榛名の天狗山、足利の天狗山に続き、ここ2ヶ月で3回目の甘楽町「天狗山」(666メートル)。「ぐんま100名山」に選ばれていると言うが、余り訪れる人は多くないようで、それなりに静かな山行が楽しめた。が・・・、油断は禁物。またまた“ヒヤリハット”のルートミス。
しだれ桜で春になると賑わう宝積寺の駐車場に車を置かせてもらう。舗装された広い林道?を寺を巻くように上がっていく。30分強で桜の木が植えられ展望が開けるところに差し掛かる。右側に「菊ヶ池」方面の古い標識。凍った林道が行き止まり、ガレ場を上がっていくと小さな“お菊の祠”。この辺に伝わる悲しい昔話「菊女物語」にまつわるもの。ここから、山頂に向かうのかと思ったら間違い。来た道を引き返した。この往復で40-50分。
林道に戻って埃っぽい道を歩く。途中、西側には浅間山から草津、白砂山方面の山々の雪景色が輝いていた。林道の終点が登山口。山道に入ったかと思ったら、15分ほどで山頂に着いてしまった。山頂手前の鞍部を下ったところにある白倉神社に参拝。小振りだが神楽殿などあり、由緒ありそうなたたずまい。
やや歩き足りず、鞍部から北(東)側の最高点を目指す。この辺一帯を「お天狗山
」と呼ぶのだそうで、標高は690メートル。東側にはさらに高いところがあり、踏み跡があるので足を伸ばす。落ち葉の吹き溜まりで、ひざ上まで掛かるような場所もあり、踏み跡は殆ど無くなり、だんだん心細くなってくる。小一時間歩き、ここが一番高いと思われるところで休憩。パン一個をかじった。
帰路のこと。小ピークから落ち葉の吹き溜まりに下るあたり。迷ってしまった。南に5分ほど下りたが、来る時にあったはずの目印テープが無い。周辺を歩いて確認したが見つからず、不安になるばかり。小ピークまで戻って考え直したのが正解。ようやく、帰りの目印にと折っておいた枝と微かな踏み跡を見つけホッとした。
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