啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「奥多摩 玉堂美術館」

2020-09-09 21:00:46 | その他

関越道ー圏央道ー青梅街道・・奥多摩方面へ車を進めるにつれ、緑が深く自然が豊かな青梅市御岳。自宅から車で1時間30分程。向かった先は、玉堂美術館。日本画家、川合玉堂の個人美術館だ。駐車場から美術館へ向かう小径は、緑をわたる風を受け、清涼感に包まれる。美術館前は多摩川が流れ、そこではラフティングを愉しむ。台風の影響で、水が濁っているかと思ったが、さほどでもなく、風情ある景観。全体が文化的な風景に包まれている。自身がここを訪れたのは3度目。玉堂の日本画は、遠い昔どこかで観たような、長閑な自然の山村風景。絵の中には、そこで働く人たちの姿が小さく描き込まれ、自然と人間に注がれるやさしい情感をおぼえる。「くまどりだけで雪を表現、描かずに描くのは、玉堂だけ」とVTRでの説明があったが、日本の自然を描き続けた、そしてさりげない日常を描いている作品に心をうたれる。運転をしていただいたAさん、お疲れさまでした。