高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

ボランティア

2006-01-24 12:22:08 | インポート

もう一般的になった言葉ですがどのようなイメージを持たれていますか?人と活動を日頃どのように思われているのでしょうか。私は責任感や人権意識や共感、また人と人、人と組織の橋渡しやどこにもない社会を変えるような新しい取り組みなどを思い浮かべます。

ただ、このような思いや夢を持ち参加される皆さんが時として自分自身、無意識に癒しを求めて参加され傷つき消えていかれることに心を痛めています。最近も体験したのですがこのような皆さんは自己主張ができない気の弱さを持ってられるように見えます。自分を大事にして欲しいのです。又夢の実現はそうたやすいものではないでしょう。粘り強さも求められると思いますが、その過程で気持ちを伝えることなく来られなくなったり投げ出したりでとても残念なことです。反面甘えも多くみられます。ボランティアだから共感してくれていいと仲間にぶつけられるのは少し違う。履き違えているのではないでしょうか。

どちらにしても完全な人はいない中で心を開く勇気と気持ちを伝え共に支えあう仲間を信頼し参加、活動し続ける熱意を持ち続けて欲しいです。


それぞれの人生

2006-01-14 21:09:06 | 外出介助

お正月気分もすっかり抜けて今頃と思われるかもしれませんが、今年は年賀状でそれぞれの人生を思ったのです。小学校を卒業してウン十年白髪あり禿ありの年齢に達しました。今年の年賀状で数年前に商売を定年ときっぱり廃業し手始めに海外旅行に出、帰国後は私たちの会も尋ねてくれ夢を語って帰っていったAさん、ボランティアに活動の場を見つけいきいきとした報告でした。Hさんは奥さんと二人の年賀状に「Hさくら」と言う犬の養女の写真が添えられていました。またNさんは中国に単身赴任と、確かにこの年はきついなあと案じられる近況報告。ご主人と二人老後に向かう日々の心の思いをつづった暮らしの日記や孫との暮らしに老後を楽しみ生きる友人。夢にあふれていた子供時代を駆け足で通り越し人生のたそがれ時に差し掛かり、思いは年始に人生を振り返りお互いに誇るでもなくでも一人一人が自分を生きるそんな仲間なんだと思いを強く感じました。やっぱり同級生とはいいもんですね!


電車で

2006-01-07 17:41:46 | 外出介助

久しぶりに京阪電車に乗りました。まだ、正月気分が抜けない私の目から見ても「やはり正月」と言うような乗客の少なさでした。そんな車内の風景でしたが小柄なお年寄りが乗ってこられどこに座るでもなく私の横に立たれたのです。「座りませんか?」声を掛けましたら、「足が悪く立ち上がるのが大変なので」ということでした。以前、私がNさんに介助で同行した時もそう言えば同じような経験をしたことを思い出しました。それはバス停でのことでした。バスを待つ間ベンチに座られたらと空いていたので誘ったのですが、やはり同じように「立ち上がるのが大変だから、立ってるほうがらく」とバスが来るまで立って待ち続けられたのです。そのとき、ベンチが一見らくそうに見えるけど年を取ればみんなにいいわけではないのだと知りました。JRの車両で乗降口の所にロマンスシートの後ろにもたれていいように硬いですがクッションのようなのがあるのをご存知ですか?公園でももたれられるような金属パイプのものを目にするようになりました。お年よりは座るほうがいいのだとか、席を譲るのが当たり前と思い込みはどちらにも不自由ですが、声を掛けたら答えが返ってくるような心の開かれた関係が出会いで作れるといいなと思いました。