啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「スズメノヤリ」

2014-04-12 08:30:31 | 山野草
「スズメノヤリ」 イグサ科
多年草。気にしなければやり過ごしてしまいそうな、実に地味な山草だ。3月頃に穂を伸ばし、10cm位の細長い茎が伸び、その先に赤褐色の小さな花がたくさん集まり、1つの頭花をつける。この名が、またまたユニークだ。調べてみると、花の穂を、スズメが使うたんぽ槍に見立てたものという。「たんぽ」とは、綿など丸めて皮や布で包んだもの。けいこ用の槍の頭につけたり、拓本をとるとき、墨を含ませたりするのに用いるもの。つまり、先に「たんぽ」をつけた、けいこ用の槍に見立ててつけたらしい。「槍」と言っても、武器の槍ではなく、大名行列の先頭で、やっこさんが振っている「毛槍」の意味だという。小さいので、スズメの大名行列で使われでもするのでしょうか?という意味合いのことも記されていた。それにしても、この名をつけた方の発想力に感服。

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