をくくったような言葉しかない。
加計学園の獣医学部の開設は取り消すべきである。
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国民は見ている、懸命に安倍を擁護する愚かな取り巻きたちを

2017-05-28 | 森友・加計問題
文科省の前川喜平前次官の、朝日新聞や民進党が公開した内部文書の存在を認めた記者会見は衝撃であった。官僚のトップが、政権中枢に矢を放ったのである。この裏には直前に、降って沸いたような天下り問題による、加計学園の獣医学部開設に抵抗した官僚の粛清と思えるような事件が発覚している。自らを含め多くの部下を失った恨みが、前川氏を突き動かしたとも見える。
奇異なのは菅官房長官を頂点とする取り巻きたち、政権側の非常な対応である。先ずは、文春の記事が出るとなると突如として安倍晋三の御懇意の読売新聞が、前川氏が出会い系サイトに出かけホステスに小遣いまで渡していると報じた。前川氏は記者会見で事実を認め親子の貧困を確認でき有意義であったと答えている。前川氏の説明の内容はともかくとして、何ら法的にも問題がない、前川氏の行動をさも違法で会うかの如く報じたことそのタイミングである。記事を執筆した記者は、上からの強い命令があって書いたと証言している。菅官房長官も、このことを異常とも思えるようにつ突きまわしている。これは明かな個人攻撃である。まるで人格以上人物のような発言までしている。論点を代えているのは、政権の焦りである。
前川氏の発言は全体を通じて筋が通っている。その中でも、「あるものをないとは言えない」とか「文書は探せばすぐ見つかる」と言い、たった半日7人に聞いただけの内部調査をして文書は存在しなかったという、文科省の姿勢に疑問を呈した発言は、反論の余地はないだろう。
前川氏は証人喚問には応じると明言している。自民党の二階幹事長は、「首相や官房長官の話を信じる」と言ったきりであるし、麻生副首相は、「辞めたものの話は関係ない」と言ってと付くしまもない。松野文科大臣と副大臣などは再調査の気もないというのである。

安倍晋三は、文科省人事に手を加え思うようにしたいのである。文科省の管轄からトラブルのあった新国立競技場を取り上げ、内閣官房に「再建党推進室」を開設させた。文科省がもんじゅの廃炉を決めたが、政府内に「高速炉開発会議」を新設しと管轄から外した。文科省の政権内の地位をその都度低くさせ人事の粛清を行っているのである。
加計学園問題はその氷山の一角の出来事でしかない。森友問題も何とか隠ぺい工作が成功しつつあるが、加計学園については冷や水を食わされた官僚の反論が、どう見ても筋が通っていることは誰に目にもはっきりしている。安倍一強の現在、政権に逆らえない官僚たちや政治家たちは、懸命に安倍擁護に走るのである。

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そんなの出来るわけないだろ

2007-12-13 | 森友・加計問題

年金問題を政治の舞台に上げて選挙をやったのである。「最後の一人までやります」などと、大声を出していた安倍ボンなど実態を知らないで言っているだけである。アンナいい加減なことをして、今更最後の31209 一人までやりますなどと出来ないことを言っていると、マトモナな人間なら誰も思っていたはずである。

安倍晋三は、今年の2月には「徒に煽って国民に不安を与えるべきでない」などと、何も知らなかったのですと、答弁している。生活実感のない連中が、「最後の一人まで・・・」などと言っても現実味のない、単なるパフォーマンスであることぐらいは誰も思っていることである。ましてや、2月にはできますなどと厚顔無恥で失礼な返答である。

民主党もそんなことは百も承知でやっていることだ。どうせ出来っこないなら、泥をかぶせてやるために突きまわしているのである。

今頃になってようやく「宙に浮いた年金記録」は、5000万件で照合困難な記録が全体の4割になる、具体的な数字がわかったのである。

少し前まで、攻撃側にいた桝添大臣も「あれはスローガンだ」などと、本音をちょっと漏らしては、突っ込まれている。極まって、2年以内に解決できるなどと発言してしまった。福田総理はもっとひどいもので、「公約違反と言えるものか・・・」などとおとぼけである。

これもあれも、世間知らずの安倍オボッチャマ総理が、発言した尻拭いである。こんなものできませんと、思っていても誰も発言できないのは傍から見てても、面白くもあり情けなくもある。

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羅臼港

春誓い羅臼港