高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

朝の出来事

2007-07-20 06:54:41 | 外出介助

朝、事務所のごみ出しの日で急いでいました。地下鉄、谷町線の天満橋切符売り場で、おばあさんが「切符を買って」と声を掛けられたので「どこまで買うの」と聞くと診察券を出されました。八幡市の病院?「阪急梅田で乗り換えるのですか?」「分からない。今まで行っていた」これ以上の情報は何も答えてもらえません。一瞬いろんな状況が頭を駆け巡りました。そして、乗り場を間違えていると気が付きました。京阪電車で行ってませんか?聞いても首を振られるだけで、仕方なく京阪の切符売り場に案内し、駅員さんに調べてもらいました。八幡市駅前にその住所はありました。切符を買って、電車に乗るホームと次次発と説明しましたが、間違って来た電車に乗られたらと気にかかり、ホームまで降り待っている人に声を掛け同じ方向に行く方にお願いしました。やっと、安心されたのでしょう何度もお礼を言われたので、握手をして別れました。もう、ごみ出しは間に合いません。でも少し役に立ったと思うことにしました。それで、ふと思いついたのですが、小さなカードを作り、どこからどこに行くので教えてくださいと持っていたら?駅員などに見せて教えてもらいながら行けば、ちょっとの認知症なら自分で動けるように思ったのです。会で、気になる方に出会った時、聞いて作って持ってもらったらと。早速、カードを作ってみます。


暮らしサポーター

2007-07-19 13:16:33 | 暮らし

事務所にお年寄りと若い婦人がそろって来られました。話を聞くと息子さんのお嫁さんで「父はワンルームマンションで一人暮らしをしているのですが、気ままに暮らしているからほっといて」と言うのですが、そうもできず困っています。「主人の兄弟たちは、わたしが頼りないと思うのでしょうか、いろいろ電話をかけてきて父の安否を聞いてくるのです」当のお父さんに聞きますと「介護保険も受けたくないし、来年90歳になるけど、どこも悪いところが無い。健康です」とニコニコと耳も確かに応えられました。聞いている私は、実家の父を思いました。姉が96になる父を見てくれていますが、一年数ヶ月前にこけて大たい骨を骨折し、ベットに座ったままで歩くことができません。でも、それ以外はとても健康で近くの医院が廃業したので、仕方なくリハビリを受けると病院併設のデーサービスに週3回行くことにしたのですが、ベットに転がされているだけと不満一杯です。健康が介護保険を受ける、受けないに大きく係わりますし、高齢者は健康でも医者を必要とするときがあり、家族に備えの無い不安があるのでしょう。でも、医者不信が家庭医をもたないことにつながるのでしょか?私も究極介護保険を受けずに一人でできる期間は気ままに暮らしたいと思っています。この方の思いが納得できるのです。会ではそのような人のために一時間千円で介護保険摘要外で引き受けている「暮らしサポータ-」の話を伝えると、とても喜んでくださって早速登録をし「私の考えを受け止めわかってくれた」と喜んで帰っていかれました。介護保険を受けたくないと思うような制度でいいのでしょうか?高齢の誰もが必要になれば受けたいと思うような、暖かな血の通ったものになることを切望しています。


親切

2007-07-14 21:14:35 | インポート

北海道に住まっておられましたが、年を取ると雪の多い所は生活が難しいと大阪に帰ってこられたご夫婦がサロンに来られています。もともとご主人は大阪出身です。お二人から聞きましたが、長い間住宅も放っておいたらお風呂が使えなくなるそうです。こちらでは、想像が付かないことですが霜柱で浮き上がってしまうそうです。そのことを聞き、また雪かきの様子を聞き、北海道の自然を想像し高齢者の住みにくいところなのだと思ったのです。そして、ある時「大阪の人は不親切や」と奥様が言われたのに、大阪は親切で住みやすいと思っていましたから、引っかかっていました。ところうが、最近、近くの高齢の方が骨折で支えが必要になりました。でも、このお二人はまったく自然に支えておられるのです。不思議に思って聞きますと、北海道では当たり前で、顔を見なかったら尋ねるし困ったら必要なものを背負ってきてくれる。それもいつか必要な時手伝ってくれるといちいち考えない。みんなそうする。と話をきき、私は大阪の人は親切と思い込んでいましたからちょっとショックでした。奥さんが道を聞いた時の様子を話てくださっていたのですが、北海道の皆さんが大阪の人以上に見返りを期待せず人に親切で助けられるのが当たり前と聞き大阪の人の自慢もほどほどに改めて人が求める親切を考えています。


エスコートライン

2007-07-09 09:47:15 | 外出介助

会員から第23回DPI日本全国集会神奈川大会の交通・まちづくり分科会報告小泉暁美さんの視覚障害者がなぜ街中を自由に歩くことができないのでしょうか?という報告書をもらいました。意見は点字ブロックがあればいいと考えていないでしょうか?使われる側から「どこに行く通路か」「何があるか」わからずきわめて情報が少なく「点字ブロックさえあればいい」という考えを改めて欲しい。また、蝕地図、点字案内も設置場所によっては、汚かったり、不潔であったり、その上情報量が多すぎても目の見えない人が歩く目標が見えないのにナンセンス。ただあれば、いかにも配慮していますよと目の見える人にアピールしているだけと言っても過言ではないと。やはり、人的サポート、音声案内があればと語ってられます。駅のホームではホームドアまた可動柵の設置を求めておられホーム内をまっすぐ歩くことの難しいことをあげ方向を見失っても転落の危険から守られると話されます。再び、横断歩道にはエスコートラインをと語られ、横断歩道をまっすぐ渡る難しさも伝えておられます。この文章を読み点字ブロックを再び考えることは誰にも優しい街には必要と感じました。視覚障害者の皆さんが安全に町を歩くことができ又車椅子の皆さんも快適に待ちに出られる。細い道に点字ブロックがしかれているときの車椅子介助者はとても苦労します。お年寄りの介助で遭遇するとガタガタと前輪が引っかかるたび体に応えないか不安になります。点字ブロックしか無いのでなく、試行錯誤を繰り返す中で優しい街が作り上げられて行くのではないでしょうか。http://www.ynu.ac.jp/ynu/topics/topics_136.htmlエスコートラインの紹介です。