トウゴマを探して漢方薬屋さんに行きました。
いつもサロンに来ておられた○○さんが居られ久しぶりに出会いました。
顔色が悪く元気の無い様子。話しかけますと「寝たきりになりたない。外で倒れてもいいと思って出ている」。気迫に息を呑みました。
20年以上前にもなると思いますが、枚方の老人ホームに行っていたときの事を思い出しました。
4人部屋は当たり前の頃のことです。
いつも元気な方の顔が見えないので聞きましたら、その方は倒れられたのでホームでは「静養室に移ったら」と寮母が勧めたそうですが4人部屋で良いと応えられたそうです。
みんなと一緒だと決められた当番はしなければならず、寮母さんの心配の中でトイレ掃除などもされていましたが、倒れて一週間ばかりで帰らぬ旅に出られたと聞きました。
ホームで何時倒れても良いと覚悟されていたのだと思ったのですが、老いることは生き切る選択をいつも迫られていると再び思わされたのでした。