啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「オオデマリ」

2015-04-27 15:44:00 | 庭の花木
「オオデマリ」 スイカズラ科
 ‘キングサリ‘が見たくて、埼玉県神川町の渡瀬 天神山山荘 原邸を尋ねた。ここは、明治時代の実業家、原善三郎の故郷だ。横浜を拠点とし、原財閥をなし、横浜の原家の屋敷跡は、あの三渓園だ。神川町の原邸は、4月の1か月間だけ一般公開されており、この期間は桜、ツツジ、ミツマタ、水芭蕉、リキュウバイなど多種類の樹木や草花に包まれている。邸内をあちこち歩き回ったが、それらしい樹木が見つからない。たまたま、出会った方にお尋ねすると、「ここには、キングサリはないですよ。キブシでは」とのこと。キブシは知っている樹木なので、間違うことはないと思うのだが・・・。きっと、他の場所で見たのかもとガッカリしていると、「教えてほしい花がある」と、逆に尋ねられた。似ているような花や葉はたくさんあり、特定することは難しいのだが、「オオカメノキかも」と回答。誤っていないといいのだが・・ちょっと気がかり。
 数年前の春のこと。あるお宅で、見事に咲いている白い花を発見。オオデマリだ。その花に魅せられ、花木センターに行ったのだが、残念ながら、見当たらず、仕方なく、似ている花、テマリカンボクを求めた。しかし、あきらめきれず、翌年求めたオオデマリ。数年間、花が咲かなかったのに、ようやく今年咲いた。待って、待っていたのに、夫はとうとうその花を見ることはなかった。咲き方が、アジサイに似ていて、小さな花が密集し、毬のようだ。咲きはじめは、黄緑色だが、だんだん白く変身!葉の縁は、ギザギザがあり、葉脈も鮮明。まるで、スカートのひだのようだ。清楚な花も美しいが葉も美しい。
コメント (2)
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