啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

蕾の「ヒメサユリ」と「オオイワカガミ」

2012-05-20 09:55:50 | 山野草

新潟県の三条市に下田町。長禅寺→高城山(373M,城址)→袴腰山(526M)のハイキングコースはヒメサユリの群生で知られる。往復で4時間程度。高城城址までの標高で200-400Mの間には群生しているところが何箇所かあるほか、登山道(遊歩道)脇に点々と見られる。その先の、袴腰山まではポツリポツリと見られる程度。19日に歩いた時、開花しているものは一輪もなく、写真の蕾状態のものが一番ピンクに艶めいていた。見頃は6月上旬ということ。

「ヒメサユリ」はユリ科ユリ属の多年草。オトメユリとも呼ばれるが、自生地ではヒメサユリの名が使われることが多いという。日本特産種で新潟県、山形県、福島県などとの県境となる飯豊連邦、宮城県南部、守門岳周辺など限られた場所に自生しているという。

茎はヤマユリと殆ど同じで草丈は30-50センチ。草丈が15センチほどでチゴユリ程度ながら、ツボミを持っているものも見かけられ、環境による差は大きいようだ。花径は5-6センチ。香りは甘く濃厚だという。良く似たタイプにササユリがあるが、区別のポイントは「オシベの先が黄色い」く「淡いピンクの花に斑点がない」のがヒメサユリだそうだ。

「オオイワカガミ」はイワウメ科イワカガミ属の多年草。コ、オオ、ヒメ、ヤマなどを冠する仲間は多い。光沢のある常緑の葉が大きく、花茎も高く伸ばす(15-20センチほど)ことからオオイワカガミと呼ばれる。だだし、普通のイワカガミとオオタイプの区別は不明。登山道脇にオオイワカガミのプレートがあったのでオオイワタイプとした。白花も清楚で印象深かった。

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