気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

『マンマ・ミーア!』

2009年01月31日 19時23分26秒 | ときどき,映画
 昨日公開されたミュージカル映画『マンマ・ミーア!』を大雪が降る中,見に行って来ました。

 ストーリーは,父親の顔も名前を知らない娘が,自分の結婚式に一緒のバージンロードを歩きたいと母の日記を見て,父親候補の3人を招待することから始まるコメディタッチのミュージカル映画で,最後は想像していたのと違ったハッピイエンドになる,最高に楽しい映画でした。

 この映画は,ミュージカルとして10年以上前から世界各地で上演されている作品のようで,日本では“劇団四季”も上演しているようです。

 映画全般が,伝説のグループである‘アバ’の楽曲により成り立っており,‘アバ’全盛の頃に学生時代を送った私達世代には,堪らないミュージカル仕立てになっています。

 映画で使われる‘アバ’の曲は,私達世代には,みな聴いたことがある曲ばかりで,映画のストーリーを抜きにしても十分楽しめる感じでした。

 一つだけ残念だったのは,私が‘アバ’の曲で一番好きな「Gonna Sing You My Lovesong」が使われていないことで,この曲は,1974年に発売された「恋のウォータールー」のアルバムに入っているので,是非一度聴いて欲しいです。

 ‘アバ’は,ビヨルン,ベニー,アグネッタ,アンニフリッドの男女2人の頭文字を取って,ABBAと名付けたようで,2組のカップルであったのですが,解散した1982年には2組とも離婚していました。

 ビヨルンとベニーは,日本では「木枯らしの少女」というスマッシュヒットを放ったので,中学の頃から注目していたのですが,‘アバ’が出てきて「恋のウォータールー」から始まり「SOS」,「ダンシング・クイーン」,「チキチータ」,「ヴーレ・ヴー」,「ギミー!ギミー!ギミー!」などのヒットを連続ではなった時は,ビックリしたものでした。(一発やと思っていたので)

 母親役のメリル・ストリープの弾けた楽しい役が印象の,あっという間に時間が過ぎた映画でした。(‘アバ’の曲,又,聴きたくなったなぁ)

 『マンマ・ミーア!』

味噌蔵『いこい』

2009年01月25日 19時10分19秒 | ある日の麺喰
 東北電力ビルの地下レストラン街にある味噌蔵『いこい』で,宮城の牡蛎を使った“かき味噌ラーメン”を食べました。

 この店は,味噌にこだわっているようで,壁に味噌の効用が大きく書いてあり,“かき味噌ラーメン”に期待が膨らみます。(それにしても,電力ビルの地下で食事したのは,久しぶりのような・・・)

 頼んだのが,“かき味噌ラーメン”と“浜ラーメン”で,“浜ラーメン”は,ホタテ,海老,イカなどの魚介類の入った,醤油味のあっさりしたラーメンでした。

 季節限定の“かき味噌ラーメン”は,宮城産の牡蛎が3つ入っていて,あっさり系の味噌ラーメンにピタリと合っていて美味しく頂きました。
 牡蛎には,味噌が合うということを再確認したラーメンでした。

 味噌蔵『いこい』の外観


 浜ラーメン(800円)


 かき味噌ラーメン(800円)


 味噌の効用

『わだつみ』井上靖著

2009年01月24日 19時09分09秒 | 日々の出来事
 栗原に住むようになり,本を読む時間が増えたので,今日はちょっと最近読んだ本の話を。

 この本は,明治時代に日本からアメリカに渡った移民をテーマとした井上靖著の未完成のロマンであり,主人公の桑一郎は明治22年(1889年)にサンフランシスコで生まれ,その後日本の伯父にあずけられて育ち,20才で再渡米し古美術商に勤めることになります。

 生涯のあこがれとなる花大路祥子との出会いや,12年後,伊豆の伯母の病により急遽帰国し,その時に陶子を知り,陶子の両親がアメリカにいて洋裁学校を経営しており,陶子も伯母のもとで育った身の上であることで,次第に二人は結婚することにストーリーは展開していきます。

 桑一朗は,両親のいる農場へ彼女を連れて行き,移民としての苦労や日本への郷愁を知り,この妻を生涯の伴侶とし,日本人として誇りをもって暮らしアメリカに骨を埋めようと決意します。

 『わだつみ』はここで終わっており,井上靖氏はこの後どのように書き続けるとつもりであったのだろうかと思いを馳せてしまいます。
『わだつみ』のⅢ部を書いた後で,井上靖氏は12年ほど生きていたのですが,続きを書くことはなかったのです。

 読み終えてすぐは,この続きを読んでみたい気がしていましたが,しばらくするとこんな終わり方も良いのではないかという気がしてきました。
 シューベルトの交響曲第7番『未完成』を聴いて,3楽章以降も聴いてみたいと誰でも思うのですが,この2楽章までの素晴らしいメロディを受け,どんな曲を綴っても受け止められないのではと思うようになりました。

 私が大学3年生の時,クラブの後輩から薦められて『わだつみⅠ部』を買って読んだのですが,高校2年の頃,年間に100冊を読んだ時,井上靖の本がとても読みやすく,何とも言えない優しい文体で共感を持っていたこともあり,『わだつみⅠ部』を一気に読んでしまったことを覚えています。

 しかし,貧乏学生なのに勉強もしないでお酒を飲んでばかりいたせいもあるのですが,当時1,500円の本を3冊買うことができないまま,結局,完読できないうちに時は流れて行きました。

 昨年末に,ふっと『わだつみ』を思いだし,ネットで検索したら,中古でⅠ~Ⅲ部の3冊セット1,000円で売っているではないですか,すぐに購入して,1ヶ月ほどで今度こそ完読しました。

主人公の桑一郎(そういちろう)の桑は,サンフランシスコを日本読みにした時の桑港の字からきており,この運命的な主人公と魅力あふれる男女の純粋で静かで激しい絡み合いが,この小説を一気に読ませている一つの魅力だと思います。

 自分的には,忘れてきた青春のやり残しを成し遂げることができた感じで,とてもスッキリしましたが,人生のやり残しもこんな感じでもう一回やり直せたらと思ってしまう今日この頃です。

 『わだつみ』全3巻

ケーキやさん『アンジェリーナ』(石巻市)

2009年01月18日 19時47分47秒 | Sweets!お菓子
 石巻のあけぼの町にある,ケーキやさんの『アンジェリーナ』に行って来ました。
 店内は,広々として,仙台のケーキ屋さんでも見た頃のない広さで,たくさんの種類からケーキを選ぶのが,とても楽しい感じでした。

 さすがに,寒いこの時期では無理ですが,買ったケーキを野外で食べることができるテーブルと椅子も用意されていて,パリジェンヌ気分を満喫できるようでした。(仙台のケーキやさん『キルフェボン』のよう)

 買ったのは,お店お薦めの5種類の,フランポワーズ,ショコラ,ピスタチオ,カシス,アプリコット味の“マカロン”で,食べた感じは,柔らかくあまり甘くないフレーバーのキャラメルがぎっしりと詰まっている感じで,不思議な感じのお菓子でした。(あくまで,フランス菓子,マカロン初心者の感想ですが・・・)

 美味しい塩を使った“旨塩シュークリーム”は,あっさりとしたクリームとシュー皮に程よい塩がブレンドされていて,美味しく頂きましたが,コレでなくてはというよりは,コレも有りかなという感じのシュークリームでした。でも,説明を読むと,こだわりの塩を使用しているようですよ。

 話は変わって,夜TVで「鉄腕Dash!」を見ていたら,デブ犬のビーグルのダイエットが放映されていましたが,19.7kgが14.8kgになって健康で活発になった話でした。

 ビーグルは,食べ物を与えるといくらでも食べてしまい,すぐに太る体質なので,飼い主さんの躾と食事制限が大事な犬種で,家の“リリ”は特に小さな体格だったので,7~8kgがベストだと言われていました。

 TVでビーグルをを見ていると,やっぱり“リリ”を思い出してしまいました。(結局,一番かわいいと思ってしまうのですが・・・。犬バカですみません)

 『アンジェリーナ』の看板


 マカロンは店のお薦めのようでした


 “マカロン”だけでなく,石巻ではどれも美味しいお菓子やさんでした


 大変そう!デブ犬のダイエット

杉薬師『双林寺』

2009年01月17日 18時50分40秒 | 栗原での出来事
 栗原市築館に杉薬師『双林寺』があります。

 『双林寺』は,お薬師さまの名で親しまれる古刹で,“薬師瑠璃殿”は,案内板によると「1791~1798年の建築とされ,石越生まれの菅原卯八師によって造られた蛙股造り三間四面の堂で釘をつかわず,くさびでしめて建てられています」とあります。
 
 本尊の木造薬師如来坐像は欅の1本彫りで,現存の木造仏としては東北最古級といわれ,国の重要文化財に指定されています。

 『双林寺』は,年末の‘行く年来る年’でも紹介される,県北ではかなり有名なお寺さんで,今月14日のどんと祭などでは大勢の人で賑わったようで,今年が栗原市の復興元年になるように皆さん祈っていたのでしょう。

 この14日の朝は,なんと朝6時にマイナス10℃という気温で,道路はツルツル,口を開くと歯が冷たい,暗~い朝で,栗原はこれからが本格的な寒さが来るのでしょうが,この寒さにも,徐々に慣れていくでしょう。

※今,NHK-BS2で日本のフォーク&ロックを見ています,吉田拓郎,ユーミン,チューリップと懐かしい映像も見れて嬉しいです。
 ちなみにリクエストしたのは,チューリップの『心の旅』がかかってしまったので,ガロの『学生街の喫茶店』にしました。

 杉薬師『双林寺』の入口


 薬師瑠璃殿(その1)


 薬師瑠璃殿(その2)


 薬師瑠璃殿(その3)


 薬師瑠璃殿(その4)


 薬師瑠璃殿(その5)


 14日築館の朝は,マイナス10℃でした

屋台村「りふレ横丁」

2009年01月12日 19時57分28秒 | 日々の出来事
 東北本線利府駅に,昨年,12月19日に利府駅前を活性化するための屋台村「りふレ横丁」が出来ました。

 店舗はいずれも広さ20m2で,4店舗ずつが向かい合う形で配置され,出店がしているのは仙台市,多賀城市,利府町などの飲食店経営者の方で,そば、おでん,焼き肉,たこ焼き,焼き鳥,ラーメンなどを扱う店6店が出店しています。

 今回は行ったのは,まだ夕刻前だったので,たこ焼き,お好み焼きを売っている『こなもん屋こむぎ』さんで,6個入り,350円のたこ焼き買いました。

 こむぎさんは,たこ焼きなどの簡単なテイクアウトの物だけでなく,昼のランチや最高級のステーキなども提供している店のようで,いつかA5級ステーキを食べてみたいと思いました。(店内の雰囲気もなかなか良かったですよ)

 利府というと,仙台市の‘ベットタウン’として街が成長してきて,3万人を超える街に発展しましたが,同じ規模の柴田町や角田市などより街としての機能や形態が全くなく,住民はもしかすると,仙台に住んでいる気になっているかもしれませんね。

 利府は,道路整備も県でほとんどやり終えており,今後も社会基盤の整備にお金がかからない街ですが,今後は一つの街として歩むためにも将来に対するしっかりしたビジョンが必要となると思います。

 今回の駅前の試みも,‘ベットタウン利府’としての,もがきと苦しみの中から出てきた,住民発のプロジェクトであり,とても良い事だと感じました。

 「りふレ横丁」の入り口


 「りふレ横丁」の店々


 『こなもん屋こむぎ』の外観


 『こなもん屋こむぎ』の内部


 たこ焼き(350円)
 

多賀城の市木『サザンカ』

2009年01月11日 20時05分20秒 | 愛犬リリ
 多賀城の市木である『サザンカ』を見に,多賀城に行ったのですが,さすがに,「多賀城廃寺跡」のサザンカの森だけでなく,他にも『サザンカ』が綺麗に咲いている場所がありました。

 まず行ったのが,「浮嶋神社」で,参道の前に1本だけ大きな『サザンカ』の木が,ご神木のように参拝客を迎えてくれます。

 「多賀城廃寺」に向かう途中の県営アパートの前にズラリと並んで咲いている『サザンカ』を見つけたのですが,これだけ立派な『サザンカ』が咲いているところも少ない気がします。

 3カ所目は,本命の「多賀城廃寺跡」のサザンカの森で,2年前はまだ綺麗に咲いていない感じでしたが,今回はかなりの数のサザンカが咲いていましたので,数年すると,名前の通り“サザンカの森”になるのではないでしょうか。

 それから今日は,家の愛犬“リリ”の2回目の命日なので,お墓参りに行って来ました。(寒がり屋の“リリ”,今日,こんなに風が強くて,寒がってはいないかな)

 “リリ”がいなくなって,もう2年も経つのかという感じですが,今日,偶然,車を運転していて,別々の場所で2匹もビーグル犬の散歩風景を見かけました。(これは,嬉しい偶然!)

 今でも勿論,街でビーグル犬を見かけると,気になって見てしまいます。 

 浮嶋神社のサザンカ


 浮嶋神社


 浮嶋神社の狛犬


 県営住宅のサザンカ


 サザンカの森(その1)


 サザンカの森(その2)


 3年前のリリ

栗原市『六角茶屋』

2009年01月10日 09時01分22秒 | ワンコインランチ&お得なランチ
 栗原市の国道4号沿いにある『六角茶屋』に行って来ました。

 建物が六角形なのでその店の名前が付いたのでしょうが,昔,仙台周辺にも何個所かこの『六角茶屋』という名前の店があった気がします。(チェーン店だったのか,記憶が定かではありませんが)

 外から見て,店内に電気は付いているのですが,暖簾が掛かってないので,休みかと思ったのですが,明かりが付いているので入ってみると,お店の人が出てきたのでほっとしました。

 メニューを見ると,ラーメン,そば,うどんなど何でも置いているようですが,ラーメンが350円,味噌ラーメンが450円,チャーシュー麺500円と格安なので,奮発して,チャーシュー麺を頼みました。

 待つこと10分(他にお客さんがいないわりには遅い感じ),チャーシューが5枚載ったラーメンができてきました。
 まず,チャーシューを食べてみると,溶けるように柔らかく,ちょっと味が付いていておいしいチャーシューでした。

 麺は,普通の太さでのどごしも良く,スープも普通においしいので,チャーシュー麺500円は得した感じでした。

 しかし,行った時あまりお客さんがいないのは,何故なのでしょうか。お店はあまり綺麗とは言い難いのですが,この味と値段なら混んでいる近くの『幸楽苑』に行くより,良いと思うのですが・・・。

 『六角茶屋』の外観


 チャーシュー麺(500円)チャーシューが5枚入っています


 ネギ味噌ラーメン(500円)これも旨い!

『上品(じょうぼん)の郷』

2009年01月04日 18時41分27秒 | 日々の出来事
 今日は,石巻に行くついでに河北ICまで無料なので足を伸ばし,道の駅『上品の郷』に行って来ました。

 この道の駅の売りは,「ふたごの湯」と“「レストラン栞」のバイキングだそうですが,地場産品の販売所に行ってみると,色々魅力的な物が揃っていました。

 旧北上町の“べっこうしじみ”,旧河北町の“お茶”,旧牡鹿町の“鯨肉”,石巻の“茶色い焼きそば”など良い名産品が石巻市には揃っているので,もっともっと宣伝して,活性化していって欲しいですね。

 そうそう,コンビニの前にあったポストがとても懐かしくて(昔,私の家の前にあったポストと同じ物なので),写真を撮ってしまいました。

 ところで,中国で人物を鑑定したり,官吏を登用する際に用いた分類を‘九品’(きゅうひん)と言うようで,仏教では‘九品’(くひん)と読み,まずはじめに‘上品’(じょうぼん)・‘中品’(ちゅうぼん)・‘下品’(げぼん)の3つに大きく分け,これら一品ずつに,又それぞれ上中下の三品があるとしたそうです。

 ①上上品・上中品・上下品
 ②中上品・中中品・中下品
 ③下上品・下中品・下下品

 この①の3つを総称して,‘上品’と言うようで,上品な人は極楽浄土を行き来できると言われており,現代で上品(じょうひん),下品(げひん)と言うのも,ここから来ているそうです。

 後ろに見える山が上品山(じょうぼんさん)です


 『上品の郷』の外観


 べっこうしじみ(380円)


 河北のお茶


 石巻の茶色い焼きそば


 いつもブルーベリーの季節に買う,赤間農園ではいろいろ出品しています


 懐かしいポスト

“初詣”は3日でも,いいでしょう

2009年01月03日 19時32分50秒 | 日々の出来事
 今年初めての神社への詣でなので“初詣”だと思うのですが,今年も人出が空いた今日,仙台市若林の「薬師堂」に行って来ました。

 流石に3日ともなると,参拝客は少なくて,今年は雪も少なくて穏やかなお正月なので,ゆっくりとお参りできました。
 昨年は,宮城県にとって散々な悪い年だったので,今年こそ平穏な年になるように,祈りました。(それから,健康もね)
 
 「薬師堂」の本堂(国の重要文化財です)


 石畳の参道


 引いたお神籤はどうだったのでしょうか


 この亀の親子を見ると何故かホッとします