啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「アカヤシオツツジ」(ヒトツバナ)

2012-05-02 08:41:39 | 山野草

山野草の花の最盛期をタイミングよく捉えるのは意外と難しい。春の到来が遅れた今年、特に高い山では花の時期が遅れているようだ。平年なら“ヒトツバナ”の名所・西上州では4月上旬ー中旬が見頃となるが、烏帽子岳では4月最後の日に咲き始めたばかりだった。登山者の話では隣接する三ツ岩岳では「かなり咲いている」ということで、天狗岩から烏帽子岳への縦走コースは「咲き始め」だったという。

「アカヤシオツツジ」はツツジ科ツツジ属の落葉低木。幹は高くても5-6メートル。岩尾根付近、岩稜に多く見られる。種類の多いツツジの仲間でもっとも早く咲く。葉がでる前に花をつけるので、遠くから見ると淡いピンクの雲が浮かんでいるように見える。一本の枝先に“淡いピンクでふんわり軟らかそうで気品のある花を1個だけつける。そのため、西上州では「ヒトツバナ」と呼ばれる。三ッ岩岳の登山口付近には“5月3日 ヒトツバナ祭り”の看板も立っていた。

4月30日の烏帽子岳山頂は雲(霧?)に覆われており展望はゼロ。西上州の山でも有数のアカヤシオツツジの名所。最盛期にはツツジに山頂が包まれる感じになるはずだが、今年は咲き始まったばかり。それでも、重い雲の中にフンワリと浮かび上がっていた。

フンワリとという表現を何回か使ったが、文仁親王妃・紀子様とお2人のお子様のイメージがアカヤシオツツジとダブっている。大分前のことだが、アサマ2000スキー場のレストランで、ご一家と至近距離ですれ違った。そのときの紀子様、お子様のスキーウエアの着こなしと上品で気品のある“フンワリと浮かんだようなお姿”がアカヤシオなのだ。

ちなみに、私は皇室そのものに全く興味を持っておりません。大マスコミまでが宰相を小馬鹿にする一方で、皇室を取り上げる際には“頭右”となる扱い方・・・おかしいと思いません?


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