啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

「カタクリ」

2014-04-08 12:24:36 | 山野草
「カタクリ」 ユリ科
「カタクリは一葉では花が咲かない。二葉でないと咲かない。日中は花が反り返るように開いているけれど、曇りや雨の日は全部ピタリと閉じているのよ」というAさん。「へぇ〜」と私。手持ちの植物図鑑では、そのような事書いていないので、初めて知った。さらに「夜に、懐中電灯もって確かめに行こうか?」と。「え〜っ、夜? こわっ!」と私。相談の結果、夕暮れに行くことに決定。当家から約5km、吉井、小串カタクリの里 (石碑の里)がある。山の北斜面一帯、カタクリでおおわれている。紫色の斑点のある、柔らかい葉を広げ、赤紫色の大きな花をつける。数万株に一つといわれる白い花も数株あり、ハッとするほど美しい。カタクリは、北海道から九州まで分布。アリが好む物質をつけた種子が巣に運ばれ、そこから芽が出るという。開花まで何と9年!寿命は15〜20年位という。
夕暮れ時、確かに花が閉じかけたもの、完全に閉じているのもあり、感動はひとしおだ。また、ここには、黄色の花も咲くという。そういえば、トキの里にも黄色がある、と夫が言っていたように記憶している。
コメント (2)
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