気ままな歳時記

 気ままに日々の出来事を写真で綴っていきたいと思います。

『羽生結弦選手の凱旋パレード』

2014年04月26日 21時59分34秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 ソチ冬季五輪フィギュアスケート男子で日本初の金メダルを獲得した羽生結弦選手(仙台出身)が,仙台市の東二番丁通で凱旋パレードが行われるというので,1時間ほど前から並び見てきました。

 パレードに先立ち,村井宮城県知事から県民栄誉賞の贈呈や奥山市長他から記念品の贈呈もあり,最後は羽生選手からの感謝の言葉もあり,すべての人が笑顔笑顔でいっぱいで,心から羽生選手の金メダル獲得を喜ぶパレードになりましたが,フィギアスケートの金メダルが男女とも宮城県出身の荒川選手と羽生選手が取ったことで,フィギアスケート発祥の地の宮城県としてはまた誇らしい出来事が増えました。

 その後,パレードは,青葉通りと東二番町通りの交差点から黄色いトラックの上に特設された舞台の上に,羽生選手と東北高校のフィギアスケート部他の生徒4人も同乗して,1時35分に始まりました。

 パレードは,青葉通りから仙台市役所までの約900mを30分かけて移動し,宮城県民をはじめとする県内外からのファン9万2千人が見守る中,羽生選手は始終笑顔を絶やすことなく,金メダルを掲げたり,決めポーズを披露したりと,爽やかな晴天の中で行われました。

 ソチ五輪の時の号外


 今日の凱旋パレードの号外


 村井知事から県民栄誉賞を贈呈される


 奥山仙台市長とともに


 羽生選手と村井知事,奥山市長と3ショット


 青葉通りのスタート地点での羽生選手(その1)


 凱旋パレードの時の羽生選手(その2)


 凱旋パレードの時の羽生選手(その3)


 凱旋パレードの時の羽生選手(その4)

『モラトリアムな季節』熊谷達也著

2012年11月20日 20時28分46秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 平成23年9月22日に紹介した「七夕しぐれ」の続編である熊谷達也の『モラトリアムな季節』を読みました。

 「七夕しぐれ」に続編があることを知らなかったのですが,このブログへのコメントで知り,早速読んだのですが,主人公の和也(著書の達也氏か?)は大学受験に失敗し県北の登米町(とよままち,現在の登米市登米町)から仙台に予備校に出てくるところから物語は始まります。

 浪人を始めたのが仙台市電がなくなった春と言うことですから,昭和51年4月からの3年間の物語で,小学5年の時の同級生のナオミとライブ会場での劇的な再会,そして高校時代の彼女の加代子との別れが話の中心になっています。

 仙台のロック喫茶「ロビンフット」は,きっと「ピーターパン」のことだと思うのですが,この時期は私は仙台を離れていたので,そんな喫茶店があったのかもしれません。

 高校から大学の多感な時期が描かれていて,自分の人生へ投影してみながら,懐かしくもあり恥ずかしくもあるそんな小説ですが,仙台が舞台なので,ついついその場所や店を想像してしまい,本の内容よりまた,場所探しに没頭してしまいました。

 最後まで分からなかったのが,和也が小学生の時住んでいたO町は,広瀬川沿いのコンクリートの護岸があると,ここで,国道が近くを走っている橋はS橋,仙台駅から歩いて行くことが可能,というヒントがあります。
 
 このヒントから実名だとすると,歩いて行ける範囲で考えると,国道のS橋は千代大橋(せんだいおおはし),近くのH橋は広瀬橋だと思うので,O町は広瀬橋付近だと推測されるのですが,その付近にO町という地名は見当たらないですね。

 はじめは,O町は大町や大手町と思ったのですが,国道が近くを走っていないし,S橋に該当する橋がない(大橋,仲ノ瀬橋,評定河原橋,御霊屋橋),そして今回の物語でO町を訪れた後に,仙台駅前から西に向かうという記述が出てきますが,大町や大手町だと,駅から西にあるので,“西に向かう”のではなく,また“戻る”という表現になると思うので,違う気がしますね。

 O町が何処かを考えると寝れなくなりそうなので,考えないことにしていますが,どうも気になります。

 O町を分かる方いたら是非教えて欲しいですが,小説の中には実名と違うものも出てきますので,実は,フィクションだとすると悩むだけ無駄な気がしますが・・・。やっぱり,気になるなぁ。

 『モラトリアムな季節』熊谷達也著

『井上ひさしと安野光雅 ~文学と絵画の出会い~』

2012年11月11日 21時05分05秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 2010年に75歳で亡くなった井上ひさしさんと絵本画家の特別展が仙台文学館で開催されていることは知っていたのですが,延ばし延ばしになってしまい,最終日の今日,ようやく行って来ました。

 井上ひさしさんは,仙台一高出身で,その当時の話は「青葉茂れる」で描かれていますが,その小説の中にヒロインとして戦争で疎開していて宮城県第二女子高に在学していた若尾文子さんが登場しています。

 開催されていた『井上ひさしと安野光雅 ~文学と絵画の出会い~』と題した特別展は,井上ひさしさんの本の装画や芝居のポスターの原画など描いていた安野光雅さんの作品を紹介しており,井上ひさしさんが立ち上げた「こまつ座」のポスターの原画も展示されていました。

 二人の最初のコラボ作品である『ガリバーの冒険』の絵本を,今年42年振りに安野さんの新しい押し絵で再出版されたそうで,その原画も展示されていました。

 絵本などの原画は,製本された物とは違い,少し雑な感じはしますが,色彩や色づかいが素晴らしくて,さすが原画は違うなあと感じました。

 安野光雅さんの絵本は,家人も持っていましたが,遊び心の有る繊細で精密な絵本で,絵本の中にいろいろな物語が描かれていて,じっくり見る絵本だという感じを持ちました。

 仙台文学館の入口


 仙台文学館のアプローチ


 『井上ひさしと安野雅俊 ~文学と絵画の出会い~』のポスター


 安野光雅さんの「旅の絵本Ⅰ~Ⅵ」


 青葉繁れる


 平成19年7月26日に仙台駅で演説する若尾文子さん

『むすび丸』

2012年08月29日 20時20分32秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 『むすび丸』は,平成19年に仙台・宮城デスティネーションキャンペーンのシンボルマークとして誕生したゆるキャラで,①甲冑バージョン,②祭りバージョン,③スポーツバージョンの3種類があり,平成22年には、仙台・宮城観光キャンペーン推進協議会事務局の「宮城県観光PR担当係長」に任命されました。

①甲冑バージョン:子供たちと一緒に写真に撮ってもらうのが好き。暑いのが苦手
②祭りバージョン:お祭り大好き。踊るのが好きだけど、アップテンポの曲はちょっと・・・
③スポーツバージョン:楽天,ベガルタ仙台,仙台89ERSの試合は見逃しません!

 『むすび丸』は,現在は何処に行っても人気者で,先週土曜日に「仙塩浄化センターの復活祭」で見たのですが,次の日の「石巻トリコロール音楽祭」でも見かけましたが,よーく見ると,どうも同じ『むすび丸』ではなく,復活祭で見た『むすび丸』の方が年季が入っていました。

 『むすび丸』は,忙しいときは4件ものイベントに参加するために,手分けをして出ているようで,もしかすると村井知事よりも忙しいかもしれませんね。
(むすび丸のスケジュール表⇒http://www.sendaimiyagidc.jp/musubimaru/calendar.php)

 石巻トリコロール音楽祭の①「甲冑バージョンのむすび丸」


 「甲冑バージョンのむすび丸」の後ろ姿


 少し草臥れた甲冑バージョンは明日写真をアップします

 ②「祭りバージョンのむすび丸」


 ③「スポーツバージョンのむすび丸」

Rakeさんの2ndアルバム『WONDERFUL WORLD』

2012年08月13日 20時15分06秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 Rakeさんは,仙台出身のシンガソングライターで,MONKEY MAJIKや キマグレンのTOURでオープニングアクトを務めたり,平成22年に「Fly away」でメジャーデビューを果たしました。

 東日本大震災直前に出した3rdシングルの“100万回の「I love you」”がロングヒットし,震災の影響で発売が延期されていた1st ALBUM「First Sight」が昨年6月に発売されました。

 今年になって,両A面とシングルとなる5thシングル「素晴らしき世界/大切な人」を発売し,「素晴らしき世界」が日曜朝7時から放映されているTVアニメ「宇宙兄弟」エンディングテーマに抜擢され,「大切な人」もロッテのチョコレートCMに使われるなど,人気が全国区になって来ています。

 今回出した2ndアルバム『WONDERFUL WORLD』は,「素晴らしき世界」や「100万回の「I love you」」を含む13曲が入っていて,初回限定版には,特典としてDVDが付いていました。

 そのDVDは,2012年2月にZEPP SENDAIで行われた全国ツアーの初日から「『100万回の「I love you」」他数曲,更に「100万回の「I love you」」をモチーフにロンドンブーツ1号2号・田村淳が監修した恋愛ドラマが収録されていました。

 アルバムを聴いてみて,Rakeさんの歌唱力に改めて驚嘆するとともに,多彩な曲作りが素晴らしいのですが,やはり「100万回の「I love you」」は何度聴いても良い曲ですね。

 やはり仙台出身のアーティストですから,これからも大いに応援していきたいですし,MONKEY MAJIKの様に爆発的に売れても,仙台を拠点に活動していって欲しいものです。

 『WONDERFUL WORLD』(その1)


 『WONDERFUL WORLD』(その2)


 『WONDERFUL WORLD』(その3)

『月刊佐藤純子』

2012年07月05日 19時39分41秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 今回の題名を見てすぐにピンと来た人は,かなりの読書通というか,本マニアの方とお察しします。

 この『月刊佐藤純子』は,ジュンク堂書店・仙台ロフト店で勤めていいる「佐藤純子」さんが,自分の日常の出来事をマンガ・エッセイとして描き,知人や関係者にだけ配っていたものを,第1号から第48号までの3年分をまとめたものだそうです。

 4コマ漫画風になっていますが,形にとらわれることなく,枠も大きくなったり,ギザギザになったりと自由に描いています。

 漫画はとても可愛くて,しかも特徴をよく捉えていいるので,そこに描かれている人の雰囲気がよく伝わって来ます。

 東日本大震災のことを描いている「ゆらゆら日記」も掲載されていて,当時の彼女の日々の様子が目に見えるようです。

 この他に,小説家の伊坂幸太郎氏による著者インタビューや,「一箱古本市の歩きかた」などで知られるライターの南陀楼綾繁(なんだろうあやしげ)氏による解説も収録されていて,面白い本の仕上がりになって,あっと言う間に読み(見)終えてしまいました。

 この漫画だけ見ると,佐藤さんは酔っぱらうと何処かまうことなく寝てしまうようですので,次の『月刊佐藤純子(その2)』を出版するまで,元気でいて欲しいので,お酒はほどほどに,体を大事に,今のペースでやっていって欲しいものです。

 『月刊佐藤純子』の表紙


 『月刊佐藤純子』の内容


 本を購入した時に頂いた号外,別冊「仙台ロフ子」


 佐藤純子さんのサイン

『仙台ぐらし』伊坂幸太郎 著

2012年02月18日 08時19分16秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 先週2月16日に,仙台の出版社「荒蝦夷」(あらえみし)より発売された伊坂幸太郎さんのエッセイ集『仙台ぐらし』が発売されたのですが,これは,雑誌『仙台学』に掲載されたエッセイ11編と震災後のエッセイ4編そして,書き下ろし短編「a bookmobile」が入っている伊坂さんの最新エッセイ集だそうです。

 この『仙台ぐらし』は,昨年6月の発売される予定だったのですが,東日本大震災で発売が延期され,ようやく一昨日発売の運びになったそうですが,今年は,オール仙台ロケで映画化される「ポテチ」が4月7日から仙台で先行公開され,5月12日(土)から全国で公開されるそうで,今年も伊坂さん年になりそうな予感です。

 私は,金曜日に仙台駅前アエルにある丸善に行った時に,この『仙台ぐらし』が目に付いたのですが,その表紙のビニールにサイン本と書かれたシールが貼ってあったので(中が見えない状態),期待しながら購入し,家に帰って早速見てみたら紛れもない伊坂さんのサインが入っていたので,大感激でした。

 冷静になって,家人が偶然,カフェで頂いたサイン(平成22年3月19日)と比べてみても紛れもない本物で,仙台にいるから手に入れることができるもので,値段も定価どおりで,凄く得した気分でした。(ちなみに,あと20冊くらいはあったと思うのでまだ間に合うかもしれませんよ)

 『仙台ぐらし』伊坂幸太郎著(1,365円)


 伊坂幸太郎さんのサイン

『星月夜』伊集院静 著

2012年01月24日 20時18分06秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 昨年のクリスマスイブに伊集院静さんのサインを頂いた『星月夜』は,伊集院さん初の推理小説という謳い文句でしたが,読み終わった後では,今,世の中に出ている普通の推理小説と言う感じの小説ではないという印象を受けました。

 トリックや謎を解き明かす人物など存在せず,登場人物を丁寧に描きあげ,いくつもの物語が絡み合い,結びつかない焦れったさもあり,本を読む中で頭の整理が出来ず,そして予想できないまま本を読み進めてしまいました。

 しかし,その後もどんどん本にのめり込んでいくようになり,本の残り枚数が少なくなる頃は,すっかりこの本の虜になっていて,もしかすると,普通の推理小説のように途中の話の整理や謎解きをしないのも伊集院さんの作戦なのかなと思ってくるようになりました。

 最後にスッキリとした犯人の動機や殺人の必然性の解説もないのですが,世の中で起こっている殺人事件は,実はこんなものかもしれないと思うし,とにかく読み始めてからこの本の不思議な雰囲気に包まれて,あっという間に読み終わったという感じでした。

 今後も伊集院さんは何作か推理小説的な作品を書いてくれるでしょうから,どんな風に物語を展開し,今度は,特別なトリックや特定の際だった人物が出てくるなども期待してしまいますね。

 『星月夜』

『山背の里から』(杜の都でひとり言)熊谷達也 著

2012年01月19日 20時22分37秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
『山背の里から』の目次
 ・東北を書く
 ・旅の空から
 ・杜の都でひとり言
 ・[対談]東北を語る
 ・あとがきにかえて

 一昨日,芥川賞と直木賞の受賞の発表があり,芥川賞は円城塔さん(39)の「道化師の蝶」,田中慎弥さん(39)の「共喰い」,直木賞は葉室麟さん(60)の「蜩ノ記」に決まりました。

 芥川賞受賞の円城塔さんは,東北大学の理工系出身で,卒業後大学にいたそうですが,次の年にクビになると聞いて,仕方なく経験のない作家という道に進んだという,ユニークな経験の持ち主です。

 昨日の朝のめざましテレビでは,「こんな私に芥川賞という賞をくれるのは(選考委員会は)かなりの冒険でしょう」と言うコメントをしていましたが,この「道化師の蝶」を是非読みたくなりました。

 今回紹介するのは,熊谷達也さんが直木賞を「邂逅の森(かいこうのもり)」で受賞した直後に出したエッセイ集であり,杜の都(仙台)在住ならではの視点で,マタギと同行を踏まえて書いたもの,東北各地の様々なこと(羽黒山の即身仏,松島,仙台の遊郭等々)を著者ならではの感性で綴っています。

 「邂逅の森」でマタギの松橋富治さんの波乱の人生を描いていますが,このエッセイ集で,現在のマタギの人に自ら同行し続けながら書いているものなので,あたり前ですが,説得力とリアリティがあります。

 「杜の都でひとり言」の章で勾当台公園,模型屋,市電のことなど,仙台の細かいことが綴られて,自分の減量のことなどもユーモラスに書かれていて,この本の初めからここまでは,あっという間に読み終えるとともに,もっと読みたい衝動に駆られてしまいました。

 本を読み終えて,改めて東北の奥深さや東北に住んでて良かったなあとか,身近にある東北のことを今まで知らなさすぎたなあ,と痛感するとともに,これからもっと色々な事に関心を持ちながら暮らすと,生活感が豊かになり,楽しい日々を送れるのではないかと感じさせられる本でした。

 『山背の里から』(杜の都でひとり言)


 今朝の三日月


 今日の夕陽

『伊集院静』さんのサイン会

2011年12月24日 20時14分24秒 | 宮城県に馴染みの深い人々
 今日,イービーンズで『伊集院静』さんのサイン会があるというので,仙台に行って来ましたが,今回の伊集院さんの新刊は,自身初の推理小説の「星月夜」という題名の本です。

 サイン会は,伊集院さんが‘こんな日(クリスマスイブ)にサイン会をやろうと言ったのはこの人達(出版社の人を指して)ですよ'言って,始まりました。

 伊集院さんは,一人一人と,‘どこからいらっしゃったのですか?'‘震災の時は大変でなかったですか?'とかお話をしながら,一冊ずつ丁寧にサインをしていました。

 サイン中は,ユーモア溢れる会話で,サイン会場は笑いが絶えず,‘家内は東京駅まで行くけど,私は風情があるので上野駅で降ります。カラオケでも「ああ上野駅」を歌いますから。'‘新幹線では「こまち」に乗ります。'とか,伊集院さんの一面が良く出たサイン会で,とても良い気持ちで会場を後にしました。

 伊集院さん渾身の推理小説の「星月夜」を,明日から読むのが大変楽しみになりました。

 サイン会の会場


 サイン会のポスター(告知)


 伊集院さんのサイン(金のマジックで書いて頂きました)