気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

岩手・宮城内陸地震から4年

2012年06月14日 20時30分43秒 | 栗原での出来事
 岩手・宮城内陸地震から今日で4年を迎えますが,昨年起きた東日本大震災の津波の被害に隠れがちになってしまいますが,当時は,地震の凄まじいエネルギーに驚いたことを思い出します。

 私も1年と7ヶ月いたのですが,当時の状況は鮮明に思い出すことは出来ますが,ほとんどの道路などが復旧したので,今,栗原に行くと当時の状況を思い出させる所は少ないと思います。

 栗原は,今違う問題で悩んでおり,それは,牧草などの放射能の影響で,内陸地震のように目に見える被害も大変ですが,目に見えない放射能の影響も恐いですね。

 栗駒山の山開きも行われ,これから栗原の本格的な復興への道が始まりますが,まだまだ温泉旅館の全面な再開には時間がかかりそうなので,一歩ずつ復興していって欲しいものですが,今年の秋には復興した栗原に写真を撮りに行こうと思います。

 荒砥沢の耕英グランドキャニオン(平成20年秋)


 荒砥沢のジャンプ台と言われた市道が分断された場所(平成20年秋)


 冷沢の市道の状況(平成20年秋)


 駒ノ湯温泉にいたガチョウ(平成20年秋)

栗原市役所向かいにある『純喫茶ハッピー』

2010年09月21日 20時21分47秒 | 栗原での出来事
 先週の9月17日11時に,栗駒山の登山口である‘いわかがみ平’までの県道築館栗駒公園線が,岩手宮城内陸地震で通行止めになって以来,2年3ヶ月振りに全面開通になりました。

 また,9月18日には国道398号の温湯橋から秋田県境までの規制が解除され,こちらも全面開通になり,地震災害で通行止めになっていた栗原市内の道路の規制が解除され,栗原の本当の意味での復興が始まったと言えそうです。

 さて,栗原市役所の国道4号を挟んだ向かい側に『純喫茶ハッピー』があります。
 外観は,普通の家っぽいので,何気なく車で国道を走っていると見過ごしてしまう感じの店です。

 ここの売りは,カレーのようで,何種類かのカレーがありますが,今回は,エビカツが2個乗ったダブルエビカツ・カレーとオムライス・カレーを頼みました。

 オムライス・カレーは,出てきてビックリしたのですが,カレー皿が直径30cm以上あり,その真ん中にオムライスがどんと居座り,デミグラスソースのカレールーがたっぷりかかっていました。

 オムライスの中は,あまり甘口でないケチャップ味のご飯とゴロゴロの鶏肉が良い具合にブレンドされていて,ソースに絡めると絶妙な味になり,量が多いなあと思っていましたが,美味しく完食できました。

 ダブルエビカツ・カレーもボリュームたっぷりで,こちらもカラッと揚がったエビカツにカレーのルーがかかると,良い味になり,こちらも美味しく頂けました。

 この美味しさと630円という値段を考えると,コストパフォーマンスは高く,また来たくなる,癖になる店でした。

 『純喫茶ハッピー』の外観


 『純喫茶ハッピー』の看板


 喫茶店の内装


 メニュー(その1)


 メニュー(その2)


 オムライス・カレー(630円)


 ダブルエビカツ・カレー(630円,エビカツ1枚は580円)


 エビカツの断面

(国)398号全面復旧

2010年09月18日 19時44分42秒 | 栗原での出来事
 平成20年6月14日の岩手宮城内陸地震で通行止めが続いていた,国道398号の災害復旧工事が完了し,今日,秋田県湯沢市と宮城県栗原市が,2年3ケ月振りに全面開通しました。

 開通に先立ち,温湯温泉の温湯橋付近で村井知事,栗原市長,小野寺衆議院議員,熊谷大参議院議員,東北地方整備局長,宮城県土木部長など関係者が一堂に会し,開通を祝いました。

 その後,国道398号を秋田側に移動し,湯浜峠で,宮城県知事,栗原市長,秋田県副知事,湯沢市長が握手をして,交流再開を宣言しました。

 今日の栗原市花山は,昨日までの天気が嘘のような晴天で,湯浜峠は,いつもは仙台より3度以上気温が低いのですが,今日は,又夏をぶり返したような暑さでした。

 開通を祝い,国道398号の道の駅では,宮城,秋田の特産物を売る店が軒を連ね,たくさんの人が集まり,私も生しいたけ,やきもちなど栗原の特産品を買って帰りました。

 今朝の空は,まさに秋という感じでした


 温湯橋付近でのテープカット


 湯浜峠での交流再開宣言


 最後まで工事が続いた湯浜峠付近の災害工事


 山形の夫婦の方の捜索を行った斜面


 栗原のおみやげ,米粉のカステラ“米ていら"“ふさすぐりジャム"中にあんこが入っている“やきもち"

栗原市花山の仙台藩花山村寒湯番所跡

2010年08月16日 21時11分40秒 | 栗原での出来事
 栗原市花山にある仙台藩花山村寒湯番所跡(国指定文化財)が,4月から公開が再開されているので行ってみました。

 幕末の安政年間(1856~60)に改築された四脚門の表門は,伊達家の紋を配し,釘を使わず,くさび止めした総ケヤキ造りの建物で,地震で崩れた石垣も修復されていました。

  門をくぐり中に入ると,当時の関所守が常駐し関所手形を検する検断所の跡があり,その奥には関所守の居宅である二階建の大規模な役宅が現存する。

 門と役宅は,どちらも安政年間(1856~60)の建築であるが,関所の跡として残存するのは,全国的にも珍しく,貴重な物のようです。

 地震で被害があった花山地区の迫川も綺麗に改修がされており,特に浅布渓谷は,河道が閉塞し,天然ダムが出来ていたのが嘘のような感じで,地震があったことさえも忘れてしまうくらいでした。

 その後に行ったのが,栗原市役所近くにある栗原文化会館で,通称アポロプラザと言われていますが,何故そう呼ばれているのか分からなかったのですが,今回初めて気づいたのが,文化会館の壁に掲げてある銅像があるということです。

 その像がアポロンで,ゼウスの息子でローマ神話のアポローンのことのようで,予言と牧畜,音楽(竪琴),弓矢の神であり,あらゆる知的文化的活動の守護神とされているので,文化会館の名前になっているのかなあと思いました。

 四脚門の表門


 役宅


 検断所の跡としだれ桜


 花山小川原の迫川


 花山浅布の迫川


 栗原文化会館の竪琴を持ったアポロン

6月は地震の注意月

2010年06月03日 21時29分49秒 | 栗原での出来事
 今年も,もうすぐ1978年宮城県沖地震が起きた6月12日と,岩手宮城内陸地震が起きた6月14日がやって来ます。

 地震調査研究推進本部の長期評価によると,30年以内に99%の確率で起こると言われる宮城県沖地震ですが,家屋に懸ける地震保険は,宮城県は2等地(4等級の内,危険度が低い方から2番目)となっています。

 地震保険の世帯加入率は愛知県・東京都に次いで全国で3番目に高いそうで,私の家も当然加入しています。

 今日は,良い天気だったので,栗駒山の麓を訪れましたが,国道398号は温湯橋でまだ通行止めでしたが,栗駒山の登山口である“いわかがみ平"には,栗原市道馬場駒ノ湯線を経由して行くことが出来るので,久々に頂上の駐車場まで行ってみました。

 駐車場には,登山をする人や頂上からの眺望を楽しむ人などがいましたが,山は,午後になると霞んでしまうので,朝早くの眺望をいつか拝んでみたいと思いました。

 温湯橋の補修工事


 温湯橋から上流を望む


 温湯橋に残る看板(3軒の温泉旅館の内,営業しているのは湯浜の三浦旅館のみ)


 荒砥沢ダムから栗駒山を望む


 荒砥沢ダムから下流の望む


 駒ノ湯温泉跡地を上流から望む


 いわかがみ平からの眺望


 行者滝大崩落の工事現場


 平成20年9月9日の行者滝大崩落の状況

さよなら,栗原

2010年04月01日 20時07分12秒 | 栗原での出来事
 3月31日で1年7ヶ月間の栗原での生活が終わり,仙台に帰って来ました。

 栗原の災害復旧もまだ終わったわけではなく,国道398号,県道築館栗駒公園線の今年の秋の全面開通を目指して奮闘中の人達を残しての転勤なのが,ちょっと心残りです。

 今年の秋も,観光キャンペーンが10月から行われるようで,栗駒山の地震災害からの復興と紅葉を売り物に大々的に行われるようで,その為にもまだまだ頑張っていかなくてはと思います。

 1年7ヶ月いた寮ともお別れで,寮の唯一の良いところが,大きい浴槽で,足をいっぱいに伸ばしても届かないくらいで,ちょっと家庭用の風呂では味わえない開放感がありました。

 最後の昼食も,築館の『みよし』の“もやしラーメン”を出前でお願いして食べたのですが,ここの“もやしラーメン”は,どこにもないいい味で,気軽に食べられなくなるのが残念です。(『みよし』の他のラーメンの様子は,さかのぼって2006年10月2日のブログで)

 色々な思いを胸に栗原を後にしてきましたが,考えてみれば,あっという間でしたが,忘れることができない1年7ヶ月でした。

 栗原の社員寮


 寮の前は,河川敷の畑


 寮の自慢はお風呂


 寮最後の晩飯


 寮最後の朝飯


 栗原最後の昼食は,もやしラーメン


 栗原最後の夜は,青い満月でした(ブルームーン)

雁達の北帰行

2010年03月06日 10時45分05秒 | 栗原での出来事
 伊豆沼は春の訪れが近づき,渡り鳥が北へ向かって帰って行っています。

 まず,雁が帰り始め,白鳥そしてカモも続々と飛び立っていっており,伊豆沼周辺は,鳥の鳴き声も少なくなり,段々と寂しくなってきています。

 飛び立った雁達は,北海道で羽根休めをして,シベリアに向かい,また,今年の10月末くらいに,伊豆沼に来てくれるのでしょう。

 残念ながら,今シーズンは,あまり良い写真を撮ることは出来なかったのですが,鳥達の飛び立つ方向や場所を把握することができ,また飛び立つ時間なども分かりました。

 来シーズンは,12月始めから写真を撮り始めると,きっと良い物が撮れると思いますので,来年度も栗原にいるかは分かりませんが,もしいるとすれば,早起きして,頑張りたいと思います。

 伊豆沼の雁達(その1)


 伊豆沼の雁達(その2)


 またまた,庭のメジロ

伊豆沼のサンクチェアリーセンターの“農家レストラン四季味(しきみ)”

2010年02月13日 19時44分30秒 | 栗原での出来事
 伊豆沼・内沼は,1967に天然記念物,1982年に国指定鳥獣保護区,1985年にラムサール条約の登録湿地となりました。

 伊豆沼・内沼は, 宮城県の北部にある低地湖沼で,この地域は,県北の割には雪が少なく凍りにくいので,ガンやカモ類を始めとする水鳥の生息に適しています。

 栗原市の伊豆の沼の畔にあるサンクチェアリーセンター(サンクチュアリーとは「神聖な地域」,「楽園」とい言う意味です)の中にある,鈴木春江さんと佐藤さき子さんがやっている“農家レストラン四季味(しきみ)”に行って来ました。

 お米,野菜,大豆,豚肉など自分たちが手塩にかけて育てた安全・安心な食材を使っているようで,今回頂いたバイキング料理も沼エビ以外は全て自家製の農作物のようで,とても安心感のある食事でした。

 レンコンのお焼き,切り干し大根の胡麻和え,白菜の豚肉挟み,海老のかき揚げなどどれも美味しくて,食べ放題なので,大満足でしたが,特に,有機栽培のご飯がとても美味しかったですね。

 通常は,日曜・祝日のみ営業(11:00~14:00)ですが,今回の様に前もって予約しておくとバイキング(1,000円)もしてくれるようです。

 “レストラン四季味(しきみ)”の入口


 バイキング(1,000円)


 お汁も絶品でした


 大根が美味しかったですね


 サンクチェアリーセンターの中


 伊豆沼を望む(その1)


 伊豆沼を望む(その2)


 伊豆沼の朝

「さくらの湯」

2009年12月13日 09時00分48秒 | 栗原での出来事
 昨年の岩手・宮城内陸地震のシンボリックな地形変動があった荒砥沢ダムの工事現場に行って来ました。
 ダムサイトの近くから見た感じでは,24時間で工事をしており,着実に工事が進んでいるようでした。

 耕英地区に行く栗原市道馬場駒の湯線の旧道付近に荒砥沢ダムの通称『耕英キャニオン』と言われる崩れ移動した山を眺望できる場所がありました。

 今,ジオパーク構想という,地震の記憶を残す検討をしているようで,『耕英キャニオン』を眺望できる展望台も出来るようです。

 荒砥沢ダムのダムサイトのすぐそばにある「さくらの湯」は,昨年の地震でも,奇跡的に施設への被害が少なくて,この周辺では震災後も休むことなく営業を続けています。

 「さくらの湯」は,工事現場に近いことから,館内は工事関係者が宿泊や昼食を取っていて,大変賑わっていました。

 イワナ定食を食べようと思いましたが,時間がかかると言うことで,ちょっと急いでいたので,すぐできる山菜ソバを注文しました。
 ライスもとは言わなかったのですが,工事関係者と間違われたのでしょう,ライス(キノコご飯)も付いてきました。

 山菜ソバもキノコご飯もどちらも美味しく頂きましたが,料金は合計で650円でした。
 次は,時間の余裕を持ってイワナ定食を食べてみたいと思います。

 荒砥沢ダムの工事現場


 『耕英キャニオン』を望む


 「さくらの湯」の外観


 玄関にある熊の剥製


 おしながき


 山菜ソバ(500円)


 ライス(キノコご飯)150円

栗駒山の冬

2009年11月22日 19時42分10秒 | 栗原での出来事
 先週の17日に雪が本格的に降って以来,栗駒山の麓はもう冬景色です。

 今月,耕英地区への市道が一般車に開放され,栗駒山の麓まで一般の人も入って来れるようになり,震災前の状況に戻りつつありますが,まだまだ解決しなくてはいけない問題が山積みしているようです。

 栗駒山はすっかり雪景色になりましたが,栗駒に行く前に古川IC付近を通過する時に,熱気球がたくさん青空に浮かんでいました。
 きっと岩出山の「バルーンフェスタ」がこの連休中に行われているのでしょう,今日は風もあまり強くなく,青空の下でもフェスタは最高の日和だったのではないでしょうか。

 帰りに栗駒総合支所の隣の伝承館で農協のお祭りが催されていて,入場の時になんと無料でおにぎりが2個頂けるほか,コーヒーやお茶も無料で飲めるので,昼時に腹ぺこで行った私にはとてもありがたかったです。
 帰りに,おみやげに栗駒産のリンゴのフジを買って帰りました。

 青空にバルーンが映えていました


 もっと色々なバルーンが見たかったなあ


 入場の時の貰えるおにぎり


 大ホールは色々な催しが行われていました


 牛が2頭いました


 栗駒山は雪景色でした