気ままな歳時記

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『レッドクリフ』(赤壁の戦い)

2009年01月01日 20時02分10秒 | ときどき,映画
 今日,‘映画の日’で遅らばせながら,『レッドクリフ』を見て来ました。

 巨匠のジョン・ウー監督が,100億円を投じて作り上げた歴史アクション大作で,中国の「三国志」を基に『赤壁の戦い』を戦う男たちの壮大なロマンと陰で支える女性たちの姿も描いた映画で,「三国志」の時代は,中国の後漢時代の黄巾賊の乱から三国が群雄割拠する時代(西暦168~265)のことで,この『赤壁の戦』は,漢王朝が衰えた西暦208年の戦いです。

 この戦いを境に三国(魏呉蜀)と言うのは,黄河流域の‘魏’,揚子江流域の‘呉’,四川の‘蜀’の三国で,この三国を建てた曹操,孫権,劉備生涯とその周囲の雄の物語が「三国志」です。

 日本で,「三国志」が人気があるのは,吉川英治の「三国志」の影響で,私も若い頃読みましたが,登場人物が皆,活き活きしていて,すっかり吉川英治に,はまったのを覚えています。

 吉川英治の本でもまだ難しい人に人気だったのが,横山光輝による「三国志」で,全60巻の長編で「鉄人28号」で有名な横山光輝による歴史漫画が,一番読みやすい「三国志」だと思います。

 映画は,長すぎるために,“PartⅠ”と“PartⅡ”に分かれているのですが,“PartⅠ”はプロローグといっていい感じで,凄く物足りなさを感じましたが,“PartⅡ”を見てから判断を下すべきだと思いました。

 吉川英治の「三国志」を読んで,その頃の時代背景を想像して楽しんでいましたが,小説が 壮大な映画になり,それを映像で見ることが出来るのは,驚きとともに喜びであります。

 今年4月に“PartⅡ”が,公開されるそうですが,諸葛孔明と周瑜の有名な軍師による知恵比べや大迫力の戦闘シーンが,とても楽しみです。

 『レッドクリフ』のポスター