高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

さろんのこと

2012-06-15 09:09:28 | からほりさろん

空堀の西の端でさろんを開いて8年になります。来られる方々と共に着実に8歳年を重ねたことになります。来やすいようにと食事会や人形作り、文学を読む会、懐かしい歌を歌う会、布ぞうり作りなどをしています。

今日近所の方が来られ「ここは食べるだけ。作るだけ。学ぶだけと違うやろ。そんなんやったら別のところうに行ったらええねん。認知症の人であっても受け入れて良い時間を過ごすさろんやろ。それと、認知症にどうかかわるかも知るところやと思ってる。」凄く前向きにさろんの活動を評価して下さっているのです。また、近所のお医者さんも来られて、認知症の話をされました。その中で「暮らしで火の心配があるけれど、電子調理器や電子レンジを使ってくれたら」と。ハッと気がつきました。さろんでも近所の火の心配をされる方が居られます。私たちの役割は不安を聞くだけでは無いのです。しなければならないのは、積極的に、電子調理器やレンジを使って料理をすることを知ってもらうことです。

サロンは安く食事を出すところだけではなく、積極的に認知症でも暮らせる様々なサポートと認知症の理解を進めところだという認識を持っていただく場だといこと。心新にしてかかわりを模索し実践につなげようと思いました。


外出介助の会は保険?

2012-06-06 05:19:34 | 暮らし

元気そうな声の方から電話がありました。用件は「外出介助に入会したい。どうしたらいいか?」ボランティアでは無く利用希望。

子供達が大阪市内と高槻に居るが、もしもの時には仕事などで頼めないかも知れないので今からお願いしたい。

外出介助の会はこのように「もしもの時」という方が結構居られ、保険をかけるようなつもりで申し込まれます。

「もしもの時」と聞くとお引き受けしたくなるのですが、当会の現状をいつも話しています。

それは、介護保険後利用が急激に減り、ボランティアに連絡が出来なくなったことで、散ってしまい残っている方は、私達のように20年近く年をとってしまったこと。若い方も居られますが、最近は仕事をしている方が多くメールでしか繋がらず依頼を入れても可否の連絡さえ帰ってこないのです。時代がボランティアをしにくくしていることもあります。

引き受ければ絶対に介助を出来ないとは言えませんので、気安く引き受けできないこと。

この方には「お元気そうなのでまだ大丈夫のように思うので、再度もしもの時にお電話ください。出来る限り何とか考えて応じることが出来るかも知れません」と話しました。

はじけたような明るい声になり、安心された様子です。

最近お断りするのが辛い内容もあるのですが、中央区だけは厳しい中でもお引き受けしています。少しずつでも引き受け、また力を蓄え以前のように、他府県まで応じられるように願っています。

でも、このような保険代わりの電話は話し合う中で納得してくださり、終わりは皆さんホッとされるようで声が明るく変わるのです。

声を聞きながら「これで良かった!」私もホッとしています。

これでお仕舞いににしたいのですが・・・「このブログを読まれた皆様。外出介助のボランティアに参加くださいませんか?物を買った喜びと違った、心の中からの喜びがありますよ」