高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

桜を見て思ったこと

2008-03-31 22:51:51 | 外出介助

今年は花見を中止しました。

数日前からいつもより早く咲き始めた桜を「もう咲き出した」とゆったりした気持ちで見ている私があります。いつもならこの時期は、桜の咲きぐわい、天気の移り変わりなど気になることばかりです。究極、花見の日だけで良いから晴れてほしいと切なる願いをする日々。雑念無く桜を楽しめることに我ながら驚いています。

このことは、人は心にある思いで風景さえも見ていることに気づかされ、自分の行動一つ一つが心に支配されているのだと恐れを感じさえします。

こんなに思いに影響される未熟な私が人にかかわっているのです。

人に言った言葉や態度に毎日反省や後悔をするのですが、心についた色を通して人を感じたり、見ていることを知ることが出来たこと幸いです。肝に銘じ、この気づきを忘れずにいたいものです。

いつも澄んだ心と目で人をまた物事を感じ見ることが出来たらと願います。


病院同行

2008-03-06 17:27:13 | 外出介助

介助に行ってきました。高齢の方は状態が良くなったり悪くなったりの繰り返しですね。

姑が健在だったときも、突然、身体的に悪くなったと思ったら、ゆっくり良くなり、元に戻らなくてもかなり回復するという繰り返しでした。付き合っているほうがそのリズムに気がつけば安心して待つことができたのです。

今日も改めて思ったのですが、一年ぶりの出会いだったと思うのですが、前のときは車椅子で病院に行ったのが今日は歩行補助具で外出されました。

もちろん、本人の生きる思いにかける気力も関係すると思うのですが。でも、車椅子で出るよりずっと気力が満ちている感じでした。

病院で待っている間に聞いたのは施設の職員さんにつけたあだ名で、「私の好きなおにいちゃん」と呼ぶ方は、いわなくてもとても気がつきよくしてくれると。嬉しそうでした。久しぶりに会って今幸せなのだとほっとしました。

息子さんとは最悪な関係で高齢者虐待と言うようなこともあり、施設に入所されたのです。そして、家があるのに帰れない。息子がいるのにと悩まれたようでした。ところが家が取り壊しになり、息子さんもマンションに移られ帰る家もなくなったことが吹っ切れたのでしょうか。気の強かったkさんですが、気の強さも薄れ穏やかになられたといとおしくなりました。亡くなった母と同じ88歳だと知って私の思い込みかもしれません。今日、一日仕事になった病院同行でしたが心は満たされました。