気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

『ニューイヤーズ・イブ』

2011年12月30日 20時43分13秒 | ときどき,映画
 『ニューイヤーズ・イブ』とは,そうです日本で言えば大晦日ということでしょうが,日本では,「ゆく年くる年」的な,厳かで静かに新年を迎え,そして,初詣をして新しい年の願い事をするというのが定番ですが,ニューヨークでは,1904年から続くタイムズスクエアのカウントダウン・イベントで最高に盛り上がるのが,アメリカ人の大晦日なのでしょうね。

 そのイベントを色々な気持ちや状況で迎える8組の男女のストーリーが描かれていて,死期が迫った我が儘な老人(ロバート・デニーロ,自分のステージで1年振りにあった男女(ジョン・ボン・ジョヴィ),仕事一筋だった女性の目標を全て叶えてあげようとするメッセンジャーの青年,新年ちょうどに赤ん坊が産まれ賞金を稼ごうとする二組の男女など,8つのエピソードが並行して描かれます。

 「プリティ・ウーマン」「バレンタインデー」を作ったゲイリー・マーシャル監督が作ると,8つのエピソードを1つも飽きさせることなく,描き切っていて,日本映画ではなかなかこのように上手く撮れる監督は,いない気がします。

 ロックスターのジェンセンを演じるのは,あのボン・ジョヴィは,2度も平手打ちを食らいますが,彼はこの映画ので一番盛り上がる場面で,オーティス・レディング「I Can't Turn You Loose」とジョン・ハイアットの「Have A Little in Me」を歌い上げますが,私的にはこの場面がこの映画の一番の魅力的で最高の場面でした。

 エレベーターで閉じこめられた男女の話も,ドラマではありがちな感じですが,何故か少しずつ引き込まれていきましたが,タイムズスクエアのイベントを担当するプロデューサーのサポートをする警察官が気にかかりました。

 この映画のタイトルは『ニューイヤーズ・イブ』で,大晦日というか,年末に観るのに相応しい,素晴らしく楽しい映画に仕上がっていて,良い気持ちで年を越せそうな気持ちになりました。

 あまりこの映画に関係ないのですが,タイムズスクエアの広告が‘東芝'と‘TDK'だったのが何故か印象に残りました。

 『ニューイヤーズ・イブ』のポスター


 ニューヨークのタイムズスクエア


 映画の一場面(その1)


 映画の一場面(その2)


 ボン・ジョヴィ

喫茶店『むぎ』

2011年12月29日 19時57分00秒 | 日々の出来事
 前回「喫茶たいむ」さんを紹介しましたが,旧市役所通りの石巻小学校向かいにある喫茶店『むぎ』さんが,12月21日から営業を再開したと聞いたので行って来ました。

 かなり前になりますが,石巻シーサイドマラソンが,石巻小学校を出発地点としているので,走り終わった後に『むぎ』で飲み物を頂いたものです。

 喫茶店のママは,“今回の東日本大震災の津波は,旧北上川の川底が半分くらいしか下がらなかったので,50年前のチリ地震津波(1960年)では,川底がすっかり見えたのに,膝下くらいまでしか津波が来なかったので,今回は大したことではない。”と思っていたそうで,日和山に登る途中の坂から見ていて,車がプカプカ浮いて流されている様子が現実のものとは思えなかったそうです。

 お店は,2m位の津波に襲われ,メチャクチャになったそうですが,震災直後は自衛隊の方に,その後は,ボランティアの方に泥出しや店の内装まで手伝って貰ったそうで,こうやって店が再開できるのは,自衛隊の方とボランティアの方のお陰だとしみじみ話しをしていました。

 店内は,マスター手作りの飾り棚やメニュー表が健在で,店の中も震災直後からの泥出しや清掃のお陰で,昔を思い出させる作りが残っており,頼んだカフェオーレー(360円)は,コーヒをサイフォンで入れてくれ,牛乳も鍋で温めてくれるなど,老舗の喫茶店という雰囲気がありました。

 また,石巻の老舗の喫茶店が復活し,地元の方やボランティアの方も喜んでいるようで,旧市役所通りも少しずつですが,再開する店が出てきてるのは喜ばしいことですね。

 喫茶店『むぎ』の外観


 メニュー表


 コーヒーサイフォン


 カフェオーレー


 マスター&ママ


 旧市役所通り

『喫茶たいむ』

2011年12月27日 20時11分38秒 | ある日の麺喰
 石巻の国道398号の内海橋手前にあった『喫茶たいむ』さんが,10月からアイトピア通りと旧市役所通りの境の交差点付近でお店を再開したそうです。

 この周辺の惨状を見ていると,「旬彩料理かぐら」さん,「蛇の目寿司」さん,「割烹滝川」さんなどはまだ,店が閉まったままですが,『喫茶たいむ』さんは,よく再開したなあという感じです。

 お店では,‘カレーセット’,‘ナポリタンセット’,‘ピラフセット’は全て美味しいコーヒーが付いて650円という値段なので,カウンター席5席と奥のボックス席しかない店内は,地元の方やボランティアの方などで混雑していました。

私は,喫茶店の定番の ‘ナポリタンセット(650円)’を頼んだのですが,出てきたナポリタンのボリュームがあることと,ごろごろと入ったハムと濃厚なケチャップ味が正に昔ながらの喫茶店の味で,美味しく頂きました。

 いっぱいずつ丁寧に入れてくれるコーヒーは,優しい味でトゲがない美味しさで,ママの人柄がコーヒーに出ている感じでした。

 内海橋付近にあった店は,全て津波に流されてそうですが,当日津波警報が出てから日和山方面に逃げて,津波を全然見なかったそうで,次の日に,津波に破壊された街を見て呆然としたそうです。

 アイトピア通りも再開する店はまだまだ多くありませんが,老舗の喫茶店が復活してくれることは,地元の方が何よりも喜んでくれていることを実感しました。

 『喫茶たいむ』さんの外観


 メニュー


 ナポリタン


 コーヒー


 『喫茶たいむ』のママ

Merry Christmas!

2011年12月25日 20時30分48秒 | Sweets!お菓子
 今日は,クリスマスですが,街中はイブが終わってすっかりクリスマス気分が抜けた感じですが,家でクリスマスケーキを頂きました。

 今回購入したのは,仙台駅2階にある『FLO・フロプレステージュ』さんと言う店で,初めてなのでどういう味か心配でしたが,いつも人が並んでいるので期待して食べました。

 チーズケーキがスポンジに入っているので,クリームはあっさりしているのですが,濃厚な感じに仕上がっていましたが,中央にドッサリと乗ったイチゴも美味しく,大人向きのクリスマスケーキでした。

 クリスマスと言えば,トナカイですが,今日,石巻の立町地区で鹿の縫いぐるみを着た人達を見かけたのですが,その中に見たことある着ぐるみというかユルキャラを見つけました。

 それは,奈良平城遷都1300年のイベントのキャラクターだった「せんとくん」で,昨年奈良に行った時は見ることが出来なかったのですが,何と,石巻で見ることになるとは,ビックリでした。

 『FLO・フロプレステージュ』さんの外観


 クリスマスケーキ


 中央のイチゴ


 せんとくんと鹿たち


 せんとくん

『伊集院静』さんのサイン会

2011年12月24日 20時14分24秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 今日,イービーンズで『伊集院静』さんのサイン会があるというので,仙台に行って来ましたが,今回の伊集院さんの新刊は,自身初の推理小説の「星月夜」という題名の本です。

 サイン会は,伊集院さんが‘こんな日(クリスマスイブ)にサイン会をやろうと言ったのはこの人達(出版社の人を指して)ですよ'言って,始まりました。

 伊集院さんは,一人一人と,‘どこからいらっしゃったのですか?'‘震災の時は大変でなかったですか?'とかお話をしながら,一冊ずつ丁寧にサインをしていました。

 サイン中は,ユーモア溢れる会話で,サイン会場は笑いが絶えず,‘家内は東京駅まで行くけど,私は風情があるので上野駅で降ります。カラオケでも「ああ上野駅」を歌いますから。'‘新幹線では「こまち」に乗ります。'とか,伊集院さんの一面が良く出たサイン会で,とても良い気持ちで会場を後にしました。

 伊集院さん渾身の推理小説の「星月夜」を,明日から読むのが大変楽しみになりました。

 サイン会の会場


 サイン会のポスター(告知)


 伊集院さんのサイン(金のマジックで書いて頂きました)

『粟野蒲鉾店』復活

2011年12月23日 19時59分45秒 | 日々の出来事
 8月13日に石巻を訪れたときはまだ,営業を再開してなかった老舗の『粟野蒲鉾店』さんが9月12日に復活したと聞いたので,早速,旧市役所通りにある本店に行ったのですが,まだ‘笹かまぼこ(168円)'だけの販売だそうですが,買ってきて食べてみました。

 20年以上前は,勤め先の石巻の人のお土産といえば,必ず『粟野蒲鉾店』さんの‘笹かまぼこ'で,3時のおやつの時間に醤油も付けずそのまま食べると,ふっくらとして甘みのある‘笹かまぼこ'で,どちらかといえば,お茶菓子になるような味だった気がします。

 石巻の中では,「粟野」,「三木屋」,「白謙」が老舗の美味しい蒲鉾屋さんであり,個人的には,実がしっかりした感じで,硬さも丁度良くて美味しい「三木屋」さんの‘笹かまぼこ'が一番好きだったのですが,残念ながら何年か前になくなってしまいました。

 TV等の宣伝の影響や仙台での販売拡大などもあるのでしょうが,石巻の蒲鉾といえば」,「白謙」さんが一番有名で,今回,「粟野」さんと「白謙」さんの‘笹かまぼこ'を食べ比べてみたのですが,甘くふっくらした感じだったと思っていた「粟野」さんよりも「白謙」さんの方が甘みを感じました。

 しかし,どちらも美味しい‘笹かまぼこ'で,仙台育ちの私は,仙台で有名な蒲鉾屋さんの物しか食べたことがなかったので,石巻の蒲鉾の美味しさには驚いたもので,今では,笹かまぼこは,石巻の物しか食べなくなりました。

 石巻特産の蒲鉾の老舗の1つである『粟野蒲鉾店』が復活したことは,石巻の復興の足音を1つ聞いた気がしました。

 8月13日の粟野蒲鉾店さんの状況


 復活した粟野蒲鉾店さんの外観


 粟野蒲鉾店さんの笹かまぼこ


 白謙蒲鉾店さんの笹かまぼこ

『ミッション インポッシブル(ゴースト・プロトコル)』

2011年12月21日 19時27分35秒 | ときどき,映画
 年末の超話題作としてテレビやマスコミで大々的に宣伝をしている『ミッション インポッシブル(ゴースト・プロトコル)』を,観て来ました。

 ブダペスト⇒クレムリン(モスクワ)⇒ドバイ⇒ムンバイ(インド)とめまぐるしく場所が変わり,特にドバイの全高(尖塔高)828.mで世界一の高さを誇る「ブルジュ・ハリファ」での壁面を昇ったり走り回ったりするシーンは圧巻で,高所恐怖症の人は背中に汗をたっぷりかくこと請け合いです。

 スパイ映画につきものの秘密兵器は,今回はコンタクトレンズカメラ,プリンター内蔵アタッシュケース,壁面を昇れる手袋などや登場するスーパーカーは,BMWの新型である6シリーズとi8が使われており,街中では,こんな凄い車に乗ってるだけで注目を浴びてしまうでしょうね。

 今回は,登場する4人のチームワークを重視した展開で,撮影の仕方も3Dでなくてもこれだけ迫力ある映像ができることを証明するような感じで,最後まで楽しめる映画とっており,見終わった後も良く,年末に観るには最高の映画でしょう。

 ミッション インポッシブルのポスター


 ブルジュ・ハリファでの場面(その1)


 ブルジュ・ハリファでの場面(その2)


 ブルジュ・ハリファでの場面(その3)


 ムンバイでの場面



『末廣ラーメン本舗 仙台駅前分店』(その2)

2011年12月19日 19時32分20秒 | ある日の麺喰
 前回平成23年6月26日に『末廣ラーメン本舗 仙台駅前分店』を訪れて,ラーメンを頂きましたが,今回はネットで評判の‘黒い焼き飯(炒飯)'を目当てで入店しました。

 焼き飯(並)は500円ですが,これだけを頼む勇気(?)もなく,ミニラーメンなるメニューもないので,「中華そば(並)+焼きメシ1/2」(980円)を頼みました。

 中華そばのスープは相変わらず黒いのですが,前回食べたよりマイルドになった気がしましたし,‘黒いヤキメシ(炒飯)'も見た目よりはしょっぱくなくて,結構美味しい炒飯でした。
 
 今回食べてみて,再確認しましたが,中華そばよりも,炒飯の方が私の好みにあった気がしましたので,次回は絶対に並盛りのヤキメシを単体で頂こうと思いました。

 『末廣ラーメン本舗 仙台駅前分店』の外観


 メニュー


 中華そば


 麺アップ


 黒い焼メシ

『第31回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会』

2011年12月18日 20時06分52秒 | 日々の出来事
 『全日本実業団対抗女子駅伝競走大会』は,昭和56年12月三重県伊勢市で男女同時開催で行われていましたが,第3回大会(昭和58年)から場所を岐阜県岐阜市に移し,女子単独で開催されるようになりました。

 第31回を迎える今大会は,3月に東日本大震災が襲われた宮城県に場所を移し,宮城県松島町をスタートし,利府~塩竈~多賀城を経て仙台に入り,仙台の中心部から長町を経て仙台市陸上競技場にゴールするコースに変更されました。

 10月に「全日本大学女子駅伝対校選手権大会(杜の都駅伝)」も開催され,大学と実業団の女子の日本一を決める大会が,奇しくも宮城県に集まることになり,これから毎年楽しみになりました。

 今大会は,花の3区と呼ばれる最長区間の10.9kmで,塩竈市水道部のある第2中継所から卸町の三和シヤッター工業までを走る区間に,日本のエースといわれる,福士加代子選手(ワコール),渋井陽子選手(三井住友海上),赤羽有紀子選手(ホクレン)が走り,デットヒートをくり広げ,私は,JR仙石線中野栄駅付近で応援をしました。

 その後,超満員の仙石線で仙台に帰り,東二番丁の七十七銀行本店前で最終区(6区)の選手を応援したのですが,1区からずっとトップを走る第一生命の田中智美選手の力強いホームや昨年の覇者の天満屋さんも意地で14位から一気に4位まで順位を戻しゴールしました。

 地元から出た日本ケミコンは,6人ぎりぎりでの参加でしたが,一区で14位につけ,その後も安定した走りで,16位でゴールしたのですが,高橋千恵美さんのような飛び抜けた選手がいると,部員も集まり,優勝争いに加われる気がしました。

 必死に走る女子の実業団の選手は,素晴らしく美しいフォームで走っていて,このように走れればと凄く参考になるホームで,下手に力負せに走る実業団の男子選手よりは,素人にとっては良いお手本になるなあと思いました。

 花の三区で第二集団を引っ張る福士加代子選手(ワコール)


 三区で第二集団に追いすがる渋井陽子選手(三井住友海上)


 三区で力走する赤羽有紀子選手(ホクレン)は,今年1月の大阪国際女子マラソンで優勝したママさんランナー


 三区で必死に前を追う正井裕子選手(日本ケミコン)


 小田切綾乃選手(愛知電機)の三区での力走


 九島麻衣子選手(新潟アルベレックスRC)の三区での力走


 渡辺裕子選手(エディオン)の三区での力走


 第一生命の応援団


 独走する第六区の田中智美選手(第一生命)


 第六区でトップに必死に追いすがる山崎里菜選手(パナソニック)と亀井久美子選手(デンソー)


 第六区で10人抜きをして追い上げる坂本直子選手(天満屋)


 六区の下山かなえ選手(ノーリツ)の力走


 TBSの中継車を仙台で見られるとは


 先導車

『ちゃきん屋(佐藤商店)』さん復活

2011年12月17日 20時51分28秒 | Sweets!お菓子
 『ちゃきん屋(佐藤商店)』さんが,12月10日(土)にオープンした「石巻立町復興ふれあい商店街」で営業を再開したとの情報を,『ちゃきん屋』の弟さんから情報を貰ったので,今日,早速行って来ました。

 「石巻立町復興ふれあい商店街」の中には,理容店,八百屋さん,パン屋さん,お菓子屋さん,電気屋さん,お弁当屋さんなど東日本大震災で被災した21店舗が立ち並んでいます。

 2008年05月16日に紹介した『ちゃきん屋(佐藤商店)』さんは,元の日赤病院付近に有ったのですが,津波により被災し,この「石巻立町復興ふれあい商店街」で復活したようで,お店では女性3人が店を切り盛りしているようで,訪れた時は最後の5個の茶巾しかなく,危なく売り切れるところでした。

 久々に食べる茶巾は柔らかく,あんこは甘さ控えめ,値段も60円のまま,以前と変わらず,とても美味しく頂きましたが,この変わらない味をこれからも続けていって欲しいと思いました。ご馳走様でした。

 「石巻立町復興ふれあい商店街」の入口


 商店街の配置図


 商店街(その1)


 商店街(その2)


 商店街(その3)


 商店街(その4)


 ちゃきん屋(佐藤商店)さんの入口


 ちゃきん屋(佐藤商店)さんの看板


 茶巾(一個60円)


 茶巾の断面