高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

死から思うこと

2014-06-15 21:27:13 | 思い出

さろんに来られていた高齢の方々が続けて亡くなられました。喉頭癌で声を失ったSさん。肺炎は治ったけれど転院されて自宅に帰ることなく亡くなられたTさん。

とりわけ悲しいと思ったのがTさんでした。ご夫婦仲が良く奥さんの骨折と治療で最後は二人が同じ病院で同室に。

亡くなられる前日にお見舞いに行ったら、ご主人は拘束服?つなぎでファスナーで襟のところに自分では開けられないボタンのようなものがついたパジャマ姿に驚きました。

転院してますます悪くなっているようで、この様子は生きる意欲を奪っているうえつらさが見え悲しと思いました。

亡くなったと知らせが入り、最後にあった姿が思い出され自分らしい終わり方ができなかったTさんの無念さを思いました。

一方のSさんは自宅に最後まで居たいと希望でヘルパーさん、ケアマネさん、訪問看護師さんなどの支えで願ったように逝かれました。

どちらの終わり方も、またそれどれの人生だと思うのですが、Tさんの痛ましい様子がつらいなあと私はおもって、また頑固度を加えるのではと思いながらも、入院はしないぞ!とまた決心を新たにしました。