啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ガマズミ・・・たぶん」

2015-10-12 09:47:32 | 里山
「ガマズミの実」 スイカズラ科
 朝からぬけるような青空。空気は澄み、まさに行楽、洗濯日和。気持ちの良い一日となりそうだ。この天気に誘われてか、野鳥達も賑やかにのど自慢。たくさんの鉦を、ならしてあげたくなるほど上手。
 実りの秋というけれど、当家の柿もだいぶ色づき、甘くなったのか、野鳥がつついて、無惨な実もちらほら。近所の家のフェンスには、アケビのツルがからみ、大きな実が紫色に熟し、なかには、割れて黒い種が見え、白い果肉があらわれている。このアケビ、美味というほどでもないが、口に含めば、ほのかに甘く、独特な食感だ。山に行けば、ご馳走になること間違いがない。また、秋の楽しみは、色とりどりの実が見られることだ。当家の庭の片隅では、きれいに色づいた、ムラサキシキブの実、ハマナスの実が青空に輝いている。
 “あの時、もっとしっかり聞いておけばよかった”と思うことがしばしば。山に野に、河原の堤を散歩している時でも、夫に植物の名前を尋ねれば、ほとんど教えてくれる。その時は、“なるほどね”と覚えたつもりでいたが、今になると、こころもとない名前が多い。たぶん“音”として聞いていたのでしょう。忘れても、いつでも聞けば教えてもらえる、という安易な気持ちでいたので、何時になっても、名前が覚えられない。このガマズミもその一つ。
初夏には白い小花をたくさんつけ、秋には真っ赤に熟す。この赤色が、何ともあざやかで美しい。たぶん、ガマズミ・・・と思う。
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