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啄木鳥の詩

里山の自然と山野草・高山植物、低山歩きと野鳥観察

いつも眺める山(西ー東御荷鉾山)

2010-12-03 08:38:49 | 低山歩き
生まれた時から同じ場所に住んでいる人、ライフステージの変化で住居が変わった人。それぞれ住んでいる場所に“遠景で見る山”があるのではないかと思う。通勤の車に乗り込む時、天気が気になる時、気分がよい時や優れない時、その山を見る。

自宅の南西側にどっしりと構えているのが「御荷鉾山」。西峰(1286メートル)と東峰(1246メートル)があり、その間に投げ石峠がある。ひと月ほど前に塩沢峠東から西峰まで歩いた。東峰は今回でまだ2回目。西峰ー投げ石峠ー東峰の往復(帰路は投げ石峠に戻りスーパー林道)で歩行時間は約2時間30分。
 西御荷鉾山の山頂から大展望が広がっていた。写真左側の稲含山の奥に雪を冠した北アルプスの遠景が見える。写真右側の雪をかぶった山は浅間山。南西側には両神山や八ヶ岳などが広かっていた。

  東御荷鉾山の山頂。下界からはよく見える山だが、山頂は木々に囲まれ展望は殆ど無い。

※先月29日に掲載した「関東ふれあいの道」で、達磨寺を「小林山」としていましたが、間違いでした。「少林山」に訂正します。変換ミスではなく、私の記憶違いです。
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西御荷鉾山とヤブレガサ

2010-11-07 18:51:56 | 低山歩き
オドケ山を降りると間もなく、スーパー林道に出る。舗装されているが陽光の中を歩くのも快適。神流町(旧・万場町)から入り、みかぼ高原荘など経由してくる道が、林道と交差する場所に西御荷鉾山登山口の標識があった.緩い登りを約40分。突然、展望が開けたところが山頂(1286㍍)。南西側に秩父の山々、北東側に赤城や足尾・日光方面山々の大展望。草原に寝転んだり、昼食を楽しんだり、1時間ほどノンビリした。

「西御荷鉾山」スーパー林道ができ、今では簡単に登れるが、開通前は1日かがりで登る大変な山だったという。山頂の西側に「不動明王」が祭られ「鉾」が何本も奉納されている。これが、山の名に関係していると思う。


下りる途中に「ヤブレガサ」があった。花ではなく、種の状態だが未だしぶとく残っていたのかと不思議だった。


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オドケ山から西御荷鉾山へ

2010-11-06 13:05:54 | 低山歩き
高い山に行きたいが、もう雪の心配が必要だし、花も紅葉も期待できない。私の得意な?低山歩きでも花の種類がめっきり減ったし、紅葉も終わっている。山が拝める日は毎日見ている、我が家南の正面に鎮座する御荷鉾山に久し振りで出かけてみた。

奥日野(藤岡市)からスーパー林道に出る。中途半端な紅葉だが、今年菜この程度で仕方が無い。塩沢峠東からオドケ山(1192㍍)を経由して西御荷鉾山(1286㍍)までが今日の予定。林道と並行する形で山道が付いているのはやや寂しいが、誰一人いない中を陽光を浴び落ち葉を踏んで歩くのは心地良い。猪か鹿か判らないが、蹄の後がくっきりと見え、真新しいのも新鮮に感じる。途中で2箇所ほど林道と合流したが、林道にはヤクシソウやゴマナ、リンドウなど秋の定番の花々が未だ残っていた。

「オドケ山」 御荷鉾には今回で5回目ぐらいになるが、セットで登ることが多いこの山は初めて。平地から見ると、御荷鉾の西に低いがニョキリと三角の奇妙な姿を見せる山だ。塩沢峠東から山に入り古峠を経て到着。適度なアップダウンが心地よい。オドケは文字通りに「ひょうきんな」と言うようなユーモラスなイメージを持っていたが、案内板に漢字表記の説明があり「鬼止化山」となっていた。山頂は展望も無く、小さな祠があるだけ。下界からの想像と全く違っていた。


「御荷鉾のリンドウ」 林道沿いは日当たりが良く、亜子の花が残っている。リンドウは今が盛りの感じで陽光を受けていた。



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赤城の霧氷と霜

2010-10-28 07:45:51 | 低山歩き
冬型の気圧配置で天候の回復が見込めた27日。少し歩きたいと思い、赤城の荒山を目指した。出かけて直ぐ、雲の合間から見える山頂に白っぽい部分がある。雪?と思ったがそのまま車を進めた。

姫百合橋の登山口に車を止める。かすかに雪が舞っている。天候の回復は確信できたので、そのままスタートした。意外と山に入る人が多い。花の写真は無理。山頂西側に白く見えた、雪の写真に目標を切り替えた。寒かったら諦めよう。私の適当、ノンビリ登山の鉄則。

荒山高原に近いカタクリ自生地の辺り。岩が多い登りとなるが、今年初めての霜には驚いた。標高の高い荒山に行けば、もっと立派なのが見られると思いパスした。何だか今日は調子が良い。荒山高原まで、ゆっくり歩いたつもりだが30分ほどで到着。休憩なしで荒山へ。荒山山頂までもゆっくり歩いたが45分程度だった。

北からの風が強いが体も温まり、天候もよく快調。降りてきた人に山頂の様子を訪ねると、白く見えたのは「雪ではなく“霧氷”」とのこと。陽が高くなって「残っているかな?」と心配していた。荒山高原からはツツジなど中心の低木帯。それでも北風を防いでくれて快適。日当たりも良くなり霜も霧氷も忘れるほど。殆どの気が葉を落としているが、カエデなど一部が紅葉して目立っている。マユミは実だけが残り真っ赤。

荒山(1572㍍)直下の急登の辺り。3-4㌢に成長した霜が残っている。思わずシャッターを切った。


山頂の北側では、葉を落とした白樺の枝の先に、少し氷を残したままのものもあるが、私の技術で写真を撮っても、何が何だかわからないだろう。残念ながら霧氷のシャッターチャンスを逃してしまったようだ。山頂は地味な場所で、北東側は足尾方面の山塊が望める。写真を撮って戻ろうとすると反対側の日陰に、ツツジなど低木が凍って真っ白になったものが残っていた。

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ヤマラッキョウと鍋割山

2010-10-20 08:56:20 | 低山歩き

赤城の南西麓にどっしりと構える鍋割山(1332㍍)。この山をもう何回歩いたことだろう。何時行っても何か感じさせてくれる、好きな山だ。10月中旬に“ヤマボウシの実"の写真を撮ることを最大の目的にフラッと訪ねた。数年前に行った時、手が届く場所で赤く熟したヤマボウシがあり、実を食べたことがある。同行したカミさんや登山者にちょっと知ったかぶりができた。記憶していた場所に、木はあったが残念ながら実は付いていなかった。思いがけない花が残っていたり、一風変わった自然管理人?の叔父さんとの会話など、今回も鍋割は楽しかった。

「鍋割山」  今回は、赤城森林公園入り口の駐車場からスタート。荒山高原を目指す。カタクリが自生している場所辺りから、岩が多い急登となるが、ここを我慢すれば高原に抜ける。つつじの季節なら荒山と鍋割の両方を目指すが、今回は高原から右(南)方向に鍋割山を目指す。ここから、尾根に抜けるまでの低木帯、尾根添いに鍋割山頂まで歩く道が素晴らしい。展望や季節の花が楽しめるのだ。山頂でコーヒーを楽しんでいると「今年から自然管理人?になった」という叔父さんに話しかけられた。写真は撮ってもよいが「植物を取るな」という。ムッとしたが、悪い人では無さそう。採ってきたキノコをくれると言う(白く見たことも無いタイプだが「おいしい」とのこと。名も聞いたが忘れた)が、持ち帰っても食べない確率が高く遠慮した。


「ヤマラッキョウ」  遅い秋の草原で鮮やかな紫の花がニョキッと飛び出しているのに出会う。尾根沿いに咲いており、風が強いためだろうか、背丈が低いものが多かった。独特の花の形状など「ネギ科」の植物かと思ったが、正解はユリ科のネギ属。葉はネギの香りがするが、固く食べられないと言う。

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山(野)ブドウの実とクサモミジ

2010-10-12 08:02:06 | 低山歩き
玉原湿原への山道の途中。野ブドウの実を採っている人がいた。赤城の五輪尾根を歩いたときにもあったが、まだ青かった。「山(野)ブドウがあったら採ってみよう」、今日の楽しみが増えた。秋になると、花(植物)はめっきりと減る。逆にアケビや山ブドウ、栗など食べられるものだけでなく、木の実が増える。これも可愛い。

="3">1、「玉原湿原の草モミジ」 ブナ平方面から湿原に降りると草紅葉状態となっていた。周囲の紅葉は今ひとつだが、草原の方が秋は一足早い。湿原自体は大きくなく、ゆっくりと回っても1時間はかからない。看板にはタムラソウなど興味がある秋の鼻が紹介されていたが、もう草紅葉状態。ただし、アザミはあちこちに咲いていたから、区別ができる人なら見つけられたかも知れない。いずれにせよ湿原は冬の準備を着々と進めていた。



2、「山ブドウ」  ブナ林を歩いているとき、日当たりの良い場所で山ブドウの木を何箇所かで見つけたが、実は無かった。人間を含む動物が食べてしまったか、猛暑で実を付けられなかったのかなど、理由は判らない。酸味が強く、美味しいものではないが、あったら食べてみたくなる。センターハウスに戻った道路沿いに、実をつけたものを見つけたが、高い場所で採るのは無理だった。この写真は、玉原湖の駐車場脇でようやく見つけたもの。結構ツブが大きく、美味しそうに見えたがかなり酸っぱかった。



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ブナ平とツルリンドウの実

2010-10-11 09:23:16 | 低山歩き
三連休の2日目。天気予報が悪く、特別な計画はなかった。朝目を覚ますと、西の空は明るく少し期待が持てる。紅葉の遅れが伝えられており、好天を条件に予定していた日光方面はキャンセル。沼田市北西の「玉原湿原」方面をカミさんと歩いた。センターハウス→ブナ平→3角点→玉原湿原の半周。ゆっくりと歩いて、食事休憩込みで約3時間のコース。ウルシやツタが一部で紅葉しているが、メインのブナ林は黄葉が始まったばかりだった。樹林全体が夏の緑から、黄ばんで来ていた。
1、「ブナ林の中を歩く」  センターハウスから湿原方面へ歩くと「ブナ平」への標識。鹿俣山への登山道にもなる慣れた道。前日までの雨で湿っているが、殆ど人影も無く快適。ウルシが真っ赤に紅葉しているが、その他は黄ばんできた程度。猛暑の今年は、紅葉はどうなのだろう?私は、だらだらと終わってしまうと思う。写真はブナ平から尼ヶ禿山方面に向かう三角点(約1300㍍)の辺り。言葉で表現できない、今の紅葉の状態が良く判る。



2、「ツルリンドウの実」 草津白根山に咲いていた薄紫のツルリンドウの花は紹介した。冬が近づく頃になると、濃い紫の実をつける。登山道脇など色彩が薄れた頃だけによく目立つ。私はこの植物は花が咲くときと、実が熟したときの2回楽しんでいる。


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鼻曲山と3種類の花

2010-09-27 08:46:39 | 低山歩き
旧・碓氷峠の熊野神社から一の字山(1336㍍)留夫山(1591㍍)鼻曲山(1654㍍)を往復した。往路は鈍い私の足で約3時間15分。シラネセンキューとゴマナの白い花、ノアザミとトリカブトの紫の花の中を歩くというと、ロマンチックだが「ここは熊の生息地です」の看板と猪の掘り返した土を見ながらの寂しい一人歩きだった。

もうひとつ。歩いた場所は上信国境(群馬と長野県)沿い。長野県には名だたる名山が一杯ある。それだけに、群馬県境の余り有名でない山まで、標識を整備する余裕がないのだろうか(ボランティアで頑張っていらっしゃる方には済みません)。有数な避暑地の軽井沢に接し、ハイキングする人も多いのではと思うが、熊野神社の登山口から、鼻曲山まで案内標識は少ないし、朽ちているものが多い。霧積温泉や二度上峠方面など群馬側への案内が多いこともあり「間違うはずはない」と思いながら、2度も引き返す羽目になった。山頂から降りると直ぐ、霧積への標識があり「霧積に降りるのではなく、熊野神社へ」との思い込みがあるから、直進してしまう。地図で確認すれば問題ないのだが、持参していても見ない私に責任がある。軽井沢からのハイキングコースである、長日向への下山コースの標識も大分古かった。

1、「鼻曲山」  今回で3回目。最初は群馬の霧積温泉から。2度目は二度上峠から。そして今回が軽井沢から。留夫山を経由してのコースは、アップダウンも多く、展望は全くないが結構楽しめる。留夫山の山頂は林の中、鼻曲山の山頂も木が成長しており、角落山方面と霧積温泉方面への展望が開ける程度だった。

2、「3種類の花」 先日紹介した赤城の花と同じ花が目立った。赤城ではポツリポツリと残っていた程度だったが、ここでは登山道沿いをずっと飾ってくれた。写真が下手くそだかこの中に紫の「トリカブト」と白い左上側の「シラネセンキュー」。中央部に、見分けにくいが「ゴマナ」が咲いていた。


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陣笠山(赤城山)とアザミ

2010-09-19 13:27:20 | 低山歩き
赤城の大沼の北側から、出張峠ー出張山ー薬師岳(1528㍍)-陣笠山(1475㍍)-五輪峠と尾根沿いに歩くハイキングコースが「五輪尾根」。ガイドには所要時間が2時間半となっている。登山口が見つからなかったことと、やや物足りなかったことから、県営キャンプ場に車を置き、陣笠山から出張峠まで往復する、約1・7㌔プラスしたコースで歩いた。

1、陣笠山  キャンプ場から別荘地を抜けて登ると地蔵岳や黒檜山などに展望が開けた。
  あっという間に陣笠山。五輪峠まではもう3百㍍しかない。最高地点となる薬師岳(1  528㍍)までも15分ほどで着いた。全く展望なし。出張峠まで1・2㌔とあり、そ  こまで足を伸ばすこととした。ツツジの季節や紅葉の頃は楽しめそう。


2、アザミの花  どこに行っても見られる花。ノアザミだと思うのだが、似たようなタイ  プにノハラアザミと言うのが有り、私には区別が難しい。


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黒檜山(赤城山)

2010-09-03 09:38:10 | 低山歩き

余りにも暑い。山に行くしかないと思って急に出かけたのが、赤城の黒檜山(1828㍍)。赤城山という単独の峰はなく、地蔵岳や鈴ヶ岳、長七郎山などの総称だ。黒檜山
はこれらの最高峰!と言っても、1千数百㍍までは車で登るのだから、避暑を兼ねての
歩きが可能。

 この山、10年ほど前に山歩きを始めた頃。初めて1人で登った山だという記憶がある。
その時は、大沼湖畔から沼田方面に繋がる道路が分かれる辺りの登山口から往復した。
今回は、覚満淵(湿原)の先、大洞登山口から駒ケ岳(1685㍍)を経由して歩いた。

 いきなり急登となる。樹林の中をジグザクに登る。ガイドにはジョウシュウアマドコロ、
アカギキンポウゲなど「原産植物も多い」と書いてある。時期を過ぎているだけに、花は
期待できそうに無い。マルバダケブキとアキノキリンソウ、ツリガネニンジンがわずかに
咲いていた。紅葉と春のヤシオツツジのシーズンがベストか?

 鉄のハシゴを登る場所もあったが、整備されており安心。40分ほどで駒ケ岳に到着。
ひと息入れる。灼熱地獄の平地とは、登山口付近で10度Cほど気温が低く、タオルは
ビショビショだが、吹き上げてくる風は涼しく最高!!

 黒檜との標高差が2百㍍余りと表示されていたが、大ダルミまで標高で100㍍ほど下がるから、もっとありそう。笹が茂った登山道を歩く。黒檜への登りは、木の階段など設置され、ユッタリと上がれた。駒ケ岳から40分ほど。

 山頂には鳥居があり「黒檜大神」が祭られていた。広い空間があったように錯覚していたが、岩が敷き詰められ、狭かった。展望はまずまず。足尾や日光連山など広がっていた。
帰路は、舗装道路を駐車場所まで戻るのを避け、来た道を戻った。
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