啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「タンチョウソウ」

2016-04-15 16:19:52 | 庭の花木
 「タンチョウソウ」  (丹頂草) ユキノシタ科
 昨晩、熊本県で震度7の強い地震。突然の事態に、何が起きたのか、わからない状態だったのではないだろうか。一夜明け、その被害が徐々に明らかになってきた。映像からは、火災、家屋の倒壊、断水、停電、ガス、高速道路の亀裂などといったライフラインの混乱、そして救助活動等々が伝えられている。さらに、いまだやまぬ余震に、怖い思いをしているに違いない。地震は、予告なしにやってくる。なんとか、知る術はないものだろうか。
 最近の新聞記事に、国の特別天然記念物のタンチョウが、今冬、北海道の調査で、過去最高の1320羽確認された、と記されていた。1952年度は、釧路湿原を中心に、33羽が確認されただけというから、この間、環境省や地域など官民一体の積極的な活動が、たゆみなく続けられた結果なのだろう。タンチョウが上空を飛ぶ姿など、本物は一度もみたことないが、本や映像でみるその姿は、実に優美である。全長1m40cm、翼を広げると、なんと2m40cmもあるというから圧巻だ。
 こちらは、タンチョウソウ。漢字で“丹”・・赤い、“頂”・・てっぺん と書くように、白い小花の中心は赤く、スーッと長い茎は丹頂鶴の首に見立て、ヤツデに似たような葉は、羽に見立ててつけられた名前という。草丈、30cm位。硬い土からピンク色した蕾が顔を出し、茎が伸びたかと思ったら、すぐ花を咲かせ、あっという間にグングン茎が成長し、根元から葉が出てくる。黄緑色の葉が新鮮で、花入れにさせば、そこは春色。
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