啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「クチナシ」

2016-06-14 20:19:42 | 庭の花木
 「クチナシ」  アカネ科
 ピアニスト、金子三勇士、サマーコンサート。200人しか入れない会場は満席。ショパン/幻想即興曲 革命 、リスト/ラ・カンパネラ 愛の夢 ハンガリー狂詩曲第2番、 モーツァルト/キラキラ星変奏曲など名曲の数々。なかでも、ドビュッシー “月の光”は幻想的で素敵。優しさの中にも力強く、のびやかな音色に、いつしか引き込まれた。迫力と緊張した空気感が会場を包み、心地よさに酔いしれた。
 純白で清らかな花、クチナシ。強く甘い香りが梅雨に漂っている。その香り、花の美しさから、家庭でも庭木として植えられている。しかし、クチナシを植えると、アリが来るといって敬遠するとも言うが、確かに、花びらをよく見れば、小さな、小さなアリがたくさんくっついている。クチナシとは興味深い命名だが、果実が熟しても割れないために“口無し”とか果実の突起を、くちばしとみたクチハシからの転訛などがあるようだ。
 月夜の晩には、ドビュッシーの“月の光”を聴きながら、優しい光に照らされた、純白のクチナシの花を愛でるのもロマンチックかも。
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