啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「タチツボスミレ」

2014-04-03 08:28:53 | 山野草
「タチツボスミレ」 スミレ科
うららかな陽気に誘われ、友人のAさんと高崎観音山丘陵と染料植物園を散策。あの有名な観音様がいらっしゃる場所だ。余談だが、ここは、恋人と一緒のデートスポットで知られるが、観音様にやきもちをやかれて・・・・・ねっ?
気持ちを切り替えて・・・観音山丘陵には、野鳥の森、洞窟観音があり、時々、夫と共に楽しんだコースだ。染料植物園に駐車し、歩き出すとすぐ目についたのがタチツボスミレ。日本を代表するスミレだ。林の縁や里山の土手などいろいろな環境に生えている。タチツボスミレはその名とおり、茎が立ち葉も丸くツヤがない。花は淡い紫色で上品、優しい印象を受ける。スミレといえば、これも身近な、いわゆるスミレ。高さ5cm位の小型の濃い紫色のスミレは道端、畑などで見かけ、子供の頃から親しんだ春の花だ。花びらの距を「墨入れ」(すみいれ)にみたてて名づけられたという。
「墨入れ」なんてお若い方はご存知だろうか?大工さんが、昔から線を引くのに使っていた道具のことで、この花が咲き始めのころ、横から見ると形が良く似ている。
野に咲くどんな小さな草花にも、それぞれ名前がついていて、それを知ることにより、今まで見過ごしていた道端の、ほんの小さな花にも「愛する気持ち」が生まれて来るのである。
コメント
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