啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「オカトラノオ」

2016-06-17 10:40:18 | 庭の花木
 「オカトラノオ」  サクラソウ科
 およそ、“お笑い”という名のつくTV放映は、あまり観たことがなく、そちらの方のお名前はほとんど知らない。今回、たまたまご縁があり、友人と出かけたステージ。一部、有名な方もいらして、客席とかなりの一体感もあったが、その雰囲気に戸惑う自分がいて、やや冷めた心持ち。時々、苦笑い程度。“落語”の笑いの質との違和感がそう思わせるのか。しかし、人を笑わせる職業は、大変な仕事だと感じ入った。
 一般的に、トラノオとよばれる植物は種類が多いが、当家では、オカトラノオとカクトラノオがある。現在、オカトラノオが花盛り。茎の先に、白い小花がまとまって、まるで、虎のしっぽのように、曲がった形で咲くので、この名がある。丈夫で、繁殖力旺盛。特段、手をかけずとも、根で増えてゆく。花穂は皆、同じ方向を向いて咲くという。中には、へそ曲がりはいないか、と群生している花に目をやれば、あっちをみたり、こっちをみたり、それぞれ、よそ見ばかりしている。その花の姿が、何とも言えずユーモラスなので、茶花として楽しんでいる。そういえば、誰かさんは寅(とら)年生まれ。檻に入った、優しくおとなしいとら(虎)です。ウフッ。