高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

懺悔

2018-05-27 18:19:05 | サロン


金曜日最近はあまり来なくなったMさんが来ら「これはまずい」丁度尋ねる約束をして居たこともあり少し早いけど出てしまおう。「ちょっと!」呼び止める声を振り切りました。
道々慌てて包括支援センターに電話で担当者を呼び出しました。なんか話がかみ合わず、慌てていたので間違いに気が付かず、イライラして電話の相手を心で責めていました。
なんかちぐはぐ。電話の向こうでは人が変わって、今思うと関係者が出てくださっていたのです。急いでいたのと、谷町に出て携帯の声があまり聞こえないので、投げやりに切ってしまいました。
今日、思い返して私が間違った相手に電話をして一人で腹を立てていたのです。「なんや、少しも進んでへんやん」とまあこんな具わい。
実はMさんは認知症が少しすすで、お金の管理が上手くできなくなっているのです。困って私にSOSなのですがそれも数週間前ややこしくなって、もう面倒見るのは無理で包括に頼もうと連絡を入れていたのです。こんな経緯で金曜日は私が慌てて凄い間違いをしでかし、「永井さん認知症?」担当を不安にさせたと気が付き、穴があったら入りたい気分になっています。
明日、一番に迷惑をかけた相手に謝りに行き善後策を考えようと思います。まずは金銭管理をお願いするしかないのです。
たぶんMさんは明日も困ってられるので電話をすれば来てくれはるだろうから、包括の方と一緒に解決法をMさんと一緒に考えるのが良いのではないかと思っています。

Iさん

2009-11-03 15:50:10 | サロン

昨日は昼からからほりさろんに出ました。

午前中いつも来られるIさんですが、天候不順もあり早々に帰られたらしい。

残念だったのは留守を頼んでいた会員が仕事であまり話し相手が出来なかったらしい。Iさんは耳が悪いので離れていては会話が出来ず退屈だったのでしょうか?

さろんに来られる高齢の方で耳の悪い人は意外に多く居られ、私たちもいつも前や横に座り話しかけることが急ぐ仕事のあるときには出来ないことがあります。

そんな時私たちの状況を察し帰られることも有りますが、ちょっとその情景が心に浮かぶのです。ゆっくり、いつものように話が出来なかったのが気になるのです。

姑が「80歳には80歳のしんどさがある」と話していたのを思い出し、90歳のしんどさでもさろんに足を運んでくださった。今年12月31日で91歳になるそうです。お元気ですが残りの時間を思うと気に係り、これからは月曜日の午前中はもうサロンを休むまいと自分に言い聞かせました。


”むすび”紙芝居

2009-10-29 11:29:48 | サロン

091027rimg0020 091027rimg0012 むすびのの皆さんの紙芝居です。普段と違っていつも来られている高齢の方々は来られませんでした。

その代わりに若い子供さん連の皆様でさろんはひと時若返りました。

子供時代に聞いた「ぶんぶく茶釜」を演じられ皆さんの個性が光った紙芝居です。

人間の記憶ていいかげんだとこのとき思いました。知っていると思っていても、忘れていて「こんな筋だった?」。

楽しんだ後、みんなで交流をしました。体験談で生きる厳しさや悲しさ、楽しさを聞き命あることの意味を考えさせられました。

また皆さんも「むすび」の皆さんと出会いがあるといいですね。


大阪の文学を読む会

2009-10-22 15:44:37 | サロン

10 10月の文学を読む会です。福田先生の熱の入った語りです。残念なのですがなぜか参加が少ないのです。

今は上司小剣の「鱧の皮」を読んでいます。

筆者は明治7年に奈良市で生まれ24歳で上京し読売新聞に入り文芸部長兼社会部長を歴任。

大正3年「鱧の皮」をホトトギスに発表。昭和22年74歳で永眠。

この上司小剣の「鱧の皮」には古い大阪の叙景や風俗が書かれています。手振り身振りで説明して下さって、聞いている私たちは「へぇーー」というような楽しい時間です。

今月は近所のお茶屋のおばあさんと先生が80代であと70代の方。三人のかもし出される雰囲気が穏やかで「良い時間や」と私までやさしくなれるように思いました。

昔の厳しい勉強とは一味もふた味も違って良い時間です。皆さん一度おいで下さい。

なお「鱧の皮」は岩波文庫で刊行されています。


樋口了一 手紙

2009-10-18 18:52:58 | サロン

ちょっと聴いて時間が経ちました。

Iさんが家族のことを話してくださった。(Iさんは月曜日午前中にサロンに来ると決めてこられている90歳の女性です。サロンにペパーフラワーや布で巾着袋など手作りの作品を持って来てくださって、会では販売させてもらっています。わずかですが、キャシュバックし労に感謝しています。)Iさんの説明が長くなりました。

樋口了一の手紙を教えてもらい私は気に入ったと前に書きました。

歌詞を来られた方に話し、ほしいという方には渡しています。Iさんは、週二回デイサービスを利用されているので、「ほしいという職員さんや仲間の皆さんに」と渡しました。

Iさんが言われたのは、家族に渡したそうですが「いやみか」<`ヘ´>一言で言われたそうです。

私は、一つ一つ年老いていく皆さんの寂しい気持ちを若い皆さんに理解してほしいと単純に思ったのです。

高齢の皆さんは自分のことをわかってもらうように説明するのは難しいだろうなーー。本当にこの歌詞は歌に乗せてずばりやわらかく表現されて、分かりやすいと。

ちょっと意外な展開に驚きました。家族を攻めるつもりはありませんが、そのように言われたIさんが悲しかっただろうなあー。

私から見ると、この歌を歌われている樋口了一さんも若い方です。こんな方が温かい眼差しでお年寄りを見て歌われていることにも嬉しのです。

お年寄りのことを誰にでもわかってというのは難しいことなのだと思わされたひと時でした。