高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

足湯 2

2006-10-25 19:18:53 | 外出介助

昨日事務所をそろそろ閉めようかと思っていたらお客さんが入ってこられ「こちらでされている、食事会にお仲間に入れてほしいのです」。と丁寧に挨拶をされるのです。事務所に入っていただき話しを聞きました。お年は89才になられているそうで「体が弱く寒がりでもうホッカイロも入れています」と、少しだけ切って酸化するとき熱を出すのを緩やかになるよう工夫をし一週間持ちますし低温火傷も防げますと教えていただきました。自転車の前かごにはたくさんのトレイを入れておられ「こちらに来たついでにトレイを集めているスーパーに持って行きます」。まだまだ現役です。自宅でも自分で食事をつくられているそうです。又ゆっくりだからと話され一日が足りないくらいで、退屈を知りませんといわれるのには驚きました。私の姑など、することが無く「死にたい」をよく口にしていましたから。年に甘えることなく、日々の生活を実りあるものにされているのには、ただ賞賛あるのみでした。ただ、手足が冷たいと言われましたので、最近皆さんにお勧めしている「足湯」に案内をする約束を取り付け、ゆっくりお付き合いできればいいなと思いました。


好きな人

2006-10-23 22:43:26 | 外出介助

外出介助に出かけました。Kさんはいつも早くホームに迎えに来てほしいといわれます。今日も9時にと早い時間を指定されました。それが分かっていても気になって早く行ってしまうのですが、本当はと話され、用事に出かける時間は午後でした。「私はそれまで、あなたの事務所に行き、からほり商店街で買い物をし食事をして、1時15分に自宅近くの方を訪ねる予定」私は水曜日午後予定があり、木曜日から沖縄に日曜日に帰りますので時間は足りないぐらいなのです。それも、23日は介助の依頼が3件あり空いている会員が無く私が引き受けたのでした。あーあー。引き受けたのですし、事務所なら残っている仕事もできると事務所に案内することにしました。その話を聞いて、出かけようとしたらトイレにいきたいと。行かれてる間廊下の飾りつけを見ていました。一人一人願いを書かれた色紙が貼ってありました。一枚一枚書かれた中に、家族の健康を祈る方、自分の健康や少しでも歩きたいとあったり、パーキンさんと仲良くとこれは介助を依頼された会員(パーキンソン氏病)が書かれたもの。もう一枚目に留まったのは「好きな人に合いたい」でした。いつまでも、思い続けておられる相手とは?興味や好奇心は膨らみましたが、ホームでこんな希望をかかれる方があると、楽しくなりました。


人も歩けば足湯にあたる

2006-10-12 09:00:35 | 外出介助

体育の日なんの予定もなく誰か声を掛けてくれたらとおもっていたら「一緒に行く人からキャンセルがあったので急だけど、天満橋から中の島の地下鉄工事を見に行かない?」誘われ喜んで出かけました。工事現場はいつ見ても私は好きで嬉しくなるのです。地下深く水を止める壁を打ち込み土をかき出し地上に大きな機械ですくい運び上げている様子は飽きることがなく魅力的です。機械力のすごさを見たのですがその横で手掘りで働く人があり、壁を打ち込むことのできなかったところは人力だと説明でした。このような現場を後に中の島に出ました。外は秋です。空が真っ青で雲ひとつなく、金木犀の香りが漂って空気も澄んで、爽快です。難波まで歩き、なんばから天満橋まで歩いて帰ったのですが、途中でシティプラザの玄関前にある足湯を見つけました。数人の人が楽しんでおられ、私たちも仲間入りです。そのうち足を引きずった男性が来られ、慣れた様子で足をつけられました。声を掛けるとすぐ近くのマンションにお住いで「家内がシティプラザの開館以来、毎日三回足湯に来て悪かったリュウマチがすごく良くなった」と教えてくださったのです。一日ぶらっと大阪市内を巡り歩きいいことを知りました。皆さん、耳寄りな話ではありませんか。これはお知らせせねばと思ったのです。


遠足 2

2006-10-07 17:59:10 | 外出介助

朝、絶対晴れると目覚めたのです。ぽとぽとと雨音らしい?耳に入りました。降っていましたが、地面はベタベタしていませんでしたから、安心しました。「お年寄りが家を出られるころから、集合まで雨を止めてください。帰りまでも守ってください」祈りながら事務所に出かけました。なんとなくすっきりしないうっとうしい空模様です。約束の時間に大阪ガスのボランティアさんが来てくださったので勇気が湧き準備に取り掛かりました。バスの待っている商店街入り口に向かい、しばらくするとバスも来て、ぼちぼち参加者が集まってきました。車椅子の会員が一人遅刻され、結局30分オーバーし全員集合です。花鳥園に向かう間、外は雨でした。一時間ほどで到着し、花鳥園に入りました。そこは花が咲き乱れ、香りもあふれ誰もが思わず見とれ別天地のよう。

参加者もゆったりと時間を楽しまれ、今回一番心配した重度のパーキンソンの方もやせて体が軽く介助もらくらくとでき、その上、話されても聞き取りにくくあきらめていたのですが「聞きますから、分かるように話してください」と言うとはっきり聞こえるように話され、驚きました。参加された最高齢は90歳、ボランティアにも90歳の元気な方が居られ、それぞれがいい年を取られて、私たちも「年を取るのは悪くない。楽しみもあるんだ」といつもながら思わせられました。今日の場所の選定が良かったのでしょうか、とても喜んでくださって、皆さんニコニコお帰りくださいました。帰りのタクシーで窓からさようならを握りこぶしを大きく振ってくださる方もありました。満足した疲れに心が温かく素晴らしい一日でした。参加者全員にありかとう!(*^_^*)


遠足

2006-10-03 15:20:02 | 外出介助

10月5日神戸花鳥園に遠足です。この、遠足をとても期待し楽しみにされている会員さんがおられます。重度のパーキンソン氏病の方です。少し前から体調を崩し入院されています。周りの人たちの心配をよそに、私たちの会員に行きたいと何度も伝えられていました。会でも体調を案じ、御本人の意思の確認をしましたが希望が硬く引き受けることにしたのです。私のうがった見方かもしれませんが、御本人はドクターストップのかからないように前日自宅に外泊され当日自宅から参加され送りは病院にと計画を立てられました。この方を思うとき「いつも、この体でよく外出されるな」と「外出を諦められ、気力がなえればいつでも寝たきりになれそう」なのです。でも、もう遠出もこの体力では次回があるだろうか?私たちはできるだけ、楽しんでいただけるよう、当日心から介助や付き合いができたらと願っています。当日の天候をこの方のためにも晴天でありますよう、皆様もお祈りください。