啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「我が意を得たり」

2021-09-10 11:21:28 | 庭の花木
「フジバカマ」 キク科
 元某新聞編集委員の福島伸二氏、9日付け「生活」面に記載されていた記事に「我が意を得たり」と、何度も読み返した。彼は「天声人語」の元筆者という。愛読者の一人として、巧みな書き上手には、心から尊敬している。
 わずか500文字程度の当ブログでさえ❝書く❞という作業は、実に大変な労力であり、わかりやすく、自分の思いや考えを、すーっと読んでくださる人の心に「言葉」を届けられるのだろうか。自身の語彙力の少なさに悩み苦しみ、自己嫌悪に陥ることもしばし。このセンテンス長すぎるかな?助詞の使い方は正しいのだろうか?同じ言葉を繰り返し使っていないか・・。パソコン上に書いた文章を何度も読み返し、削除したり補足したり、誤字はないかと確認したり注意を払う。けれどアップしてから「あ~失敗!」と反省することしきり。極めつけは、花の名前を間違えたこと。指摘してくれたその人は「大したことないよ」と言っていたけれど、自身にとっては実に「大した事」であり、恥ずかしさで頭が真っ白。自分の思い込みに100%呆れた。福島氏は「書いているうちに思考が深まり、物事がしっかり見えてくる。それが書くことの喜びでもあり醍醐味。書くことは考えること」と。高尚な文章など書けないけれど「ブログ続けよう!」と勇気をもらった。
 草丈1m程のフジバカマ。淡いピンク色の花をつける。その頭花は粒のような蕾と違い、ばらばらと糸のような冠毛を出す。その姿が、袴を連想させるところからの名と図鑑に記載されていた。情緒ある秋の花。