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もやもや日記

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『皇帝ペンギン』

2009年06月16日 | 映像

監督:リュック・ジャケ/86分/フランス




《内容》
南極の厳しい自然の中で、皇帝ペンギンが求愛から子育てに励む姿を追ったドキュメンタリー。



昨日、BS2で放送されていたのを、途中から観ました。しまったー、最初の方は気がつかなくて見逃してしまった。

コウテイペンギンと言えば、体長は130cmほどもある大きなペンギンなので、彼らが寒さをしのごうと、吹雪のなかぎゅうぎゅうと身を寄せ合って足踏みしているのを見るにつけて、つくづく「ヒトっぽい」と思ってしまいます。あれだけきっぱりと直立していて、しかも体の色もグレーから黒色の背中に白い腹、蝶ネクタイに見えなくもない黄色い模様が首筋にあったりして、一列に並ぶその姿はまるで朝の通勤風景です。歩きながら時々ぱたっと倒れて腹で滑っていくのもまた可愛い。

そんなコウテイペンギンの子育ての場面から私は観たわけですが、やはり大変ですね、この人たちの過酷な環境は。何も食べずに4ヶ月もじっとしているなんて、えらいこっちゃ。

コウテイペンギンのヒナは、ペンギンのなかではかなり可愛い部類です。アデリーペンギンのヒナなどは、毛だらけの膨れたラグビーボールみたいな姿でふてぶてしく餌を要求し、あまり可愛いとは言えない感じですが、コウテイペンギンのヒナはふわふわして灰色で、とても可愛らしい。うーむ。可愛い。


ペンギンが集団でぞろぞろ歩いたり押し合ったり、海に飛び込んだり海中を飛ぶように泳ぎ回ったり、ヒナがよちよち歩いたり可愛く鳴いたり、そんな愛くるしい姿を、南極の美しい映像とともに堪能できる作品でした。
ただ、押し付けがましい内容のナレーションと、時々挿入されるいささか場にそぐわない風のポップな歌に、どうも気が散っていけませんでした。でも、海の中や夜の南極の映像がとてつもなく美しかったからいいか……。

動物もののドキュメンタリーはいいですね。