気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

『ホテルコムズ仙台(旧三井アーバンホテル)』閉館

2012年11月30日 20時42分04秒 | 消える街並み
 東二番丁と定禅寺通りの交差点にある『ホテルコムズ仙台(旧三井アーバンホテル)』は,昨年の東日本大震災の影響で営業を休止していましたが,ついに取り壊しになることになったようです。

 前身の「三井アーバンホテル」の頃は,忘年会や新年会,歓送迎会で最上階にあるステーキ屋の「赤レンガ」さんを結構利用したものでしたし,光のページェントの季節は,絶景のロケーションを誇るホテルだったと思うのですが・・・。

 仙台は,震災前からホテルラッシュで,古いホテルは淘汰されて来ていたのですが,東日本大震災が決定打となり,閉館したホテルは他にも幾つか有りますね。

 「三井アーバンホテル」が開業したのが1981年だそうですから,私が社会人として仙台に戻って来た年に出来たホテルだけに,無くなるのは寂しい気持ちですが,自分の年を思うと,やはりかなりの年月が流れてしまっていることを再認識せざるを得ないですね。

 休業中のホテルコムズ仙台

松任谷由実 40周年記念ベストアルバム『日本の恋と、ユーミンと。』

2012年11月29日 20時30分03秒 | 日々の出来事
 先日発表された山下達郎さんのベストアルバム「オーパス」に続き,ユーミンの40周年記念ベストアルバム『日本の恋と、ユーミンと。』が11月20日に発売されたので,早速買ってきました。

 ユーミンは,このアルバムでオリコン1位を獲得し,1970年代~2010年代の5つの10年代連続で1位を獲得し,これは前人未到の快挙だそうで,アルバムでは徳永英明,桑田佳祐,山下達郎(3人とも1980~2010年代)が保持していた記録を塗り替えたことになります。(蛇足ですが,58歳10ヶ月でのアルバム首位は女性最年長記録)

 ユーミンのアルバムは,ほとんど持っていますが,このレコードの特典がまた素晴らしくて,一つは初回限定版のみにコンサートの模様を撮影したDVDが付くことです。(レコードでしか発売していない「アルバム」というLPだけ持っていません,ちなみに今は発売されていない,限定発売されたYUMING VISUALIVE DA・DI・DAは持っています。)

 もう一つは,2枚目のCDの最後にユーミンがミュージシャンになるきっかけになった曲「青い影」をプロコル・ハルムといっしょにアビーロードスタジオで録音したものが入っています。

 プロコル・ハルムの「青い影」は,発売当時,ジョンレノンをして「今の音楽業界で、この曲以外は聴く価値がない」とまで言っていた曲で,山下達郎さんも発売されてすぐ買って100回以上聴いた曲だそうです。

 「青い影」の原題は,「A Whiter Shade of Pale」ですが,(a shade of~=~気味なので)直訳すると“白っぽい色調”とかになるんでしょうが,“蒼白い翳り”と言う訳を見たことがあるのですが,それが一番感じが出ていると思いました。

 「翳りゆく部屋」は,ユーミンが「青い影」にインスパイアを受けたのが明確に分かる曲で,改めて聴くと,オルガンの使い方や影のある曲調や録音にそれが現れていて,「青い影」が“蒼白い翳り”という題名から「翳りゆく部屋」という曲名も連想できますね。

 収録されて45曲は全てよく知っている曲で,確かにユーミンの究極のベストアルバムになっているので,発売された週に30万枚以上を売り上げたのは当然だと思います。

 一つだけ残念なのは,私の中でユーミンのベストソングに上げられる「グッド・ラック・アンド・グッド・バイ」が収録されていないのことで,雨の日の渋谷のバスターミナルを思い起こさせるこの曲は,是非収録して欲しかったなあ。

 『日本の恋と、ユーミンと。』のジャケット


 おまけで付いていた歴代のアルバムのポスター

『寶来寿司』さん

2012年11月28日 19時59分27秒 | 日々の出来事
 石巻市のアイトピア通り沿いにあった『寶来寿司』さんは,昨年の東日本大震災の津波で一階の天井まで水が来て,お店は壊滅的な被害を受けたそうで,その後も,旧北上川に近いこともあり,石巻グランドホテルのそばに移転したそうです。

 寶来寿司さんは,再開する前は,「プロショップまるか」さん(平成24年4月16日紹介)の中でバッテラなどを提供していましたが,ようやく移転再開したそうですが,移転した場所も前はお寿司屋さんだそうで,手狭ですがなかなか綺麗で,手が行き届いている店内でした。

 頼んだのは,昼食ですが奮発して「海鮮丼(1,575円)」でしたが,震災前に「金華ランチ」として出していた物だそうで,他の店はなかなか金華ランチを出すことができないでいるそうですが,『寶来寿司』さんは,海鮮丼なので復活したそうです。

 海鮮丼の具材は全て2枚ずつあるので,結構なボリュームがあり,クジラ,マグロ,ホタテ貝,イカ,イクラ,タコなど種類も豊富で,シャリも十分に冷ましてあり,さすが石巻の老舗の寿司店だと唸ってしまいましたが,これだけ豪華で新鮮なネタで1,575円とは,頑張っていると感じました。

 「金華ランチ」には,クジラが必要なそうで,久々に美味しいクジラを頂きました。

 『寶来寿司』さんの外観


 メニュー


 海鮮丼(金華ランチ)のメニュー


 海鮮丼(1,575円)


 海鮮丼のアップ


 すまし汁のアップ

 

『三島屋』さん

2012年11月27日 20時24分05秒 | ある日の麺喰
 今日は,仙台でも積雪を観測したそうで,私の職場は多賀城なのですが,昼間にウォーキングして時も,風は強かったのですが,雪を見ることは有りませんでした。

 さて,多賀城市の多賀城高校の北側にある中華料理店の『三島屋』さんの前を通る度に気になっていましたが,なかなか入る機会がなかったのですが,今回ようやく訪れることが出来ました。

 『三島屋』さんの主人は,陳建民・建一親子の調理技術を修行された本格的な中華料理店なそうですが,メニューを見るとリーズナブルに食べられるようなので,安心しました。

 私が頼んだのは,「三島屋特製セット(1,050円)」で,このセットは“四川担々麺”“豚角煮と高菜の中華飯”“ザーサイ”“杏仁豆腐”が付いていて,本格的な味を1,050円で味わうことが出来ます。

 “四川担々麺”は,結構辛口ですが,胡麻ペーストがまろやかさを出していて,細麺によく絡み,ほどよい辛さでとても美味しいラーメンでした。

 “豚角煮と高菜の中華飯”は,半熟の卵をご飯に混ぜて食べると美味しくて,柔らかく八角の効いた豚の角煮は絶品で,すごくレベルの高い中華飯だと思いました。

 杏仁豆腐も本格的な中華飯店で食べる味で,ザーサイも市販とは違うあっさりとした味で,とても美味しかったですね。

 『三島屋』さんの外観


 『三島屋』さんの入口


 三島屋特製セット(1,050円)


 四川担々麺


 麺アップ


 豚角煮と高菜の中華飯


 中華飯アップ


 ザーサイ


 杏仁豆腐


 今日は,綺麗な月齢13.2の月でした

仙台駅のイルミネーション

2012年11月26日 20時24分11秒 | 日々の出来事
 11月もいよいよ押し迫り,今週土曜はもう12月ですので,街はもうクリスマスのイルミネーションで艶やかに飾られてきました。

 光のページェントも12月初旬に始まりますが,仙台駅周辺では,すでにクリスマス飾りのイルミネーションが飾られていて早くも年末感を醸しだしていて,仕事でもまだまだやり残したことが有るのにと,焦ってきましたね。

 仙台駅,パルコ,アエルのビルでは例年と変わることなく,イルミネーションがクリスマスの1ヶ月前だというのに飾られていて,2012年の鮮やかな冬景色を彩っていました。

 仙台駅エスパルのイルミネーション


 仙台駅パルコのイルミネーション


 仙台駅近くのアエルのブルーのイルミネーション

『下水道ふれあいフェスタ』(大和浄化センター)

2012年11月25日 21時07分23秒 | 日々の出来事
 今日,大和町の東北自動車道の沿いにある大和浄化センターで『下水道ふれあいフェスタ』が開催されていたので,天気も良かったので行って来ました。

 会場に着いた時には,お笑いライブの最中で,地元テレビでお馴染みの「ストロングスタイル」さんと東松島出身の「ニードル」さんの漫才に,寒い中,会場は笑いに包まれていました。

 ライブ終了後には,ちびっこお待ちかねの「仮面ライダーオーズ」との写真撮影会があり,多くの子供たちが撮影するために並んでいました。

 下水道フェアなので,お笑いライブや仮面ライダーショーだけでなく,施設見学会や東日本大震災の下水道施設復旧状況パネル展などもあり,たくさんの人がこのフェアを楽しんだり,下水道の大切さを再確認していたようでした。

 今日は,スーパーでヤクルトスワローズのキャラクターのにも遭遇したのですが,背番号102のキャラクターはいないようなのですが,このキャラは何だったんでしょう。

 大和浄化センターの建物は,江戸時代に伊達政宗の3男のお城があったことからお城をイメージしているそうです


 壁もお城のようです


 「ストロングスタイル」さんのライブ


 「ニードル」さんのライブ


 パンダくん


 仮面ライダーオーズ


 仮面ライダーオーズの撮影会


 施設見学会のビデオ説明


 東日本大震災の下水道施設復旧状況パネル展


 水処理設備模型


 ワッキー貝山さんの下水道クイズ


 焼き鳥屋さんやたこ焼き屋さんの模擬店も出ていました


 スーパーで会ったヤクルトスワローズのキャラクター(?)

『仙台屋食堂・埠頭売店』さん

2012年11月24日 20時35分22秒 | ある日の麺喰
 県道仙台塩釜線の終点のT字路を右折して,塩釜港に向かうと倉庫や運輸関係の会社ばかり並んでいますが,こんな所に食堂なんかあるんだろうかと思っていると,茶色っぽい二階建ての店が見えたので行ってみたら,目指す『仙台屋食堂・埠頭売店』さんでした。

 メニューはなかなか個性的な物が多く,「牛肉焼きそば(850円)」「yamachanの焼きそば(700円)」「海鮮藻塩焼きそば(1,200円)」など有りましたが,その中から「豚ロースらーめん(800円)」を頼みました。

 出てきた「豚ロースらーめん」は,薄い衣の付いたロース肉,チンゲンサイ,ネギというシンプルな具で,麺は細めのもので,肉は1cm位ある厚切りで,しっかりと味が付いていて,あっさりとしてスープによく合っていました。

 ラーメンとしても麺もスープもなかなか美味しくて,確かにメインは豚肉ですが,豚肉の味付けや処理のしかたも良くて,こってりしていそうですが,結構あっさりしたラーメンで,レベルが高い感じでした。

 次回は,店内の人の多くが食べていた焼きそばを,是非食べてみたいと思います。

 『仙台屋食堂・埠頭売店』の外観


 店内


 メニュー(その1)


 メニュー(その2)


 パンフ


 豚ロースらーめん(800円)


 麺アップ


 豚ロースのアップ

『残された憧憬(あこがれ)-落書-』小椋佳

2012年11月22日 21時39分22秒 | 日々の出来事
 1974年に発売された小椋佳さんの『残された憧憬』を久々に思い出したのです,何せレコードとカセットしかないことに気付き愕然としました。

 このレコードは,聴いた当時は高校生で,ロック小僧でしたから,このまま聞き流すところでしたが,どういう訳か気になってしまい,全曲聴きました。

 ビートルズの「サージェント・ペパース~」のアルバムは,一つのレコードで一曲のようにある統一性を持ったものを「トータル・アルバム(またはコンセプト・アルバム)」と言っていた気がしますが,この『残された憧憬』もまさに,LPレコード一枚全部で一曲となっているような統一感のある作品でした。

 当時,小椋佳さんは,譜面も読めずギターも弾けなかったようで,小椋さんが自分の詩に曲を付けにくいものは星勝(ほしかつ)さんという方が作曲していたようで,このレコードのほとんどを作曲編曲しています。

 ビートルズの「サージェント・ペパース~」は一曲もシングルカットされませんでしたが,こちらは「白い一日(作詞:小椋佳,作曲井上陽水)」はシングルカットされ結構売れたので,それが同じトータルアルバムでも違うことかなあと,当時真剣に考えていましたが,ビートルズと比べる自体がちょっと可笑しかったのかもしれませんね。

 「落書Ⅰ」から始まり「落書Ⅷ」で終わるこのアルバムは,一曲一曲でも「白い一日」「野ざらしの駐車場」「糸杉のある風景」「残された憧憬」など素晴らしい曲なのですが,全編を統一感を持ってアレンジしてあるので,聴き始めると全部聴くことになってしまいます。

 このレコード全編に流れるクラシカルでナイーブな旋律に心を奪われた当時,多感であったのは確かで,ロックばかり聴いていたのですが,このアルバムやデビューしたての荒井由実の「ひこうき雲」を聴いて感動していました。

  荒井由実の「ひこうき雲」についても次回,お話が出来ればと思います。

 『残された憧憬』

『モラトリアムな季節』熊谷達也著

2012年11月20日 20時28分46秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 平成23年9月22日に紹介した「七夕しぐれ」の続編である熊谷達也の『モラトリアムな季節』を読みました。

 「七夕しぐれ」に続編があることを知らなかったのですが,このブログへのコメントで知り,早速読んだのですが,主人公の和也(著書の達也氏か?)は大学受験に失敗し県北の登米町(とよままち,現在の登米市登米町)から仙台に予備校に出てくるところから物語は始まります。

 浪人を始めたのが仙台市電がなくなった春と言うことですから,昭和51年4月からの3年間の物語で,小学5年の時の同級生のナオミとライブ会場での劇的な再会,そして高校時代の彼女の加代子との別れが話の中心になっています。

 仙台のロック喫茶「ロビンフット」は,きっと「ピーターパン」のことだと思うのですが,この時期は私は仙台を離れていたので,そんな喫茶店があったのかもしれません。

 高校から大学の多感な時期が描かれていて,自分の人生へ投影してみながら,懐かしくもあり恥ずかしくもあるそんな小説ですが,仙台が舞台なので,ついついその場所や店を想像してしまい,本の内容よりまた,場所探しに没頭してしまいました。

 最後まで分からなかったのが,和也が小学生の時住んでいたO町は,広瀬川沿いのコンクリートの護岸があると,ここで,国道が近くを走っている橋はS橋,仙台駅から歩いて行くことが可能,というヒントがあります。
 
 このヒントから実名だとすると,歩いて行ける範囲で考えると,国道のS橋は千代大橋(せんだいおおはし),近くのH橋は広瀬橋だと思うので,O町は広瀬橋付近だと推測されるのですが,その付近にO町という地名は見当たらないですね。

 はじめは,O町は大町や大手町と思ったのですが,国道が近くを走っていないし,S橋に該当する橋がない(大橋,仲ノ瀬橋,評定河原橋,御霊屋橋),そして今回の物語でO町を訪れた後に,仙台駅前から西に向かうという記述が出てきますが,大町や大手町だと,駅から西にあるので,“西に向かう”のではなく,また“戻る”という表現になると思うので,違う気がしますね。

 O町が何処かを考えると寝れなくなりそうなので,考えないことにしていますが,どうも気になります。

 O町を分かる方いたら是非教えて欲しいですが,小説の中には実名と違うものも出てきますので,実は,フィクションだとすると悩むだけ無駄な気がしますが・・・。やっぱり,気になるなぁ。

 『モラトリアムな季節』熊谷達也著

『東京とんかつ』

2012年11月19日 20時19分08秒 | 日々の出来事
 仙台駅前の旧仙台ホテル跡にあるEDENの中に入っている『東京とんかつ』さん。

 頼んだのは「ヒレカツ定食・中(829円)」と「カキフライ定食(829円)」でeチケット持参だったので100円引きで食べることが出来ました。

 出てきた「ヒレカツ定食」は,大きめのヒレカツが3枚入っていて,衣はちょっと立っているサクサクしていて,肉も軟らかくボリュームが満点で美味しくて頂きました。

 付いていた浅漬けのダイコンとキュウリもあっさりしてボリュームもあり,シジミの味噌汁も美味しくて,これで729円(チケット利用)はCPがかなり高く満足のいくランチでした。

 カキフライは,残念ながら広島産の牡蛎でしたが,5個も入っていて,こちらもこれで729円(チケット利用)という値段であれば,大満足のランチでした。

 他のとんかつ専門店に比べて,特別に美味しいということではないのですが,立地条件や値段を考えるとなかなか健闘して頑張っている店だという感じを持つと共に,お店の接客担当の女性のテキパキとした丁寧な対応振りに暫し感心しました。 

 『東京とんかつ』さんの外観


 メニュー(その1)


 メニュー(その2)


 カキフライ定食(829円)


 カキフライのアップ


 ヒレカツ定食・中(829円)


 ヒレカツのアップ


 浅漬け