高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

すべてがリハビリ

2014-02-22 09:44:16 | 暮らし

昨日はいいことがありました。

先週から話し相手に伺っているMさんですが、元気な時は人形つくりに来られていました。今日は人形を一緒に作ってもらってもいいし、見ているだけでもいいので、人形作りを教えている会員をこちらに来るようにしようと思うと、意見を聞きにMさんのご家族に話に行きました。

お嫁さんが「いいですよ」と答えられたので会員と30分が限界かもわからないので無理はしないようと話し合って行ってもらいました。

さろんにMさんの息子さんが来られ「今日は、今までにない体調で喜んで人形を作っている。家ではリハビリを受け歩く練習と手も使わないと動かなくなると、リハビリを手もしましょうと話し合っているのに、手を動かしている」と、とても嬉しそうでした。私も嬉しくなりました。

前から暮らしがリハビリと三好春樹さんなどは話されていますし、私も何度か会で遠足に行くなどで、つまらないリハビリよりは日常の暮らしでたのしいことで体を動かせば良いを実際に見てきました。でも、今日の話は感動しました。

91歳になられ「気力が出ない。何もしたくない」前回は嘆いておられたのですが、好きなことは機会を作り誘えばやる気にもつながってくるのだと確信が持てました。

もう一つは、夕方食事会に常連の皆さんに声をかけ鍋料理をすることにしました。

一人最近体調が悪く気になっているHさんがいます。買い物を兼ねて誘いに行きました。

友達もいたのですが、お邪魔させてもらって誘いまし。Hさんは「体調が悪いので食欲がない。誘いはうれしいけど止めとくわ。」友人が「あんた誘ってもらったときは行き。来たらあかんと言われるより余程いいやん」行くように言ってくださったのですが気持ちは変わらないようなので、「来たくなったらきてね」とさよならしました。

鍋も中盤で話も盛り上がっているときHさんは来られ「誘ってくれたのでやっぱり行こうと思って来たで!」。

4人で盛り上がっていましたから、また一人大歓迎ですぐに皆と話に加わりいい時間になりました。

そして、口々に「一人で鍋を食べてもおいしくないし。だから久しぶりの鍋でおいしい」話しておられました。会員と二人で手分けし帰りを送っていき、私たちは心満たされて帰途につきました。


食事会

2014-02-08 10:33:19 | からほりさろん

木曜日の食事会の時です。元気な時は食事つくりに参加していたSさん。数年前から喉頭がんを患い声が出ません。そのうえ認知症も進んできたようです。最近は食事に来られるだけですが、にこにこと笑みで返事が返ります。

この日は体調が悪かったのか、体が左に傾くと介護者も心配していました。早めに帰ることになり、参加費をもらうのにカバンを開けた時、近くにいたMさんがお茶菓子も持って帰るようにしつこく言われました。

Sさんは甘いものを口にされません。うるさかったのでしょうお菓子を手でよけられました。Mさんは自分の親切が受け入れられなかったことに腹を立て机を思い切り叩き動作で持って帰れと言わんばかりです。

頭にきたSさんは男性で元板前さんです。私たちも出会ったとき、怒りっぽいからと一言添えられていましたが、出会ってからそのような場面には出会っていませんでした。

この日は体調も悪かったのでしょう。そのうえしつこく嫌いなものを押し付けられ最後には机までたたき本人は想像もしたことのないことになったのだと思います。

Mさんに注意すると「この人にしたらあかんいう事ですか?」言われたのですが、いつも誰にでも自分の思ったとおりにされ評判がわるいのです。

Mさんも認知症で最近はだいぶ進んできたと思うことがあるのです。説明しても通じないのですが、言わねばならないと「誰にでもです」と私もきつく言ってしまいました。

それでも黙らず、大きな声で不満を言い続けられSさんの気持ちをますますあおって次は手にした杖も振り上げようとされました。何とかおさめSさんを送って行かれました。

食事をみんなで楽しんでもらおうと始めましたが、5年以上になり皆さんの症状もそれどれ違っても、何かが進んできているのです。これからも楽しい食事会にするのに参加される高齢の皆さんの力を借りながら知恵と愛(私にあまりないので願っています)を与えられるように祈りながら進めねばと思いました。