高齢者外出介助の会

さあみんなで出かけましょう!

白髪のカラス

2005-12-26 22:25:53 | 外出介助

マンションのごみ集積場を通りかかると前日から出されたごみにカラスが数羽群がっていました。人気を感じカラスは飛び立ったのですが、あの黒い姿を見ると私はなぜか人臭さを感じるのです。食い散らかされたものを見れば食べ物に集まっていたのもいたのですが、そのうちの一羽はリボンのようなものをくわえて飛び立ったのです。いろんなカラスがいるのだと一瞬頭をかすめました。カラスにも個性があるのだと思ったのですがふと知人から聞いた話を思い出しました。千葉の友達ですがいつも木の下でごみを焼いていたそうです。そのうち自分の車の上だけに魚の頭が落とされていることに気が付き、観察をしているとごみを焼いている木の上にカラスの巣がありカラスに嫌がらせをされていたらしいのです。カラスに負けてなるものかとごみを焼き続けているので攻防は続いていると言うのです。ペンションを経営しているので客の獣医さんに聞いたらカラスは50年生きるから知恵もあると教えられたそうです。その一連の話をたまたまNさんにすると50年も生きるのに白髪のカラスは見ないなといわれ??私も見たことがないのです。


人を見る目

2005-12-14 22:12:15 | 外出介助
今日のことです。さろんに城東区家族会のOさんが来られ前後して、いつものようにMさんが来られました。来られるとすぐ、今の谷町4丁目当たりに戦争中飛行機が落ちた話を前にしていたのですが、その光景を知らせてきた友人の手紙を読み出されました。みんな、それまで折り紙でバラの花を作っていたのですが手を止めて傾聴です。読み終わり四方山話の中でMさんが財布を拾った話に及びました。Mさんは「若い娘さんの財布を拾ったけど、本人でなく父親が御礼に来た。本人がありがとうをいいに来るべきだ」持論を展開し、正論なので口を挟む余地はないと聞いていました。するとOさんが「もしかしたら体が不自由で来たくても来られない人だったかもしれない」とやんわり話されたのです。私は、オー、オーなかなかいいこと言うなと感心していました。Mさんが帰られたので気持ちを伝えるとOさんも、男の世間話というような会に出たときに、ある人の話を聞いて焦点なく何を話してんねんと思って、あなたの話はとまとめようとしたら、自分のほうが司会者に止められそのとき気が付いたと。「もうこの会にはでない、向いていない」と思ったそうです。そして人はというより自分は一面しか捕らえていないと気づいたそうです。それで学んだと。私たちもこの話で学ぶことができました。なんでもないような会話でお互いに学びあい高めあうことのできる「からほりさろん」の素晴らしさを自慢したくなりました。


幸せ?

2005-12-05 08:09:51 | 暮らし
幸せ?今考えています。この前からこのブログに登場しているKさんですが、「幸せと思った時があるのだろうか?」私も数年前とても苦しいことが起こりましたが、今は毎日が楽しく今が一番良いときいい日幸せと思えるのです。贅沢ですね。一年ほどになると思いますが、玉造の駅近くの公園でホームレスのおばあさんと話したとき「今が一番不幸や」と。幸せなときがあったから不幸と思うときがあるのだろう。比較できるものがなかったら今が幸せか不幸か分からないのではないでしょうか。Kさんの生活ぶりを見たり聞いたりしてKさんにとってよりよい生活、暮らしが見えてこないのです。ご本人の意思はただ節約。なにもかも節約の対象で暖房、冷房、照明、身の回りの清潔、整理衣服にも及びます。どこから支援を始めようと考えます。ご近所の皆さんの支えとご本人の若さという体力で乗り切ってこられ、これから老いに向かって無理が利かなくなってきます。世間ではイエス様の生まれられた意味を思うことなくお祭りのようなクリスマスです。ケバケバ、ギラギラと表現すると気を悪くされるでしょうか?そのような時もKさんには無縁です。片隅でひたすらひっそり日を食いつぶしているような人がいると考えられたことはありますか?わたしもKさんに出会うまで思ったこともありませんでした。今願っているのは、Kさんが少しでも暖かなお正月を過ごせたらと願います。ちょっと週の初めに暗くなりましたが、日々の生活で少しだけ想像力を働かせ自分以外の人に思いをはせていただけたら嬉しいです。