啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

セッコクを見に高尾山へ

2010-06-17 16:25:04 | 低山歩き

カミさんの誕生記念のお祝いに、高尾山(599㍍)を歩く。
テレビで見た「セッコクの花を見に行きたい」というリクエストに答えたもの。
関越高速に乗るまでは一緒だが、山に登るため、東京に向かって走るのは
少し違和感がある。都民のオアシスとして、人気が高いという高尾山だが
予想を上回る自然の宝庫を実感し、なるほどと思った。

京王高尾山口駅に近い駐車場に止め、ケーブル駅の脇から自然観察6号路に入る。
ネットで調べると、ここのコースで2箇所ほどセッコクを観察できるポイントがある。
そのひとつ「ビワ滝」のあたり。滝の前にある施設の若い人(お寺さん関係の人?)
に聞くと「もう終わった(シーズンが)?判らない」と興味の無い返事。情けない。

登山道に引き返した所で会った、植物にやたらに強い中高年の婦人は親切な人そのもの。
もう少し先に、セッコク葉咲いているはず。「大きな杉の枝を見てください」と
のアドバイス。婦人は、セッコクとイナモリソウ、ウメガサソウを見るのが目的で
歩いていると教えてくれた。その先、花のポイント々で親切に教えていただき感謝!

セッコクを撮ったつもりの写真が添付したものだが、技術不足に、カメラの程度が
加わり、ご覧の通りに何を撮ったかわからない状態。写真の中央部、上から2番目の
枝の先ほどに、白く感じる部分があるがこの辺に咲いている。ランの一種で珍しい
花。愛好家が栽培しているものを展示会などで競っているが、全く興味がわかない。
隣接した木には、もっと多く咲いていたが、光線の関係で、写真が?????。

高尾山山頂でコーヒーを入れて休憩。その直ぐ後ろでは、大勢の人を無視して
コゲラ(啄木鳥の一種)が、巣穴?作りに懸命。帰路は薬王院を回って1号路を下る。
ここでも杉の大木に寄生?しているセッコクがあった。

帰路で、猿園と植物園(野草)を兼ねた施設があり、野草が目的で入場券を買った。
切符切の婦人に「今の時期の目玉は?」と聞くと「今は何も無いのよ」の返事。
返す言葉で「どうします?」。猿を見ても仕方が無いのでキャンセルしていただいた。
良心的と2人で感激。観音様で有名な高崎の丘の売店の小母さんなら、売りつけた物は
何が何でも返品など受け取らないと思うと、余計に嬉しくなった。