啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「小梨山」と「戸神山」

2011-04-21 18:01:12 | 里山

火曜日の朝、赤城山や袈裟丸山系、浅間など高い山々は雪に覆われた。妙な天気が続く。高い山では残雪が多く、低い山では春の進行が早い。今年はフジ植物を見に行くのもタイミングが難しい。

目標が決まらず、とりあえず近所の山にと登ったのが「小梨山」(709メートル)。藤岡市の西、日野谷にある無名の山。昨年、ハイキングで友人達と“小梨峠”まで歩いた。日野谷の上鹿島からこの峠を経由、私の散歩コース“子王山(2000階段)”までは、関東ふれあいの道に指定されている。このハイキングコースは、途中で行き会った人の話では「20キロほど」というからかなりの距離。私は峠でコースを離れ、小梨山に向かった。

上鹿島から小梨峠までは約40分。何の変哲も無い林道をただ登る。峠付近で御荷鉾山など南側の展望が開ける。数日前に問うブログで紹介した“エイザンスミレ”が咲いていた。峠を反対側に巻いて下るふれあいの道と別れ、ほとんど踏み後の無い寂しい森に踏み込む。明るいので恐怖感は無い。サンシュユが尾根沿いにあちこち見られた。ヤマザクラの木もあるが、未だ咲いていない。急な崖をロープで下り、再び登り返し、尾根沿いに歩いた先端が山頂だった。展望も効かず、持参したミカンを食べて下山した。

迦葉山に春の花が咲いているのでは?と出かけた。天狗を祭ってある寺の駐車場から見上げると、未だかなりの残雪が残っている。「これでは植物は期待できないし、雪を歩く装備も無い」と簡単に諦めた。榛名山のどこかに変更しようとしたが、時間も遅く無理がある。「戸神山」(765メートル)を思い出した。急登もあり、展望は最高。来る時に見えたが雪も無かった。

昨年一度登っており今回が2回目。準備も無かったので同じコースを歩く。昨年は頂上で保育園児の大群に襲われ?た。今回は山の大ベテランの方に「100名山の11座がここから見える」「一番近い谷川岳が見えない」など1時間ほど講義していただいた。上州武尊山(写真奥の雪を冠した山)がとりわけ美しかった。

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