気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

『あるキング』伊坂幸太郎著

2009年09月28日 12時45分55秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 伊坂幸太郎さんの最新作『あるキング』を読んでみました。

 今までは,伊坂幸太郎さんの作品は,2007年5月公開の「アヒルと鴨のコインロッカー」,2009年4月2公開の「重力ピエロ」の映画しか見たことがなかったのですが,野球に関する小説だと言うことで買いました。

 主人公の山田王求(やまだおおく)は,プロ野球チームの仙醍キングスの熱烈ファンの両親のもとで,仙醍キングスの名選手だった南雲慎平太が亡くなった時に生まれ,野球選手になるべく英才教育をされ,打率9割を越す選手となりました。

 主人公が生まれる時のからの,0歳から3,10,12,13,14,15,17,1821,22,23歳のストーリーが語られる。

 現実の世界に不思議な現象がプラスされ,伊坂さん自身が“誰も読んだことのないような伝記を書いてみました”と語っているように,ちょっと変わった感じの小説になっています。

 小説の中でプロ野球の仙醍キングスは,万年最下位で,オーナーもそれで満足しているチームですが,現実の楽天イーグルスは,昨日も西武に勝って,2位のホークスに0.5差迫り,明日からの4連戦で,今年の雌雄が決まる状況です。

 伊坂さんは,多くの作品で仙台を舞台にしている理由について「(自分が住んでいる町なので)嘘がつきやすいから」と語っています。

 次も仙台を舞台にした,2008年本屋大賞受賞と第21回山本周五郎賞を受賞した作品である「ゴールデンスランバー」を読んでみようと思います。

 『あるキング』

第37回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン

2009年09月27日 19時24分16秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 今日は,利府ゴルフ倶楽部で行われた『第37回ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン』に行って来ました。

 最終組の“横峯さくら”“上田桃子”“有村智恵”の3人にずっと付いて見ていましたが,3人とも大崩することなく,フェアウェイに打ち込む時は3人のボールが並んでいることも多く,その技量が近寄っている感じがしました。

 最終組の有村さんだけが,最後まで攻めのゴルフをする中で,ミスを最小限にしていましたが,最終18番ホールのティーショットが,滝のある池に打ち込んだかと心配しましたが,何とかクリアして,深いラフからのショットもナイスショットで,桃子ちゃんに2打差を付けて優勝しました。

 インタビューを聞いて初めて分かったのですが,彼女は藍ちゃんの東北高校の後輩で,藍ちゃんがこの試合で優勝していた時,ギャラリーとして見ていて,‘いつかこの舞台で自分も優勝したい’と思っていたそうで,また,‘この試合を自分のメイン’と決めていたそうで,その念願がかなった有村さんは,涙を流していました。

 見ていて思ったのですが,最終日なので彼女たちも疲れていると思いましたが,最終組の3人は,最後までフォームも乱れることもなく,その体力と気力に感服しました。

 人気の“上田桃子”“横峯さくら”に東北高校出身の“有村智恵”という最終組を凄い数のギャラリーがついて回る様は,女子ゴルフの人気の凄さを知らされました。

 一番良かったのは,ティショットをする時に,周りのギャラリーは当然話を止め,足を止めるので,聞こえるのは虫の声だけなのには,感心しました。

 一番のショットは,最終18番の横峯さくらのセカンドショットで,2打でグリーンを捉え,楽々バーディを取ったショットが最高でした。
 また,他の選手がショットする時,ギャラリーが五月蝿いと,横峯さんだけが,自ら手を挙げて注意していて,その姿にフェアプレイ精神と彼女のゴルフに対する気持ちを見た気がして感動しました。

 利府ゴルフ倶楽部の入口


 6番ホールを山の上から望む


 有村さんが打ち込みそうになった18番ホールの滝

『月うさぎ』

2009年09月23日 19時33分00秒 | ある日の麺喰
 仙台の定禅寺通り沿いにある『月うさぎ』に行って来ました。

 入り口からはいると,蕎麦屋さんと言うよりは,おしゃれなイタリアンレストランか,小じゃれたカクテルバーみたいな雰囲気で,店の窓には定禅寺通りの緑が一面に輝いていました。

 頼んだのは,“手打ち蕎麦セット”で,蕎麦は,更科と二八そばの2種類から選べますが,今回は,ツルツルと食べられる更科蕎麦で頂きました。

 蕎麦は,白っぽくてのど越しの良い更科蕎麦で,かやくご飯とつきだしも付いていて,おいしい汁とも相まって美味しく頂きました。

 食後にコーヒーと,雑誌のクーポンを持って行ったので,抹茶アイスをオマケに頂いたのですが,このアイスはボリュームもあり,甘さも程よくてこれも美味しく頂きました。

 実はこの日は,ジャズフェスの2日目の日曜日と言うこともあり,頼んでから蕎麦が出てくるまでに,1時間くらいかかったのが残念でした。(普通の日は違うと思いますが・・・。)

 『月うさぎ』の看板


 『月うさぎ』の内部から定禅寺通りを望む。ジャズフェスの人の流れを見ていました


 手打ち蕎麦セット(900円)


 オマケの抹茶アイス美味しかった
 

泉区の秋の“ひまわり”

2009年09月22日 19時30分17秒 | 花々
 昨日,TVで特集してた泉区の免許センター近くにある『ひまわりまつり』と書いた看板がある所で,“ひまわり”を摘み取りに行って来ました。

 “ひまわり”を抱えるだけ取って300円という事なのですが,秋咲きの小さな“ひまわり”をたくさん摘み取ってきました。
 TVの影響なのか,摘み取りに来た人や写真だけ撮りに来た人など,行った時は20人位いました。

 何でも土地を所有している6人が,休耕田を利用して,地区の皆さんに楽しんで貰うために,植えているそうで,春には菜の花も咲かせているそうです。

 ひまわりまつり(その1)


 ひまわりまつり(その2)


 ひまわりまつり(その3)


 ひまわりまつり(その4)


 ひまわりまつり(その5)

『ニューエレガンス』(京都イノダコーヒー取扱店)

2009年09月21日 20時37分00秒 | 日々の出来事
 仙台の「壱弐参横丁」にある,京都の“イノダコーヒー”を楽しめる『ニューエレガンス』に行って来ました。

 京都イノダで焙煎したコーヒーを飲めるのは,東北では,『ニューエレガンス』だけだそうで,“イノダコーヒー”は,作家池波正太郎さんが,贔屓にしていたくらいの有名店です。

 私が,25年位前に京都の友達の所に行って時に,連れて行った貰ったのが“イノダコーヒー”で,その時飲んだコーヒーの美味しさに感動さえ覚えてものです。

 今回飲んだのが,イノダブレンドコーヒー(680円)で,熱々の容器に入れられたちょっと酸味があるコーヒーは,昔飲んだ美味しさを思い出させる味でした。

 注文の時から丁寧で,帰りはドアを開けて見送ってくれ,全ての動作が何となく癒される空間を作っていました。
 最近は,大手コーヒーチェーン店で飲むことが多かったのですが,久しぶりに本当の喫茶店の良さを再認識しました。

 イノダブレンドコーヒー


 『ニューエレガンス』の看板

『東洋軒本店』

2009年09月20日 21時02分37秒 | ある日の麺喰
 仙台の東北公済病院近くにある『東洋軒本店』に行って来ました。

 こういう中華料理店は,ちょっとは入りづらいのですが,入ってみれば,ランチタイムは,結構良心的な値段で食べられるものです。
 今回も,今日のランチは,もやしラーメン+炒飯+エビチリで750円とお得なセットと五目ラーメンを頼みました。

 もやしラーメンは,醤油ベースのあっさりしたスープで,シャキシャキしたもやしも歯ごたえが良くて,美味しく頂きました。
 中華料理屋さんなので,当然ですが,半チャーハンも本格的なもので,満足でした。

 五目ラーメンも色々な食材が入っていて,もやしラーメンのスープよりは,もう少し濃厚なスープで,こちらは本格的な中華味で,こちらも美味しく頂きました。

 『東洋軒本店』というなのとおり,支店が上杉と木町通にあるそうです。

 『東洋軒本店』の外観


 五目ラーメン


 Bランチ(もやしラーメン+炒飯+エビチリ)750円

『食事処 味久』

2009年09月19日 20時32分50秒 | 栗原での出来事
 栗原市一迫の国道398号沿いにある『食事処味久(あじきゅう)』で,ランチを頂きました。

 『味久』は,ラーメン,ソバ,うどんからトンカツまで何でもある大衆食堂ですが,今回は,日替定食(900円)を頂きました。
 今日の日替定食は,焼き肉,唐揚げ,フライに卵が付いていて,毎日少しづつ内容が違うそうです。

 カラッと揚がったフライや唐揚げに盛りの良いご飯と生卵も付いていて,ボリュームたっぷりの定食でした。

 『味久』の外観


 日替定食(900円)


 おかずのアップ


 メニュー

『第19回定禅寺ジャズフェスティバル』第2日目

2009年09月13日 19時41分04秒 | 日々の出来事
 今日は朝から昨日とは打って変わって良い天気なので,ジャズフェス2日目に出陣しました。

 アジュール仙台前の“ESPERANCA”と言うサンバ,ボサノヴァを聴かせてくれるグループで,フルートが抜群に上手くて,本場ブラジルらしさを満喫できました。

 花京院スクエア前のビックバンドの演奏を聴きながら,錦町公園の広場のジャズコンボ“MBB”さんの演奏を聴き,勾当台公園滝前で演奏する“Blue Traffic”を聴きました。

 円形公園に移動すると「愛と勇気とpi-funk!」をテーマにハチャメチャなパフォーマンスを繰り広げるバンドですが,バックバンドの確かな素晴らしい演奏技術にも感激しながらも,漫才的なパフォーマンスに最後まで笑いっぱなしで,楽しい時間を過ごしました。

 虎横入口で,“仙台三線愛好会みやらび会”の沖縄ソングに耳を傾け,電力ビルグリーンプラザで“JUN”さんの素敵なジャズ風クラッシックのピアノに感心しながら,ファーストタワーでビックリしました。

 アコーディオンの弾き語りをする“matzo”さんは,他では見ても聴いたこともないスタイルの演奏に,立ち止まって聴き入ってしまいました。

 2日目に最高に興奮したのが,七十七銀行本店前で演奏した“HYDRA”さん達のオールTOTOの曲の演奏は,レコードに忠実で,ピアノやキーボードの卓越した演奏が素晴らしく,最初から最後まで聴き入って,あっという間に30分が過ぎてしまい,「アフリカ」や「99」もやって欲しかったなあと思いました。

 その後は,仙台駅のマークワン1階で昨年に続き“Dash♪”さん達の素敵で元気なコーラスを堪能しました。
 昨年よりさらにパワーアップした感じで,30分間一気に歌い上げてくれました。

 最後に帰り際にペデストリアンデッキで一昨年,初めて耳にした“KUMAS”さんの演奏を聴きました。
 改めて今年,最初から最後まで聴かせてもらいましたが,曲作りや菅田さんの声のせいもあるのでしょうが,石川セリの初期の曲作りと似ていて,私には郷愁を呼び起こす歌声で,今年はますますKUMASファンになってしまいました。
 亡くなったお祖母さんの家にあったイチジクの木を歌った曲は良かったです。

 “Esperanca”さんの,フルートは最高!


 “Sweet Little Soul”


 “Pineapple Dandy”さんの,パフォーマンスは最高でした


 “Jun”さんの,クラシカルな演奏


 “matzo”さんの,アコーディオンの弾き語りは凄い


 “HYDRA”さんの,演奏には,鳥肌が立つくらい感激してしまいました


 “HYDRA”さんの,女性ボーカルも凄い迫力でした


 今年はさらにパワーアップした“Dash♪”さん


 “Dash♪”さんの,伸びやかな歌声は素敵でした


 “KUMAS”さんの,素朴で素敵な演奏に感激しました

『第19回定禅寺ジャズフェスティバル』

2009年09月12日 21時14分55秒 | 日々の出来事
 今年も恒例の『第19回定禅寺ジャズフェステバル』に行って来ました。

 仙台の街中に,ジャージーな曲と雰囲気に包まれて,素敵な空間が出来ていました。
 今日は,雨の天気予報でしたが,曇り空で,何とか天気は持ちそうだったので,ホッとしました。
 
 仙台駅に着いてペデストリアンデッキで演奏している“海千山千”さんをまず聴きました。
 優しい声とアットホームな音作りをしていて,2本のギターとパーカッションのやりとりに,楽しく練習し,演奏しているのが感じられましたが,1人の方のギターの電池が無くなったのは,残念でした。
 “海千山千”とジェズフェスの看板


 “海千山千”


 家族的な暖かく優しい演奏を聴かせてくれた“Giga tones”ですが,メインのフルート演奏は,聴く者を楽しくさせるもので,通り過ぎようとしていたのですが,足を止めて聴き入ってしまいました。
 “Giga tones”


 次にアジュール仙台に移動し,モンゴル衣装に身を包んだ女性が,唄い馬頭琴を演奏する“フルハシユミコ+”の演奏を聴きました。
 初めて生で聴く馬頭琴の素朴な音色は,悠久のモンゴル草原を思い起こさせるような感じで,確かな演奏テクニックと相まって,聴く者の心を捉えていました。
 “フルハシユミコ+”


 今回楽しみにしていたバンドの1つである“The Free House Band”を聴くために円形公園に移動しました。
 昨年初めて聴いたこのバンドの女性のツインボーカルは衝撃的で,今年も迫力ある歌を聴かせてくれました。
 昨年は,途中から聴いたので,2人のボーカルを支えるバックの演奏者の技量が半端でなく素晴らしいことに,今年気づきました。 
 野外でこれだけの演奏を出来ることは衝撃的で,夜の部にももう1度出るということなので,楽しみですね。
 “The Free House Band”


“The Free House Band”(その2)


 定禅寺通りのメインスティージで魅力的なボーカルを聴かせてくれた“牛嶋としこバンド”は,成熟した大人の魅力を確かな演奏力と共に素晴らしかったです。
 “牛嶋としこバンド”


 演奏している2人が誰より楽しんでいる感じで,一番町通りに笑いと喝采が交互に起きていました。
 “Peking Duck”


 近くに行くと観衆と一体化した感じで,通りは凄い盛り上がりを見せていました。これが,ジャズフェスの醍醐味なんでしょうね。
 “フロミズワンダーズ”


 おおまち空中ステージは,毎年歌だけで勝負するグループが演奏しますが,今年も素晴らしい歌声を聴かせてくれました。
 “The Zircoins”


 今年も来てくれました“松本林”さん,テントに入れない長身の松本さんは,雨が降ったらどうするのだろうと,心配しながら聴いていました。
 さらにテクニックが進化しているメロデアスラスゲアード奏法は,今年もまたまたジャズフェスに来た人の心をガッチリ掴んでいました。
来年は,勾当台公園や円形公園で演奏してくれれば嬉しいですね。テクニックはもちろん,長身の松本さんが,あの風景にばっちりなじむようなので。
 “松本林”(その1)


 “松本林”(その2)


 “松本林”(その3)


 ヴォーカルの方の心温まる歌に嬉しくなりました。
 “Route8464”


 英国人の楽しいヴォーカルとそれを支える女性のバックミュージシャンとの演奏がとても楽しい感じでした。
 “MOOMNIN&CO.”


 やっぱりいました。お洒落犬

“湯浜温泉”&“小安温泉”

2009年09月06日 19時46分44秒 | 栗原での出来事
 栗原市花山の秋田県境にある“湯浜温泉”は,10月1日に秋田県側から入れるようになるのと,許可車両だけですが,宮城県側からも入れることになるので,昨年の地震から1年4ヶ月振りに営業を再開するようです。

 とても残念な事に花山には,“湯ノ倉温泉”と“湯浜温泉”が「ランプの湯」として,全国的に秘湯として有名だったのですが,“湯ノ倉温泉”が地震によりできた自然ダムにより流出してしまったので,残ったのは,“湯浜温泉”だけになりました。

 電気も電話もないこの“湯浜温泉”が,再開されると言うことは,栗原の復興が始まったと言うことで,これから色々な温泉やお店が再会し,繁盛して,復興が進んでいくことを祈ります。

 “湯浜温泉”から秋田県境を過ぎると,昨年10月に完成した新しい国道398号が出来ていて,そのうちに人家が見えてくるのですが,そこが“小安温泉”で,昨年の地震の被害は少なかったので営業はしているのですが,宮城県からのお客さんが減って,経営は大変なようです。

 国道398号の旧道にある『日本一小さい牛乳博物館』と言うお店に寄ったのですが,サービスに頂いて牛乳がこれは凄く美味しくて,ソフトクリームも濃厚な味で,今まで食べたこと無い位美味しかったです。

 霧に霞む“湯浜温泉”


 湯浜洞門から見る“湯浜温泉”


 “小安温泉”の足湯


 足湯


 牛乳工場


 おいしいソフトクリーム