高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

福島の今を聞きに行きました

2020-02-11 20:07:28 | 空堀商店街

先週の土曜日飛田晋秀さんの「福島の今」話を聞いてきました。もともとは人を写す写真家だったそうですが今は福島の3.11で様変わりした福島を取り続けておられる。そこで体験したこと。

まず印象は静かな方だけど現状を話すほどに国の無責任ぶりに怒りが湧き上がってくるのでしょう、気持ちが伝わります。

今も他府県の警察が応援に来ている写真んもありましたが、無防備で「何の注意も受けていない」聞いてあきれる。ここに来るのに誰も放射能の被害を予防する装備など触れないそうで、こんなところで長時間いることは危険で、しかも若い方を派遣するのはもってのほか。

一事が万事復興した福島というので箱モノばかり作っている。作っても人は来ないので赤字をだし、その赤字は税金で補填。こんなことってありますか。

今度のオリンピックも除染したところを走るようだけど(それでも2、〇〇シーベルト。ちなみに大阪は0,002~7ぐらい)ちょっとわきにそれたら高い数値でそんなとこで応援できますか。

福島で子供達や将来を案じて今も話し続けておられますが、福島ではこの話ができない雰囲気だそうです。

勝手に思ったのは、我々は暮らしがあり、暮らしのために選ばざるを得なかった。もう忘れていたい。いつまでも騒がないでほしい。こんな気持ちでしょうか。でも少し待ってください。この人たちが悪いのではありません。今住んでおられる方も飛田さんも被害者です。国が国民の命を軽く扱っているのがもともとで、無策なのだと思います。

誰もが安心して暮らせるように、保障と支援をするべきではありませんか。聞く私たちも福島は済んだことではなく今も苦しんでいる方々が多くおられ、帰るに帰れない方もたくさんおられることを心に止めてほしいです。

福島の空気は重たい。大阪の空気はもともとは好きでなかった。でも今は空気が美味しいと思う。この言葉を聞き今の福島が想像でしかありませんんが本当の清い空気が吸える日が速く来てほしいと願わずにはおられませんでした。