啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「マツヨイグサ」

2016-06-08 15:53:32 | 庭の花木
 「マツヨイグサ」 アカバナ科
 いよいよ梅雨入り。雨のシーズンがやってきた。カエルも、我が意を得たりとばかりに、ケロケロ元気に合唱。彼らは、皮膚が敏感だから、温度や気圧の変化をいち早く察知する。雨に似合うカエル、花ならアジサイか。雨にしっとりうたれ、艶やかで、しかも大きく、色もバラエティーに富んでいる。多数の花が毬のように集まっているので、別名、テマリバナとも呼ばれるようだ。TV映像で、鎌倉のアジサイが紹介、その見事さに心魅かれ、早速、鎌倉在住の姪に連絡したところ、返信は、赤ちゃんの映像の数々・・。まっ、それはそれで・・。
 マツヨイグサのことを、子どものころから、ずっと長い間、月見草とよんでいた。しかし、実際、月見草は別の植物と知ったのは、そんなに遠いことではない。河原などでよく見かけ、この花で遊んだ記憶はないが、鮮やかできれいな花、という印象は強い。マツヨイグサは漢字では“待宵草”。文字どおり、花が夕方咲くのを、まるで宵を待って咲くようだ、としてなづけられたという。歌手、高峰三枝子の宵待草、多分、これは待宵草。そして、私の子供の頃からのよび方、月見草も同じ花ではないかしら。ここ数日、お月様にお目にかかっていない。♪ 今宵は月も出ぬそうな。