啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ハコベ」

2015-04-02 10:54:44 | 山野草
「ハコベ」 ナデシコ科
 一般的に、花といえば桜のことであり、日本を代表する花だ。桜は、なんといっても百花の王だ。桜は、まだかまだかと待ち望む人の心を、開花は十分に満たしてくれる。桜の美しさを語るのに言葉はいらない。
 近所の保育園でも桜が満開。昨日は、入園式のようだった。着飾った母と手をつないで、満開の桜のもとを歩いたことを、いつまでも憶えていてほしいな、なんて、たわいのないことを思いながら散歩した。
 あざやかに、一気に咲きだした花々をよそに、道端で咲いていた、小さな、清楚な花が見にとまった。ハコベだ。ハコベは、ハコベラともいい、春の七草としても有名だが、世界には約120種、日本には約18種あるという。その中でも、本日アップしたのが、ウシハコベ、コハコベ、ミドリハコベなのかよくわからない。が、自分なりの結論は、コハコベかな?
コハコベは茎が赤いし、ミドリハコベは茎が赤くならず、全体が緑色なので。ま、ハコベには間違いがないと思う。
丈が低く、茎がよく枝分かれして、群がってはびこる。草むしりは、少々手をやくが、白い小さな花が可愛らしい。あたかも10枚見える花びらは、実は5枚。学名はラテン語で「Stellaria media」、中くらいの星、という意味だという。花の形が、星形をしていることからついたようだ。そういえば「ハコベはね、星の花っていうんだよ」と教えられたことがある。何とロマンチックで素敵な名前なのでしょう。
コメント (2)
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