啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「ハルリンドウ」・・・たぶん

2016-04-21 15:42:04 | 山野草
 「ハルリンドウ」 リンドウ科
 舗装された道路の両側は、白、ピンク、紅色のハナミズキの花が満開。「ここは、ハナミズキ通りというんですよ」と、施設の利用者の方から教えていただいた。埼玉県内の、ある福祉施設に依頼され、春のお茶会を催したのは先日の事。野点傘をはじめ、お茶道具を車に詰め込み、準備が大変だったが、協力してくださった仲間に助けられ、無事終了。帰り際、○○さん、と突然私の名前を呼ばれ、驚いていると、行事の予定表に名前が書いてあり、楽しみに待っていてくださったとのこと。こんな嬉しいことはない。そして、記念写真。楽しい時間は瞬く間に過ぎてしまう。今回の活動、定期的に行っている他の施設でのボランティア活動と合わせ、今ではライフワークとなっている。
 写真を撮っていると「それって何の花ですか?」と年配のご夫妻から声をかけられた。リンドウです、とお答えしたが、しかし明確には、ハルリンドウなのかフデリンドウなのか定かでない。簡単な見分け方を調べてみると、ハルリンドウは、一つの茎に一つだけの花をつけるが、フデリンドウは、一つの茎にたくさんの花をつけるし、根出葉が大変小さく、ロゼッタ状にならないと記されていた。・・・で、どっちかと悩んだ末に、ハルリンドウ?と決めた。リンドウといえば、一般的に、秋空に濃い青紫色の花をつけ、草丈も50cm位にはなるが、春に咲く花は、せいぜい10cm位だ。太陽の光を十分に受け、上向きに凛と咲く姿は可憐。漢字で「竜胆」と記するので、名の由来を調べてみると、リンドウの根が漢方薬の「熊胆」と同じくらいに苦く、これに匹敵するのは、たとえるなら、竜の胆くらいしかないんじゃないかという事でついたと、ネットには書き込みがあった。春の柔らかな日差しをうけ、丘の斜面に鮮やかな青紫色がまぶしかった。
コメント
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