啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「チゴユリ」

2014-04-20 17:27:25 | 山野草
「チゴユリ」 イヌサフラン科
「気分転換に竹沼に散歩に行こうよ。何か、発見があるかもしれないよ」と、妹に誘われ、いつものコースを散策。私の心の中には、「ひょっとして、あの花が咲いているかも?」という期待感があった。駐車場に着くと、吐く息も白く、寒い。おしゃべりしながら、それでも目は皿のようにして「その花」を探している自分に気づく。暫く行くと・・・山のやや乾いた林の斜面に「その花」を発見!!。「チゴユリ」だ!大好きな、大好きな花だ。ブログの紹介画面にも、年間をとおして掲載している。何で、こんなにも魅かれるのだろうか?実に、愛しく思う花だ。
チゴ「稚児」とは、子供のことで、小さく愛らしいという意味。花は白色で、うつむきかげんに咲き、可憐で清楚。草丈は20cm位。花の径は1cm程で、細い茎の先に花をつける。強い風が吹こうものなら、吹き飛ばされてしまいそう。小さな花なので、存在感は主張せず、でも、凛としている姿に、心奪われるのかもしれない。四苦八苦しながら、花の写真を撮っていると、散歩中のおじ様から声をかけられ花談義。「下向きに咲いている花は、その下に鏡を置き、そこにうつった花を撮るといいよ」と教えられた。大変お勉強になりました。