高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

嬉しいを分ける

2009-03-26 20:42:55 | 暮らし

「あんた大変なことがあってん」とNさんが来られもう数週間ぐらい経ちました。

元気のなかったNさんですが、今は思うようにことが運びその上家族の暖かさを受け取ってとても楽しい毎日を過ごされていることが言葉や様子で伺われます。

数週間前のことですが、孫さん夫婦が来られていた時に過呼吸になり孫さんもまた連絡を受けた息子さんも驚かれたようで、息子さんから「4月を切りにここに(息子さんの家)来るように」と電話があったのです。

Nさんは此れまで「蛆が湧いて死んでいるのはいやや」とずっと言いつづけてきた。このたび初めて、自分で建てた家やからここから引越ししたくないと思ったと話しをされました。

気持ちは決まったのか聞くと「蛆がわいていってもいいと思った」と固い決意をされている様子。また夜は近所でいつでも起こしてくれて良いといってくれる方も有るそうです。さらにそこまで決心と支援してくれる人が有るなら家が良いねと話しました。

私たちの会に昼間は来たら良いし、顔をみなかっら電話をするからねと話しました。嬉しそうでした。

「それなら息子さんにそのように正直に話したら。」「そうするは」と帰られました。

数日後息子さんから電話があり「こちらから行く」と。ご本人によるとどきどきしながら待ったそうです。

息子さん夫婦が来られ決心を話されたのです。「この家にまだいてたい。もっと悪くなったら迷惑をかけるかも分からないけれど」。息子さんは「お母さんの好きなようにしたら良い」とあんなに急に決定的に言われたのに優しい言葉で応じられたようです。

Nさんは嬉しくなって涙が流れ涙声になったそうです。家族ってありがたいともしみじみ思ったそうです。

今日も来られてMさんから「あんた家でどうしてんの」と聞かれ「一人で居てもこの前の自分のこと、息子さんが言ってくれた言葉を思い出して嬉しいをまた味わっている」と明るく近況を話され、回りの私たちにも喜びを分けてくださっています。


食事会

2009-03-21 10:53:56 | サロン

19日食事会がありました。

食事会に先立って前回初めて参加された方が来られました。「3月も参加します。ここの食事は美味しい上にお腹が一杯になる」とお褒めもいただきました。友人と二人で参加すると言って帰って行かれました。

前回、このお二人の言動でみんなの印象が悪く、私も断れたら断りたかったのですが、タイミングをはずしたので次回来られて様子を見て断ろうと思っていました。

次の日はもう一人の友人が来られ「食事会来たい。美味しい食事が食べれるのが嬉しい。その後肝臓に癌があり手術のため入院をします」

びっくりしました。前回の二人に反感を持っていたのです。厳しく裁いていました。「いつ断ろう」とまで思っていましたから。

その後いろいろ話を聞き気持ちはいとうしさに変わりました。一人暮らしで、ご主人が50代の時、食道癌で亡くなったこと。入院するまで元気で食事を食べていたのに、今も入院させなかったら良かったと思うときがあるなど。

参加される方に注文をつける気はないのですが、私の余裕のなさと、心の狭さを思い知らされました。

褒めていただき参加くださる皆さんに感謝の足らない私でした。

しかし、状況に振り回されている私です。不快なときすかさず気持ちを伝え、言い分もゆっくり聞く懐の深さが与えられたら嬉しいと神様にお願いすることにします。


タクシー

2009-03-18 20:18:21 | 外出介助

外出介助に行って来ました。

昨日偶然ですが、電話と郵便だけで登録した方なので一度会っておこうと近くのホームに出かけました。担当の職員さんを呼んでもらったら「今、会に電話したとこです。Nさんがなるべく早く住所録を取りに行きたい」と言われています。

昨日、私は天気予報を何気なく見ていました。水曜日は上天気。気温も高いと。あまりのタイミングのよさに「雨の心配のない明日にしましょう」と急遽決めました。勿論御本人にもあって確かめました。

朝からの暖かな日差しで、去年の夏から自宅に帰っていないNさんと京阪に乗りました。スムーズに運び5時前にはホームに帰りました。

今日はボランティア二人で同行したのですが、さようならを言った時のNさんの顔はほころんでいました。一緒に行ったボランティアも「出かける時と今の顔が違っている」と満足そうでした。

ただタクシーに不満が・・・あります。

今まで乗った中で最低の二人でした。

高齢者と出かけると私たちも怪我の無いよう転倒されないよう細心の注意をして同行します。運転手さんも協力してくださるのですが、今日は違っていました。

初めにホームから天満橋まで乗った運転手は「歩行補助具をトランクにお願いします」と声を掛けると、「トランク開ける」と言っただけ。降りしなも、早く歩行補助具をNさんの前に持って来ないと歩行に困られるので、あわてて降りトランクから取り出しました。扉まで気が回りませんでした。

後からNさんとボランティアが降りたのですが、「前の扉も閉めて」と下車もされず指示をしたのです。

ホームの帰りもまた同じように反り返ったような運転で、「歩行補助具をトランクに乗せてください」と声かけしても知らん顔。「乗したってる」というような運転で不愉快でした。高齢者の介助では車椅子や歩行補助具は必要です。今日は二人でしたからNさんを支えながら一人が動くことが出来ましたが、こんな運転手は困ります。

寝屋川から自宅に向かうタクシーで運転手に聞きました。「駅に入っている運転手は訓練受けているけど、流しは悪いのも居る」と。今日はタクシーに乗る時、乗り場を選ぶ必要のあることを教えてもらい、一つ賢くなりました。


車椅子

2009-03-11 11:16:52 | 暮らし

おはようございます

今朝京阪の私の乗車駅からのことです。

車椅子の男性がホームに来られ喫煙コーナーにいきタバコをすっているのです。ホームに電車が入って皆さん乗車され私も乗りました。

例の男性はまだタバコを吸い乗られないのかなと?駅員は車椅子のスロープを持って待機。駅員が声を掛けられやっと喫煙コーナーから離れ乗車されました。

入口近くに車椅子を止められ雑誌を読み始めたら次の駅に電車は停車しました。

皆さん入口に車椅子があるのでとても乗りにくそうに身をよじりながら入ってこられます。お年よりは車椅子のハンドグリップを支えに乗車されています。

私はだんだん腹が立ってきました。あまりに無神経では有りませんか。

すぐに下車されるのかと思ったら天満橋まで乗られました。何度か乗り降りの乗客を見ていると迷惑そうに皆さん見てられるのですが、誰も注意されません。

周りの人の様子を見ながら、車椅子の人はなんと思ってられのか考えてみたのです。

当然と思ってられる?健常者が譲ればいい。いやいや愛いされて当然。こんなに不自由ですから。

考えつつ私たちにも愛がないと気がつきました。彼にやはり注意するのがルールだと。みなさんとても冷たい目を送ってられます。注意する勇気は愛が無ければ出来ないですね。

私も一回きりの多分出会いです。ことさら荒立てなくともと言うのが大方の思いでしょう。そんなのでいいのかなー?心でせめぎあいが始まり「覚悟して言ってみよう・・」と思ったのです。

天満橋に着きこんな状況でも車椅子は先に下車できません。最後に下りられどちらに行かれるか様子を見て5分ぐらい時間を下さいと声をかけようかとゆれながら様子を見たのです。

私と反対の方向に行かれたのです。・・・・・。やはり人を愛して行動する勇気にかける私の一日の始めでした。

  


おいで下さい

2009-03-10 10:45:29 | サロン

皆さま高齢者外出介助の会のサロンに来られませんか?

取り留めなくお年寄りと話すと気がつかなった裏表が見えます。

昨日もブログに書きましたが「洗面器と下着を洗うバケツをお嫁さんから与えられた」と言う話です。

やはり私の経験からしか見えないのですね。その話をサロンに来られたボランティアさんに話しました。

友人の家庭の話をされ、認知症の姑が大の付いた下着を洗面器で洗い、それはその友人の洗面器でもあるものだそうです。ここでもバケツが登場です。

この家族は嫁、姑とのなかは悪くなくむしろ健康を案じ介護されているのです。(昨日ブログに書いた方も関係はいいのです。誤解のありませんように心から願っています)

一方的にお嫁さんが意地が悪いのでもなく話はよくきかないとと改めて思いました。(偏りがちですね。ただ、個別に内容は違い大をつけるというのも今日の話です。)

ただ、私は経験的に高齢者の肩を持ち「あの人がゆうたはった。私が正しいことを言っている」と思われるようなことは避けていますが。

哀しいですが、世代が違い、立場が違えば皆正しく、良し悪しは神様だけがご存知と思っています。

いつも思うのですが「生きるだけでなく、よく生ききる」難しさを思います。

与えられた命をいかに最後までまっとうし「よく生きた」と思えるのでしょうか?

サロンに色々な方が来られます。その中で自分の命を思わせられ、素晴らしい人生の道場だと思っています。

一度おいで下さいませんか。

今日Aさんに出したメールですが読んでくださっている皆様にも出したくなりました。