高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

気軽な溜まり場

2009-03-02 21:46:53 | 暮らし

サロンの前で鼻を赤くしてじっと中を見ている方があり、冷え込んできたのだと感じました。

「中に入りませんか」声を掛けると「時々病院に行くので前を通っているけれど何をしているところうか分からなくて」と答えながら入ってこられました。

話しを聞くと10年ほど前まで近所に住んでいた方で、娘さんの近くが良いと北千里に引越しし、病院はここまで来ている。

引越ししてまもなく主人は亡くなり、引越しせんかったら良かったと思うこともある。マンションで一日中話しをせえへん時も。スーパーに行って椅子があったら座って、私から声を掛けて話すと、元気でお年を聞くと88歳。とても頭が柔軟なようにおみうけしました。

帰る時間が迫ってきたのですが、せっかく遠くから来られたのにと6時過ぎまで話し相手をしました。マンションでの生活や娘さん孫さんのことなど話されたので、外は暗闇なっていました。

近くの友達に荷物を預けているので取りにいかなあかんけど今日は遅いから泊まらしてもらう。コタツに足を突っ込んで寝るだけやとまるで若者のように屈託無く話されるのです。

風邪気味で病院に来たといいながらなので,聞いた私が気になってカイロを持って帰ってもらいました。

介護保険にもかからないような元気な高齢者はマンションで一人暮らしは可能ですが、自分から話しの場に出て行かないと声を出すことがありません。このような方のためにも私たちのような気軽なサロンは必要なのにと思うのですが・・・。

空堀にも市内が良いと引越してきたと立ち寄られることがあります。マンションに引越しは高齢の方などは孤立するのではと気になります。

このような方々に商店街のサロンは溜まり場であり情報源であり支えあう輪でもあると思うのです。誰でも来られるような場の必要を理解いただきたいと切に願います。