高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

いきる覚悟

2009-11-26 11:11:52 | 思い出

トウゴマを探して漢方薬屋さんに行きました。

いつもサロンに来ておられた○○さんが居られ久しぶりに出会いました。

顔色が悪く元気の無い様子。話しかけますと「寝たきりになりたない。外で倒れてもいいと思って出ている」。気迫に息を呑みました。

20年以上前にもなると思いますが、枚方の老人ホームに行っていたときの事を思い出しました。

4人部屋は当たり前の頃のことです。

いつも元気な方の顔が見えないので聞きましたら、その方は倒れられたのでホームでは「静養室に移ったら」と寮母が勧めたそうですが4人部屋で良いと応えられたそうです。

みんなと一緒だと決められた当番はしなければならず、寮母さんの心配の中でトイレ掃除などもされていましたが、倒れて一週間ばかりで帰らぬ旅に出られたと聞きました。

ホームで何時倒れても良いと覚悟されていたのだと思ったのですが、老いることは生き切る選択をいつも迫られていると再び思わされたのでした。


Iさん

2009-11-03 15:50:10 | サロン

昨日は昼からからほりさろんに出ました。

午前中いつも来られるIさんですが、天候不順もあり早々に帰られたらしい。

残念だったのは留守を頼んでいた会員が仕事であまり話し相手が出来なかったらしい。Iさんは耳が悪いので離れていては会話が出来ず退屈だったのでしょうか?

さろんに来られる高齢の方で耳の悪い人は意外に多く居られ、私たちもいつも前や横に座り話しかけることが急ぐ仕事のあるときには出来ないことがあります。

そんな時私たちの状況を察し帰られることも有りますが、ちょっとその情景が心に浮かぶのです。ゆっくり、いつものように話が出来なかったのが気になるのです。

姑が「80歳には80歳のしんどさがある」と話していたのを思い出し、90歳のしんどさでもさろんに足を運んでくださった。今年12月31日で91歳になるそうです。お元気ですが残りの時間を思うと気に係り、これからは月曜日の午前中はもうサロンを休むまいと自分に言い聞かせました。