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啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

尾瀬「アヤメ平」とミズバショウ

2011-06-15 08:50:44 | 低山歩き

ここ数年、毎年一回は「アヤメ平」(1969メートル)を訪ねている。混雑する尾瀬ヶ原を避けるのが最大の理由。静かさと至仏山、燧ケ岳の絶景が最大の楽しみ。14日に高校時代からの友人2人と“霧、雨、好天”と変化の激しいアヤメ平を楽しんだ。

神奈川、埼玉に住む友人との日帰りの尾瀬。鳩待峠からの尾瀬ヶ原往復を予定していた。尾瀬は5回目と言うH氏もおり、鳩待峠で目的地をアヤメ平に変更。「峠から平らな木道をミズバショウに囲まれながら歩く」とイメージしていたS氏もいたが、若い頃には北アルプスの経験も会あるという。霧と小雨の中、泥だらけの登りをスタートした。

残雪は予想外に少なかったが、木道に残っているところがあり、濡れた木道は滑って歩きにくい。途中から雨が強まり最悪のパターン。展望が効かないとアヤメ平へのコース選択は非難を浴びる!途中、雨具をつけるため少し休んだが、のんびりと横田代の湿原に出るまで2時間半程度で歩いた。少しだけだがミズバショウも咲いており、ようやく尾瀬らしい雰囲気。

湿原はまだ春になったばかりで、ショウジョウバカマとミズバショウ以外の花は見当たらない。チングルマが数輪さいていた。中ノ原を過ぎた辺りのベンチで昼食をとる。かなり寒かった。昼食が終わる頃になると天候が急に回復。燧ケ岳や至仏山の雄大な姿、会津方面や奥日光方面など遠景も楽しむことができた。

横田代辺りから至仏山



ミズバショウも咲き始めで可愛い姿をキープ。
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「白髪岩」と原三角測点と「ヤマブキソウ」

2011-06-04 08:06:15 | 低山歩き

ようやく晴れそうだったので、かねてから気懸かりだった西上州の「白髪岩」(1512メートル)を目指した。ガイド本によると時間はかからないが、ヤブ漕ぎの山で登山口や登山道が明確でないとのこと。ネット情報の“今は訪ねる人も多く、ヤブ漕ぎ派には期待を裏切るかも?”を信じ、一人で出掛けた。明治初期の「原三角測点」として3番目に発見されたものが山頂にある。これを確認するのが山行の目的。

日野地区から富岡方面に抜ける山道を走り、峠の会場集落で左にわけ林道に入る。御荷鉾スーパー林道に合流し森林公園方面へ。管理事務所を過ぎ3キロほど走ったところで、自生している「ヤマブキソウ」を見つけた。
自宅で咲いているものを紹介したが、やっぱり山ノ中にあるものは素晴らしい。

赤久縄山の西登山口を過ぎると、林道は少し細くなり、白髪への登山口を見落とさないように慎重に運転。意外にも“白髪岩”の標識があった。その奥に、細いが明確な踏み跡がある。これなら往けそうだ。

急登はほんの数分。ツルキンバイやユキザサ、名前の知らない小さな草々、新芽のカラマツやモミジの中を快適に歩く。ミツバツツジが鮮やかな紫色で緑の中に浮かんでいる。1499地点を順調に過ぎ、分岐点で直登ルートを選ぶ。山頂直下でやや急登があったがあっけなく到達した。

山頂に原三角測点があった。土台の部分が苔むしており、古さを感じさせる。ただ、中央部は比較的最近作り直したものだ。樹木に覆われ展望が殆ど無いだけに、こんなところで三角測量ができるのだろうかと心配になる。東の岩場に立つと浅間から上信越国境の山々が見渡せた。木が無ければ360度の展望が得られる場所なのだろう。雲取山と米山(新潟県)とここの3箇所にしか現存しない貴重な資料だと言う。

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赤城山「地蔵岳」

2011-05-30 08:57:45 | 低山歩き

18日、何の予定も無く、天気も快晴。こんな時にフラッと行くのは赤城山。天気予報を見ると、その日を逃すとしばらく歩けない。“地蔵にするか荒山か”を決めないまま自宅を出たのは午前10時をかなり回っていた。“山を歩きたい”という欲望?をどんな時でも優しく包み込んで迎えてくれるのが赤城山だ。

「地蔵岳」(1674メートル)は赤城山系の中核を占める山の一つ。標高は高いが千数百メートルまでは車で行くので、地元の山ガイド本でもファミリー向けのコース。ただし、コースによっては露岩がゴツゴツした急坂もあり、それなりの注意が必要。市街地から見ると赤城山系の中央にあり、何本かの電波塔が立っているのが地蔵岳。2回目となる今回も新坂峠からスタート。

赤城は“フリーになったら行こう”と決めていたところ。地蔵には昨年の初夏に始めて登った。覚えているのが頂上からの広い展望と後から追いかけるように上がってきた小学生の軍団。支度をして歩き出そうとすると、何だか騒がしかった近くの広場で“エイエイオー”的な掛け声が・・。また、小学生と一緒だ!!

まだ、芽吹きが始まったばかり。登山道脇に紫の小さなスミレが咲いている程度で何も無い。小学生に追いつかれては大変とそれなりに急いだが30分足らずで山頂についてしまった。これなら3往復はできそう??山頂からは大展望が広がっていたが、小学生が着く前に降り始め“挨拶の連呼”を避け、大沼に下る道を選択。

露岩がゴツゴツした急な下り。登山道らしい。今度来るときはこの道をあがろう。下っていくとオオカメノキなど咲いていた。県道に合流すると平行して歩ける歩道があった。さすが赤城!!新坂峠まで3,40分ー舗装道路を歩くのかと思い滅入っていたが、素晴らしい遊歩道がほぼ全区間つながっており、ウグイスやキツツキのドラミングなど聞きながら歩いた。
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赤城「鍋割山」と「迦葉山」

2011-05-21 12:23:25 | 低山歩き

赤城の「鍋割山」(1332メートル)。今年は初めてだが、これから何回登ることになるのだろうか。近くて、自然が豊かで、足の訓練にもなるー私にとっては貴重な山だ。18日に急に思い立って鍋割を目指した。

姫百合駐車場にクルマを停め歩き出す。登山道入り口から木の階段を修理中で通行止め。迂回路が設定されているが皆さんお構いなしに入っていく。私だけが、案内標示に沿って歩いたが、いつもと違う道で新鮮な感じ。ハルリンドウ?と一輪咲きのリンドウを見つけたが、残念ながらフデリンドウだった。駐車場の車は“今日が平日?”と思うほど多かったが、工事通行止めの登山道と迂回路が合流するまで、誰一人と会わず快適。

荒山高原に近い急登の辺り、今年もカタクリが可愛く咲いている。本物の自生カタクリ。小さな白い花を見つけたが、名前が判らない。アカヤシオツツジも咲いていた。

荒山高原から鍋割までの尾根道は快適。ただ、まだ木々が芽吹き始めたばかり。おまけに、保育園児が一杯で“元気な挨拶”に負けっ放し”。快適とは行かなかった。山頂はとんぼ返りで、鈴ヶ岳など見え展望の良い一番高い場所で一休みした。

「迦葉山」(1322メートル)は沼田市の北西にある。天狗を祭った曹洞宗のお寺「迦葉山龍華院弥勒寺」が登山口。日本3大天狗のお寺に入るという。比叡山の高僧“円仁”を招き天台宗でスタートしたが、1400年代に改宗したという。

登り初めから急登が続く。特に、鎖で登る“和尚台”前後の3-40分は木の根や岩につかまりながらの登り。鎖場は巻き道があるので問題ない。この岩には登山に興味がなかった頃、ハイキングで登ったのでエスケープ。高岩の岩場の恐さがまだ残っている?

鞍部に出るとタムシバやオオカメノキ、ミツバツツジなど咲いており西からの風が冷たく快適。山頂の展望は殆どない。余裕があったので1・2キロ先の白樺湿原まで足をのばした。小さな湿原はコバイケイソウの若葉で覆われていた。

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失敗の記ー丹沢「塔ノ岳」

2011-04-27 17:17:34 | 低山歩き

26日、高校時代からの友人3人で丹沢の「塔ノ岳」(1491メートル)を目指した。何だか寂しそうな写真だが、その通りにこの場所“花立”で登頂?を断念し、下山した。カメラのバッテリー不足。行程で撮った数枚の植物、山頂まで800メートル・標高約1400メートルの花立で試しにシャッターを押したこの一枚だけが残った。

明るくなったばかりの早朝5時に自宅を出発。群馬新町駅5時34分の湘南新宿ラインに乗ったつもりだったが、目を覚ますと何と高崎線の尾久駅。小田急線の渋沢駅9時集合が妖しくなる。あせった。大倉登山口行きバスが出る9時12分に滑り込みセーフで、友人たちの顰蹙をかいながらもほっと一息。

戸川公園から大倉尾根経由で塔ノ岳を目指す。丹沢には冬季を含め「何回も登っている」というものの、登山は30年ぶりという人もおり、ゆっくりと歩く。見晴らし茶屋、駒止茶屋などで小休止をとりながら・・・ペースは遅い。まあいいや・・そんな山行きだ。

山頂まで時間で約40分、距離で800メートルの花立(写真)に着いた時は既に午後1時30分。計画では塔ノ岳から午後2時に下山予定だったから大幅な遅れ。“未だ飯を食べていない”の主張があり、ここで昼飯。食べ終わった時は既に下山予定時間を過ぎており、衆議?の結果登頂を断念!!

食事では、私のミスでお湯が沸かせない。“コーヒーに入れて飲むつもりで持参したシーバースリーガル?が無駄になる”と強行に抗議する人も??下山路も戸沢に下るコースを選んだが、ヒノキ林で全く見通しのきかない急な尾根を黙々と下るだけ。時間も大幅にオーバーし皆の大顰蹙をかってしまった。登山口に戻ったのは夕方の6時半近く。

帰りに溝の口駅前で高校時代3年6組の委員長だったK氏が経営する和風居酒屋「はぐれ雲」に寄る。登山の失敗談や昔話、還暦を過ぎた面々の健康談義で遅くまで盛り上がった。
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「高岩」は怖い山だった

2011-04-01 08:49:29 | 低山歩き

久し振りの山行。高岩は今年初めての千メートル超の山(1084メートル)で、素人に近い私には“かなり厄介な岩場”があるところ。「雪が残っていたら止めよう」と決めて、軽井沢ICを降りた。

IC近くから見える厳しい山容に“この山登れるの”の不安。幸いに雪は見えない。西毛野外教育センター近くに車を止めスタート。いきなりの急登だが、予想以上に快調で、コルまではガイド本より10分以上早く付いた。登るにつれて、岩場が近付いたが、下で見上げるよりも何だかやさしそうに見えてきた。



この部分が、約20メートルでほぼ垂直の鎖場。写真中央の割れ目沿いに鎖が張ってあり、よじ登る。鎖場に行く手前のところが凍結しており、通れるかもしれないが、滑ったら止らない。怖い。一回は引き返そうと思った。通過した後、足が震えていた。鎖場も今までに経験のない大変な場所。怖いので鎖に頼るし、足元はつい岩溝の奥の方につける。体勢がオーバーハング気味になる。10メートルほど体をあちこちにぶつけながら上がると、立ち止まれるスペース。この上の鎖はさらに間違いなく垂直を越えている。もう、上を目指す他なかった。

岩場を過ぎると、頂上は目の前。ただ、北西面には雪が凍って張り付いており滑る。木の根や低木につかまりながらようやく山頂に付いた。360度の展望と、崖下の軽井沢IC方面など圧巻。ただ、山頂が狭いのに加え強風が吹き、ザックを入れた写真を採るのも怖い。雄岳まで恐る恐る足を伸ばし再び鎖場の下降。怖さは同じだが、登りよりもゆっくりと、体全体を使いながら落ち着いて下りることができた。

雌岳から展望台方面へのルートは、ノンビリ歩けると思っていたが、北面だけに雪が残り凍っており大変。殆ど踏み跡のない急坂もあり、かなりの手ごたえだった。ルートミスを除き、今までにない怖い経験をした。岩山は私には向かないようだ。


麓の集落から見上げた高岩。岩峰の裏側から鎖で登り、中央部のへこんだ場所へ。向かって左が頂上。右(北)が雄岳。写真左側が雌岳方面。展望台を経てコルから下りるコースにも20メートル程のロープが張られた難所があった。
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甘楽町の「天狗山」

2011-01-22 07:41:52 | 低山歩き

榛名の天狗山、足利の天狗山に続き、ここ2ヶ月で3回目の甘楽町「天狗山」(666メートル)。「ぐんま100名山」に選ばれていると言うが、余り訪れる人は多くないようで、それなりに静かな山行が楽しめた。が・・・、油断は禁物。またまた“ヒヤリハット”のルートミス。

しだれ桜で春になると賑わう宝積寺の駐車場に車を置かせてもらう。舗装された広い林道?を寺を巻くように上がっていく。30分強で桜の木が植えられ展望が開けるところに差し掛かる。右側に「菊ヶ池」方面の古い標識。凍った林道が行き止まり、ガレ場を上がっていくと小さな“お菊の祠”。この辺に伝わる悲しい昔話「菊女物語」にまつわるもの。ここから、山頂に向かうのかと思ったら間違い。来た道を引き返した。この往復で40-50分。

林道に戻って埃っぽい道を歩く。途中、西側には浅間山から草津、白砂山方面の山々の雪景色が輝いていた。林道の終点が登山口。山道に入ったかと思ったら、15分ほどで山頂に着いてしまった。山頂手前の鞍部を下ったところにある白倉神社に参拝。小振りだが神楽殿などあり、由緒ありそうなたたずまい。

やや歩き足りず、鞍部から北(東)側の最高点を目指す。この辺一帯を「お天狗山
」と呼ぶのだそうで、標高は690メートル。東側にはさらに高いところがあり、踏み跡があるので足を伸ばす。落ち葉の吹き溜まりで、ひざ上まで掛かるような場所もあり、踏み跡は殆ど無くなり、だんだん心細くなってくる。小一時間歩き、ここが一番高いと思われるところで休憩。パン一個をかじった。

帰路のこと。小ピークから落ち葉の吹き溜まりに下るあたり。迷ってしまった。南に5分ほど下りたが、来る時にあったはずの目印テープが無い。周辺を歩いて確認したが見つからず、不安になるばかり。小ピークまで戻って考え直したのが正解。ようやく、帰りの目印にと折っておいた枝と微かな踏み跡を見つけホッとした。

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二日がかりで登った低山「高戸谷山」

2011-01-20 09:25:15 | 低山歩き

冬の間に登ってみようと思っていた山の一つ。往復で2時間と軽く考えていたのが失敗の元。ガイド本と逆のコースでスタートしたが、踏み跡が殆ど無い途中の急なガレ場で心細くなり断念。悔しくて仕方なく、昨日再チャレンジでようやく頂上に着いた。

「高戸谷山」は標高が739メートルの低山。碓氷峠に近い松井田町の山中にある。ガイド本の登山所要時間から、簡単に登れる山と思い込んでいた。所用で出発が遅れ、明確に標示されていない登山口が見つからなかったこともあり、スタートが11時過ぎ。林道から入る。最初の目安の「作業小屋」が見つからず、コピーしてきたガイド本(地図のみ)をみると“逆から入ったようだ”が間違ってはいない。林道にテープがたまに巻かれているが、これは信じてはならない(作業指示の場合がある)。
 開けた場所に出た。登山道らしきもにはどこにも無い。地図を出すと「ヤブ」に入るようになっている。よく見ると“獣道”程度の踏み跡がある。不安のまま数百メートル進むと高戸谷山が正面に見える尾根(写真)に着き、ここから急な崖を下る少しはっきりとした踏み跡がある。
  「道が無かったら引き返せばいいや」と谷に向かって下った。15分ほど歩くと踏み跡が消え、急な登りのガレ場に突き当たる。地図で見ると「ガレ場の上の鞍部に登山道がありそうだ」。踏み跡らしきものを追って登り始める。途中に、落ち葉と崩れ落ちた土石に殆ど埋まった“ピンクの目印テープ”を見つけ安心する。が、鞍部まであと10メートルほどのところで弱気がでた。「この先、道はあるの?」「もう午後1時近く」「ここまで、迷いながら来た。引き返すのもおぼつかない」など。撤退を決めたと言うほど大袈裟なものではないが、私なりに悔しかった。
 自宅に戻って、ガイド本を見ると「コースを逆にとると道が不明瞭なところがある」とか「山は低いがヤブ歩きの経験が必要」と言うような趣旨のことが書いてあった。
 昨日も天気が良く、悔しかったので再チャレンジ。ガイド本通りに登った。杉林を抜けると岩混じりの場所に差し掛かり、急登が続く。昨日と違って踏み跡がしっかりしており、不安は無い。ガイドに示された時間より20分近く早く付いた。展望は無いが枯れた枝越しに妙義山の奇峰、鼻曲山の奥には上信越の雪を冠した山々など望めた。

帰路は、昨日失敗した道。急な下りと細い尾根が怖い。巻き道は落ち葉に隠れそうで幅が20センチぐらいと狭い。断念した場所を降りようと思ったが、その場所は通らずに杉林に突入。踏み跡が全く無い薄暗い杉林を強行突破。ようやく林道に出た。
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御堂山

2010-12-22 08:44:15 | 低山歩き
西上州の山々で、まだ登っていない数少ない山の一つ「御堂山」(878メートル)に登ってきた。群馬県内の山々を紹介したガイド本2冊(新聞社が編集)を使っているが、両方とも“道が不鮮明”という趣旨のことが書かれており、最近は一人歩きが多いだけに躊躇していた。逆に、気に掛かる山の一つとなっていた。

R254で下仁田町の中心部を越え軽井沢方面へ。軽井沢と佐久方面の分岐点の手前、GSの先を右折し林道に入る。2百メートルほど走ったところに駐車スペースがあり車を停めて、ここから歩く。本来は近くの西牧関所跡が駐車スペース。10分?程ショートカット。ここから、林道の緩い上りを25分ほどで終点。ここから、沢沿いの急登となる。小鳥が多く楽しいが、キジの飛び立つ大きな音に驚かされた。小さな滝をロープに頼って登る。岩だらけの登山道だが、乾いているので歩きやすい。ジジ岩、ババ岩の奇岩を左に過ぎるとコルに着いた。林道終点から30分ほど。

ここからが「ルートを間違いやすい」とされているところ。ただ、行程はよく整備されており、不安を全く感じさせない。ボランティアの方々のご苦労だと思うが、心から感謝したい。ジジ岩、ババ岩はエスケープし山頂を目指す。「間違いやすい」とされた標識なども判りやすくなっており、30分ほどで山頂。あっさりと着いてしまった。


山頂は北東に妙義山の展望が見事。西には葉を落とした雑木林越しに鹿岳や四つ又山など望めた。鹿の鳴き声をまねて口笛を返すと、応答があったように聞こえたが・・??40分ほどノンビリしていたが、天気予報の通りに雲が多くなり、気温が下がってきた。一度脱いだセーターを着直し下り始める。


  下り始めて直ぐに雑木林の先にジジ岩とババ岩が見えた。
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榛名の天狗山

2010-12-18 14:02:21 | 低山歩き
友人と榛名山の天狗山へ。ひと月ほど前、同じ人と登ろうとしたが、弱い雨に見舞われ意気地なく撤退したところ。標高は1174メートルあるがハイキング(家族)コースとして紹介されている。大和時代(585年)に創建という歴史のある榛名神社が登山口。駐車場が無料になっているのが嬉しい。埼玉県の長瀞周辺にある神社。近くの鉄道の駅周辺から神社周辺まで、殆どが5百円の有料駐車場。信仰の場ではなく、観光の場だ。それに比べると、群馬の方が寺社はもちろん、レジャー施設など駐車スペースに余裕がある。「田舎だから」という理由だけでは無いような気がする。

榛名の連邦の南側にある天狗山。神社の大きな鳥居をくぐり入っていくと直ぐ、右手に入る。舗装された道を数分歩くと沢沿いの道に入り、勾配もあり登山道らしくなる。30分ほど歩くと4合目の標識。ここまでくると、東南側に山頂が木々に隠れながら見えてくる。落葉松?林の中を緩やかに8合目まで登っていく。ここから、石が増え登山道らしくなるが間もなく天狗山と西峰の分岐。ゴツゴツとした岩を選びながら登っていくと天狗山の山頂。何と、5-6人の先客がいた。往復で2時間30分みればゆっくりと歩けるコース。

山頂には鳥居と大天狗・小天狗を祭った石宮がある。西側は浅間から八ヶ岳方面まで西上州の山々が開けている。


東は関東平野の遠望。ガイドには東京の高層ビルまで見えることがあると書かれている。当日は残念だったが、筑波山が微かに望めた(写真中央左のわずかなもりあがり)。

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